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学校の授業で偶然出会った音楽
それは私にとって運命の出会いだった。
二度目の運命の出会いは
商店街の入り口の小さな広場に置かれた古いストリートピアノ
嬉しくて楽しくて毎日毎日広場に通った。
毎日毎日鍵盤を叩いた。
最初はとても下手くそだったけれども……。
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多くの人命を助けるためには少数の人命を犠牲にしてもよいのか。
「トロッコ問題」をめぐる法廷での熱き戦い。
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会社員の主人公は、心身ともにやつれて苦しい日々を過ごしていた。そんな彼女は、外勤先から会社へと戻る憂鬱な帰り道で、見知らぬ少年からの視線を感じて顔を上げる。
※他サイトに掲載していた作品の再掲です
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騒がしい場所でイライラしてしまい、友達ができない俺。
どうにか克服しようと、わざと騒音環境に身を置いて慣らそうとするも、なかなかうまくいかない。
ある朝、寮が騒がしいことに耐えきれず、文句を言いに行くと――。
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お忍びで飲食店を巡り三段階の星で評価を下す記者は、とある郊外のレストランで理不尽な言いがかりで店にクレームを付ける二人組の男達と店のオーナーとのやり取りを目撃する。
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一瞬で、すべてを失った。
捏造された罪、消えた証拠、逃げ出した父。
十七歳の僕に残されたのは、落書きだらけの家と、震えながらレジを打つ母だけだった。
地元の有力者・郷田の手によって、僕は「性犯罪者」というレッテルを貼られた。
世間の悪意が、平凡な家族の息の根を止める。
住む場所さえ追われ、辿り着いた最底辺のボロ宿。
絶望の淵で、僕は終わりを選ぼうとした。
けれど、母は泣かなかった。
「掃除が必要になったわね」
母が古いトランクから取り出したのは、見たこともない衛星電話。
静かに微笑む母の背後に、世界を指先一つで設計してきた「支配者」の影が揺れる。
母の愛は、世界を滅ぼすほどに、深く、静かだった。
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「坂下さんは宝探しゲームをしたことってありますか?」
そんな意味の分からない質問から始まる意味の分からない勝負。
「坂下さん、手伝ってほしいことがあるんです。実は家の鍵を無くしたようで、お昼休みからずっと探しているんです」
「始めから普通にそう言ってくれませんか!?」
深夜一時、宝探しゲームは開始される。
「どちらが先に見つけられるか勝負しましょう」
この勝負の結末は、実は胸キュン……?
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都市伝説になりたいと思って、深夜の田んぼの真ん中で篠笛を吹いてみた。
「あの田んぼには幽霊が出て篠笛を吹いている」みたいな都市伝説を作り出してみたいと思ったのだ。
私は、毎日、田んぼの真ん中で篠笛を吹き続けたのだが……
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<2024年 Solispia Spring Short-stories のピックアップ賞を受賞いたしました、ありがとうございます!>
県警の刑事・新堂大悟は三日ぶりの帰宅の途につくが、〝至福の一杯〟を求めるも道中トラブルに見舞われて……
世間はGWだっていうのに、なかなか休息を許されない刑事の奮闘記。
運営様主催の 『Solispia Spring Short-stories』参加作品です。
掌編苦手な筆者ですが、一作だけでも挑戦しようと一生懸命書きました。
少しでもほっこりいただければ幸いです。
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「一周回ってお前のこと嫌いじゃない」
久しぶりの同窓会で盛り上がる中、声をかけてきたのは特に仲の良かった記憶のない橋立。動揺する城垣に橋立はある提案をしてくる。
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妻を早いうちに亡くし、父子家庭として一人娘を育ててきた。
男手ひとつでの子育てには困難もつきまとったが、協力も得ることができ、ついには娘が結婚することとなった。
結婚式を間近に控え、とんでもない事態が発生する。
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おちゃらけた格好の医師は、冗談みたいに真面目な表情を浮かべて、こう言った。
「愛欠乏症だね」
「……はい?」
藤滝春陽は、とある問題を抱えていた。
その問題とは、毎朝決まって涙が出るという奇妙な症状だった。
春陽は精神科にかかること決め、近所のクリニックを受診するが、診察室で彼を待っていたのは、胡散臭いおっさん――?
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ここで語るべきことはありません。
作品を読んでいただければ、それでいいです。
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電車の中で、いつもそばに乗ってくる人。その人からはバニラのような甘い香りがする。
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救急医の佐倉は「命は平等であり、選別してはならない」という信念のもと、日々救急外来に立っている。化学工場爆発事故により多数の重傷者が搬送され、医療資源が限界に達する中でも、彼は誰一人見捨てまいと治療を続ける。しかし現実は、平等を貫くことで別の命を危険に晒す状況へと追い込んでいく。極限の現場で下された、医師として、そして人としての「選択」を描く医療倫理小説。
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書店でアルバイトをする大学生の「俺」は、誰にも反応されないSNS投稿に虚しさを募らせていた。返本予定の自己啓発書を前につい吐き出した悪意ある一言が、思いがけない波紋を呼ぶ。
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残高1,800円。仕事はAIに奪われた。
「死んでもらえる? 午前中に」
妻の言葉は、殺意か、それとも――
名前を奪われたゴーストライターが、屋上で突きつけられた一冊の契約書。
読後、タイトルの意味が変貌する1300字。
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怠け者でいい加減な性格の木村は、寝坊して会社からかかってきた電話に『自分は心臓に疾患がある』などと遅刻の理由にその場凌ぎの噓を付くが、それが大きな間違いのもとだった。
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その女はやたらと人に好かれてしまう。そんなお母さんと、その娘と、ストーカーの話。
暴力描写、ふわっとした犯罪描写など。
書いたのは2019年頃でしたね。少し修正しています
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秋乃兎月様主催リレー小説
期間:2024年6月17日〜2024年6月29日
執筆背景:秋乃兎月様のXポストによる有志
ルール:1番目の執筆者がタイトルとジャンルを決定する。2番目以降の執筆者は、直前に執筆された文章を頼りに執筆。最後の執筆者が執筆を終えると全体像が明らかになる。
執筆者:執筆順、下記に記載
加賀瀬日向 様
エビフライ 様
こと。 様
ところてん 様
みそささぎ
秋乃兎月 様
猫菜こん 様
canaria 様
都鳥 様
ソーマ様
星屑拾い 様
芽雨りこ 様
備考:伝言ゲームのように繋いでいく闇鍋風小説。随所で時空が歪んだり、キャラが急変したりします。
最後に:秋乃兎月様、この度はこのような企画に参加させていただきありがとうございました。また、有志の皆様のご協力により今回のリレー小説が実現したことを大変嬉しく思います。つきましては、関係者の皆様へ御礼の意を表して挨拶とさせていただきます。
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