その演劇部は、舞台に上がらない

その演劇部は、舞台に上がらない

表現したい青春はどこにあるのか


そこはどこにでもあるありふれた部活だった。
 名門でもなく伝説があるわけでもなく、普通の実力しかない小さな演劇部だった。
 大会に本気で勝ちたいと言う人もいれば、楽しくできればそれでいいという人もいて、
 部活さえできればいいという人もいれば、バイトを優先してサボるという人もいて、
 仲のいい奴もいれば、仲の悪いやつもいる。
 ぐちゃぐちゃで、ばらばらで、ぐだぐだで
 それでも青春を目指そうとする、そんなありふれた部活。

 演劇×青春×ヒューマンドラマ 彼らの舞台はどこにあるのか

 ※別サイトにて「日和見主義だった俺が揉めすぎる演劇部で全国大会を目指したら青春すぎた」というタイトルで先行公開しております。







2件のおすすめレビュー

演劇部の揺れる青春、光と影

本作は、演劇部という舞台裏をリアルに描写し、部員同士の揺れる思惑や青春のもろさを鋭く突く点が光る。文体は淡々としているが、登場人物の声が際立ち、季節感ある情景描写が情緒を添える。
しかし会話が冗長になりがちで展開が停滞する場面が散見され、読者のテンポ感を削ぐのが残念だ。登場人物の掘り下げが不十分な点もやや散漫さを助長する。部活の内部抗争や全国大会への野望に共感できる高校生や部活動ドラマ好きには刺さるが、全体の構成にもう少し磨きが欲しい。粗さはあるが、そこにある青春の葛藤は読む価値がある。

舞台に上がらない青春部活

部活の裏側に潜む笑いと切なさが、まるで自分の高校生活を映し出すかのように感じられます。登場人物たちの自然な掛け合いと、演劇部ならではの熱い議論が魅力的です。文章はリズミカルで読みやすく、日常の何気ない風景が鮮やかに描かれ、読後に残る温かい余韻が心地よいです。また、部活紹介を巡る葛藤と成長が自然に描かれ、共感と期待感を同時に呼び起こします。仲間と悩みを共有したい高校生に特におすすめです。この作品は、青春のかすかな光を優しく照らします。ぜひ読んでみてください。

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目次

第1章 だらだら部活と部活動紹介
第2章 始まる部活と新入部員歓迎会
第3章 揉める部活と失恋大騒動
第4章 悩める部活と猛練習
第5章 過ぎる部活と決意する者たち
第6章 張り切る部活と春大会