土地神様は薔薇が好き。

土地神様は薔薇が好き。

神様だって新たな扉を開くことがある。……多分。


家の近所に、土地神を祀っている小さな神社がある。
週に一度、僕はそこの社を掃除することを習慣にしている。

ある日、姉に「何も言わずに処分してくれ」と大量の本を託された僕は、いつものように掃除をしてから本を捨てに行った。

ああ……あの時、本を一冊落としていたことに気が付いていれば──


───土地神様がこんな風にはならなかったのに……。



「こ、こういう薄い本ってどこで手に入るんかね……?」







新着レビュー

夢中になれました

気が付いたら、3章を読んでいるぐらい、没頭して読めました!
おもしろかったです!!

ピーナッツ


もっと見る≫

おすすめ作品を読み込み中です…



目次

第一幕【零】 普遍的な掃除青年の日常
【壱】 本拾うのも他生の縁
【弐】 燈台下暗く世間は狭い
【参】 人を呪わばと人が言う
【肆】 芸より趣味が身を助ける
【終】 普遍的掃除青年と土地神様の日常
第二幕【零】普遍的な掃除青年の準備
【壱】 よく学びよく遊び、よきデートを
【弐】 土地神には友少なし
【参】 十人十色、十神も十色
【肆】 一日逢わねば千秋、年単位なら?
【伍】 縁と月日の末まで長い
【終】 ⬛︎⬛︎的な掃除青年の欠落
第二幕【零】 青年達の決起集会
【壱】 転ばぬ先の鍛錬
【弐】 地の利は食欲に如かず
【参】 走り人にも鞭
【肆】 家に鼠、学校に盗ム神?
【伍】 神々にして苦あり、人間にして楽しみあり
【終】 快復青年と神様の酩酊