三島あかりさんへ
落雷死した彼女を地獄から連れ出す魂の冒険譚
元気にしてますか。こっちは相変わらずです。
こっちでの友人が、僕の書いたものをそちらの世界のインターネットに流してくれるようです。
あのときの小説の続き……というよりはエッセイみたいな感じだし、すぐに消されてしまうかもしれないけど。それまでに届いたらいいな。本が、小説が大好きなあなたなら、きっと見つけてくれるはず。
涯てより、出来る限りの祝福を込めて。
新着レビュー
揺れる感情と混沌のメタ譚
全体としては、感情の揺らぎとメタ的な設定が光るが、散漫な構成と場面転換の多さが読書体験を阻む。三島への思慕や雷と日傘の象徴的描写は鮮烈で、ノートが現実と幻想を結ぶ装置として斬新だ。
一方、長大な独白と説明過多がテンポを削り、読者を疲弊させる。心理的に深く掘り下げられた自己嫌悪は共感を呼ぶが、展開の無秩序さが好き嫌いを分ける。実験的な文体に耐えられる読者なら、読む価値はある。
さらに、絆創膏をスーベニア化する発想や、レオンとウィズという奇抜な脇役が作品に不思議な彩りを添えている点は見逃せない。粗さはあるが、目を引く要素が多く、読む価値はある。
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