蛍火送り
ある夏の日、あなたと泉のほとりで出会った――。
小学5年生の灯里は、夏休みのあいだ妹の沙夜と一緒に父の田舎に遊びに来ていた。そこで初めて見たホタルに誘われ、闇夜に繰り出した先で姉妹は美しい少年・光と出会う。
少年のことが頭から離れない灯里。しかし、彼と会ったことを覚えているのは灯里だけだった――。
悲惨で壮絶な過去を持つ光との出会いをきっかけに起こる不思議な出来事たちを通して、灯里は初めての感情に気付いていく。
孤独を抱える光と、光の過去ごと救いたい灯里。それは難しいことのように思えたが、それぞれの想い合う気持ちが奇跡を起こす。
ホタルの寿命のように短くて儚い、救済と恋の物語。
新着レビュー
悲しくも美しい、不思議な夏の四日間
来たるべき夏に向けて、是非ともご覧いただきたい作品。
夏休みを楽しむ主人公・灯里と、とある孤独な少年・光との出会いから始まる、悲しくも美しい物語です。
何故、光が孤独になってしまったのか。それは本編をご覧の上で知っていただきたいですが、幼い彼が選んだ道と抱えている悲しみに胸が苦しくなりました。
そんな彼を救うべく奮起する灯里の強い想いと優しさが巻き起こした奇跡には、筆者様の透明感溢れる美しい表現も相まって、ただ感動し気づくと涙が零れました。エピローグのエピソードもお見事です。見つけてくれて本当に良かった。
ばあばの美味しそうな料理にもご注目いただきたい本作。是非多くの方にお読みいただきたいとお薦めいたします。
そして私も〝また〟会いに来たいと思います。
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