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最終更新: 2026年04月15日 07時07分

拾話怪異譚 盲目の語り部
紙が貴重で高価な世界。人々の娯楽は、国を巡り方々の物語を語る『語り部』の存在だった。 英雄譚、歴史、神話、笑い話。 だがその語り部が語るのは魔物達の物語―― 死した者の魂が歪み、魔物へと変貌する世界で、盲目の語り部のみが彼らの生き様を語る。 その傍らには、彼を守る用心棒がいた。 異端の語り部ヨリと、彼を守る用心棒キョウの、クソ重感情なホラーBLです。 エブリスタ、カクヨム、アルファポリス、ネオページにて連載
エスカレーターで片側を空けずに立ち止まって乗ったらメッタ刺しにされました。
都内の混雑した駅のエスカレーター。 会社員・相原亮二は、「歩かない・走らない」という貼り紙のルールに従い、右側に立ち止まって乗った。 後ろに人が詰まろうが、怒号が飛んでこようが、ナイフで刺されようが、槍で貫かれようが、弓矢を射かけられようが――どかない。 だって正しいのは俺なのだから。 ※注 この物語はフィクションです。駅でのエスカレーター利用のルールにつきましては、駅の案内等に従ってください。
お客様のご要望でサロン公式SNSアカウントを作ったら刺し殺されました。
背後霊美容室『霊美』を一人で営んでいる店主・相原亮二。 客の熱い要望に応え、公式SNSアカウントを作成したその日――。 メッセージのやり取りが全くかみ合わない客・上杉謙信が現れた。 できる限りの対応を続けようとする相原だったが……。
「似ていて面白い」って言われたのでブロックしたら刺されました。
SNSで「似ていて面白い」と感想をくれたフォロワーをブロックした。 ただそれだけのことだった。 ——数ヶ月後。 そいつは即売会の会場に現れ、俺にこう言った。 「どうしてブロックしたんですか?」 そして、ナイフを取り出した。 これは現代の「ブロック文化」が生んだ、あまりにも現実的なホラー。 ※本作の作者(どっぐす)は「〜に似てる」と言われても全く腹は立ちませんし、逆に嬉しいことも多いです。 というより感想をいただくこと自体がとにかく幸せに感じますので、批判でも悪口でも(規約違反でないコメントなら)なーんでも歓迎です!
深海玲奈の狂気探偵録
この物語は、少し未来の日本を舞台にした物語である。 かつて世界有数の先進国だった日本は、ある大きな転機を迎えた。 国のトップが下した判断が正しかったのか、それとも間違いだったのか―― 今となっては誰にも分からない。 しかし結果として、日本は 「世界で一番住みづらい国ランキング」堂々の一位 という不名誉な評価を受けることになった。 それをきっかけに、日本社会は急速に崩れていく。 金を持つ者、権力を持つ者、海外にコネクションを持つ者は、早々に日本を離れた。 より友好的な国へと移住し、新しい生活を始めていった。 そして日本に残されたのは―― 逃げる手段を持たない人々だった。 やがて世界は、大きな戦争へと突入する。 第三次世界大戦。 世界規模の戦争の中で、日本は敗北する。 その結果、日本は名目上こそ独立国家を保っているものの、実質的には外国勢力の影響下に置かれることになった。 国のトップはこう説明している。 「これは日本の未来のための決断であり、他国との親睦を深めるための政策だ」と。 だが多くの国民は、それを信じていない。 それはただの言い訳であり、体のいい説明に過ぎないと感じている。 すべてがそうとは限らない。 外国人の中にも、日本人と友好的に接する者はいる。 しかし現実として、日本人は少なからず迫害を受けている。 職を奪われ、居場所を奪われ、立場は次第に弱くなっていった。 現在、日本国内に住んでいる純粋な日本人は―― およそ六割。 かつての人口構成とは大きく変わってしまった。 さらに国家は、反乱や暴動を恐れてある政策を取る。 それが 国民の情報の遮断。 インターネットや通信技術など、最新の技術は基本的に制限されるようになった。 利用できるのは、特別な許可を持つ者か、金を持つ者だけ。 一般市民が使える技術は、数十年前と大差ないレベルにまで制限されている。 こうして日本は、 かつての先進国とは思えないほど閉ざされた国になってしまった。 ――そしてこの物語は、 そんな時代の日本で起きた ある事件の記録である。 裏路地の小さなバー。 その二階にある探偵事務所。 やがて彼らは、 この国の裏側に潜む 人間ではない存在の計画に関わっていくことになる。
鬼
村の外れにある“鬼狩り山”へとやって来た少年達は、そこにあった古びた祠から鬼の面を発見する。 その面を持ち帰ったタッちゃんは、次第におかしな行動を取り始めるようになり……。 鬼狩り山にまつわる忌まわしき村の過去。 そして今、再び同じ歴史を繰り返そうとしている。 鬼とは一体、何なのだろうか──?
ホラー短編小説 わたしが消える順番
町から人が一人ずつ消えていく。名前が、顔が、記憶が、写真から、日記から、携帯の連絡先から、静かに抜け落ちていく。最後まで残ったのは語り手だった。だが消えた人々を書き留めようとしたペンはインクが出ず、写真の顔には焦点が合わない。やがて語り手は悟る。自分こそが最初に消え始めていたのだと。
縁が結ぶ影 〜呪われた巫女と結ぶ少年〜
春の夜、廃病院に響く足音――それは、千年の呪いと祈りが再び動き出す音だった。 霊感を持つ高校生・櫻井悠斗は、ある晩、廃病院で霊に寄り添う少女・月瀬美琴と出会う。 紅い霊眼を宿す彼女は、祖先が犯した禁忌に連なる血を背負い、自らを削りながら怪異と向き合っていた。 風鳴トンネルに彷徨う霊、温泉郷で微笑む不思議な少女、廃工場を徘徊する怨霊――。 二人が行く先々で出会うのは、救われずに取り残された想いたち。 その声なき願いに触れるたび、悠斗は知っていく。自分の血筋もまた、数百年にわたる巫女たちの因縁と無関係ではないことを。 美琴の過去に刻まれた傷。 桜の木に封じられた祈り。 そして、理不尽に命を奪われた巫女たちの悲しみが生んだ、終わらない呪い。 これは、声を失った者たちの想いを繋ぎ直しながら、見えない縁に導かれていく少年と少女の物語。 恐怖の先に、切なさと祈りが残る。 現代和風ミステリーホラー。 こちらの小説は 文芸寄りでありながら、ライトノベルの読みやすさも、意識した作品となってます!
カワハギくん
激しく損傷した男性の遺体が河川敷で見つかった。 不可解な事件の取り調べを受けるため、警察署を訪れた「私」は、刑事の前で被害者の人となりについて話し始める。 「カワハギくん」と呼ばれていじめられていた被害者。彼の運命を変えた不幸な交通事故。未だに解決していない、不気味な「カワハギ事件」。 それぞれの事件についてにこやかに語る「私」を、刑事は黙って見つめているだけだった。 ※他サイトに投稿した作品の再掲です。
りんごを求めただけなのに
僕の家族は、周りの人たちと比べて何だか様子がおかしい。僕が「教科書」通りに動かないと怒り出すのだ。だから毎日予習をして、その通りに動こうとはしているけれど失敗ばかり……今度こそ、お母さんの言う通りにおつかいをこなすぞ!
塵芥’s
塵芥’s(ちりあくたーず)。 この世は塵芥ごみ屑不用品スクラップやがらくたの類で溢れている。 溢れていたとて我らには関係のない取るに足らないものかもしれない。 かような取るに足らないものには魑魅魍魎有象無象のなにかが宿ることがあるという。 そうした取るに足らないものに悩まされ惹かれ破滅することがあるのもまた人間。 これはそれらなにかを宿したものたちと、ものにまつわる人間、そのものを破壊するものたちの物語。 カクヨム、小説家になろうにも掲載中。
スターライト
毎朝の鏡に映る、瞳の奥の小さな星。 最初はただの違和感だった。 世界が遠くなり、他人の感情が視え、街を、海を、そして戦場を。 星が増えるたびに、自分という境界が溶けていく。 欺瞞と純粋、自己と他者、すべてを飲み込んで、最後に残るのは碧い球体の上に広がる、静かな輝きだけーー。 静かに加速する変容と、宇宙的な孤独を描いた 不思議系短編。 ホラー/ファンタジー/哲学的/詩的/完結済み
ぱらして
私の家では、昔から座敷童子に似た「ぱらして」を祀っている。 それが家に繁栄をもたらす存在だと両親は言うけれど、私はあまり信じていない。本当に家が繁栄しているなら、二人はもっと良い暮らしができているはずだから……
ワードスピリットキャンディー
2050年。 人々の間で囁かれる噂――「スピチャンキャンディー」を食べると癒されるという。 言葉に追い詰められながら生きる小宮架純は、 母の無自覚な言葉、仕事で浴びる悪意、逃げ場のない日常にすり減っていく。 そんな中、彼女の前に現れたのは、甘い香りを放つ一袋のキャンディーだった。 それは救いか、それとも―― やがて彼女は、自分の「耳」と向き合うことになる。
『312』
「312」―― その数字だけが、報告書に残されていた。 手続きは正しい。 記録も整っている。 ただ、その数値が何を示しているのかだけが、どこにも書かれていない。 誰が記録したのか。 何を観測したのか。 なぜ“312”という数字だけが残されたのか。 これは、 数字に置き換えられた出来事の裏側にある、 言葉にならなかった感情を拾い上げるための短いログ。 静かに読める掌編です。 “説明されない違和感”が好きな方へ。
No cover image
「対応済み」―― その一言で処理された出来事を、 もう一度だけ観測し直すための短い記録。 報告書は正しい。 手続きも、判断も、形式も、すべて問題なしとされている。 それでも、どこかに小さな違和感が残っている。 なぜこの対応が必要だったのか。 誰が、何を、どう判断したのか。 そして、その判断は本当に“正しかった”のか。 これは、 事務的な処理の裏側に置き去りにされた感情を拾い上げるための、 静かな観測ログ。 短編としてすぐ読めます。 “処理”と“感情”のズレが好きな方へ。
『異常です』
処理されたはずの“異常”。 だが、報告書の行間には、説明されていない揺れが残っていた。 形式上は問題なし。 手続きも正しい。 ただ、それでも消えない違和感がある。 このログは、 「異常」と判断された出来事の本当の姿を、 もう一度だけ観測し直すための記録 である。 短編としてすぐ読めます。 静かな不穏さが好きな方へ。
ホラー短編 未読スルー
仲良しグループ「いつめん」のチャットで、三日間も自分だけが無視(未読スルー)されている大学生の「私」。 最初は不満を感じていたが、次第に身の回りで奇妙な異変が起き始める。
ホラー短編 映えないカフェ
SNSで話題の「写らないカフェ」を訪れた莉央。噂通りスマホ越しには何も映らないが、自撮り写真を投稿した瞬間、世界から音が消える。画面の中で増え続ける「いいね」と引き換えに、彼女の輪郭は消滅し始め――。
リミナル・モール
オカルトサイト運営者の健太は、巨大な廃墟モール「メビウス・ゲート」へ深夜取材に赴く。内部は異形の迷宮と化しており、動くマネキンや不気味な影が彼を追い詰める。やがて全照明が点灯し、永遠の閉店セールが幕を開けた。影たちに包囲された健太は、自らも買い物中毒者のような表情へ変貌し、モールの一部として取り込まれる。
拾話怪異譚 盲目の語り部
拾話怪異譚 盲目の語り部 / 凪瀬夜霧
紙が貴重で高価な世界。人々の娯楽は、国を巡り方々の物語を語る『語り部』の存在だった。 英雄譚、歴史、神話、笑い話。 だがその語り部が語るのは魔物達の物語―― 死した者の魂が歪み、魔物へと変貌する世界で、盲目の語り部のみが彼らの生き様を語る。 その傍らには、彼を守る用心棒がいた。 異端の語り部ヨリと、彼を守る用心棒キョウの、クソ重感情なホラーBLです。 エブリスタ、カクヨム、アルファポリス、ネオページにて連載
エスカレーターで片側を空けずに立ち止まって乗ったらメッタ刺しにされました。
エスカレーターで片側を空けずに立ち止まって乗ったらメッタ刺しにされました。 / どっぐす
都内の混雑した駅のエスカレーター。 会社員・相原亮二は、「歩かない・走らない」という貼り紙のルールに従い、右側に立ち止まって乗った。 後ろに人が詰まろうが、怒号が飛んでこようが、ナイフで刺されようが、槍で貫かれようが、弓矢を射かけられようが――どかない。 だって正しいのは俺なのだから。 ※注 この物語はフィクションです。駅でのエスカレーター利用のルールにつきましては、駅の案内等に従ってください。
お客様のご要望でサロン公式SNSアカウントを作ったら刺し殺されました。
お客様のご要望でサロン公式SNSアカウントを作ったら刺し殺されました。 / どっぐす
背後霊美容室『霊美』を一人で営んでいる店主・相原亮二。 客の熱い要望に応え、公式SNSアカウントを作成したその日――。 メッセージのやり取りが全くかみ合わない客・上杉謙信が現れた。 できる限りの対応を続けようとする相原だったが……。
「似ていて面白い」って言われたのでブロックしたら刺されました。
「似ていて面白い」って言われたのでブロックしたら刺されました。 / どっぐす
SNSで「似ていて面白い」と感想をくれたフォロワーをブロックした。 ただそれだけのことだった。 ——数ヶ月後。 そいつは即売会の会場に現れ、俺にこう言った。 「どうしてブロックしたんですか?」 そして、ナイフを取り出した。 これは現代の「ブロック文化」が生んだ、あまりにも現実的なホラー。 ※本作の作者(どっぐす)は「〜に似てる」と言われても全く腹は立ちませんし、逆に嬉しいことも多いです。 というより感想をいただくこと自体がとにかく幸せに感じますので、批判でも悪口でも(規約違反でないコメントなら)なーんでも歓迎です!
深海玲奈の狂気探偵録
深海玲奈の狂気探偵録 / 亀田拓海
この物語は、少し未来の日本を舞台にした物語である。 かつて世界有数の先進国だった日本は、ある大きな転機を迎えた。 国のトップが下した判断が正しかったのか、それとも間違いだったのか―― 今となっては誰にも分からない。 しかし結果として、日本は 「世界で一番住みづらい国ランキング」堂々の一位 という不名誉な評価を受けることになった。 それをきっかけに、日本社会は急速に崩れていく。 金を持つ者、権力を持つ者、海外にコネクションを持つ者は、早々に日本を離れた。 より友好的な国へと移住し、新しい生活を始めていった。 そして日本に残されたのは―― 逃げる手段を持たない人々だった。 やがて世界は、大きな戦争へと突入する。 第三次世界大戦。 世界規模の戦争の中で、日本は敗北する。 その結果、日本は名目上こそ独立国家を保っているものの、実質的には外国勢力の影響下に置かれることになった。 国のトップはこう説明している。 「これは日本の未来のための決断であり、他国との親睦を深めるための政策だ」と。 だが多くの国民は、それを信じていない。 それはただの言い訳であり、体のいい説明に過ぎないと感じている。 すべてがそうとは限らない。 外国人の中にも、日本人と友好的に接する者はいる。 しかし現実として、日本人は少なからず迫害を受けている。 職を奪われ、居場所を奪われ、立場は次第に弱くなっていった。 現在、日本国内に住んでいる純粋な日本人は―― およそ六割。 かつての人口構成とは大きく変わってしまった。 さらに国家は、反乱や暴動を恐れてある政策を取る。 それが 国民の情報の遮断。 インターネットや通信技術など、最新の技術は基本的に制限されるようになった。 利用できるのは、特別な許可を持つ者か、金を持つ者だけ。 一般市民が使える技術は、数十年前と大差ないレベルにまで制限されている。 こうして日本は、 かつての先進国とは思えないほど閉ざされた国になってしまった。 ――そしてこの物語は、 そんな時代の日本で起きた ある事件の記録である。 裏路地の小さなバー。 その二階にある探偵事務所。 やがて彼らは、 この国の裏側に潜む 人間ではない存在の計画に関わっていくことになる。
鬼
/ 天音ろっく
村の外れにある“鬼狩り山”へとやって来た少年達は、そこにあった古びた祠から鬼の面を発見する。 その面を持ち帰ったタッちゃんは、次第におかしな行動を取り始めるようになり……。 鬼狩り山にまつわる忌まわしき村の過去。 そして今、再び同じ歴史を繰り返そうとしている。 鬼とは一体、何なのだろうか──?
ホラー短編小説 わたしが消える順番
ホラー短編小説 わたしが消える順番 / 霧島 澪
町から人が一人ずつ消えていく。名前が、顔が、記憶が、写真から、日記から、携帯の連絡先から、静かに抜け落ちていく。最後まで残ったのは語り手だった。だが消えた人々を書き留めようとしたペンはインクが出ず、写真の顔には焦点が合わない。やがて語り手は悟る。自分こそが最初に消え始めていたのだと。
縁が結ぶ影 〜呪われた巫女と結ぶ少年〜
縁が結ぶ影 〜呪われた巫女と結ぶ少年〜 / 渡瀬 藍兵
春の夜、廃病院に響く足音――それは、千年の呪いと祈りが再び動き出す音だった。 霊感を持つ高校生・櫻井悠斗は、ある晩、廃病院で霊に寄り添う少女・月瀬美琴と出会う。 紅い霊眼を宿す彼女は、祖先が犯した禁忌に連なる血を背負い、自らを削りながら怪異と向き合っていた。 風鳴トンネルに彷徨う霊、温泉郷で微笑む不思議な少女、廃工場を徘徊する怨霊――。 二人が行く先々で出会うのは、救われずに取り残された想いたち。 その声なき願いに触れるたび、悠斗は知っていく。自分の血筋もまた、数百年にわたる巫女たちの因縁と無関係ではないことを。 美琴の過去に刻まれた傷。 桜の木に封じられた祈り。 そして、理不尽に命を奪われた巫女たちの悲しみが生んだ、終わらない呪い。 これは、声を失った者たちの想いを繋ぎ直しながら、見えない縁に導かれていく少年と少女の物語。 恐怖の先に、切なさと祈りが残る。 現代和風ミステリーホラー。 こちらの小説は 文芸寄りでありながら、ライトノベルの読みやすさも、意識した作品となってます!
カワハギくん
カワハギくん / 暮宮 右京
激しく損傷した男性の遺体が河川敷で見つかった。 不可解な事件の取り調べを受けるため、警察署を訪れた「私」は、刑事の前で被害者の人となりについて話し始める。 「カワハギくん」と呼ばれていじめられていた被害者。彼の運命を変えた不幸な交通事故。未だに解決していない、不気味な「カワハギ事件」。 それぞれの事件についてにこやかに語る「私」を、刑事は黙って見つめているだけだった。 ※他サイトに投稿した作品の再掲です。
りんごを求めただけなのに
りんごを求めただけなのに / 暮宮 右京
僕の家族は、周りの人たちと比べて何だか様子がおかしい。僕が「教科書」通りに動かないと怒り出すのだ。だから毎日予習をして、その通りに動こうとはしているけれど失敗ばかり……今度こそ、お母さんの言う通りにおつかいをこなすぞ!
塵芥’s
塵芥’s / 中村 あるむ
塵芥’s(ちりあくたーず)。 この世は塵芥ごみ屑不用品スクラップやがらくたの類で溢れている。 溢れていたとて我らには関係のない取るに足らないものかもしれない。 かような取るに足らないものには魑魅魍魎有象無象のなにかが宿ることがあるという。 そうした取るに足らないものに悩まされ惹かれ破滅することがあるのもまた人間。 これはそれらなにかを宿したものたちと、ものにまつわる人間、そのものを破壊するものたちの物語。 カクヨム、小説家になろうにも掲載中。
スターライト
スターライト / パープルハイウェイ
毎朝の鏡に映る、瞳の奥の小さな星。 最初はただの違和感だった。 世界が遠くなり、他人の感情が視え、街を、海を、そして戦場を。 星が増えるたびに、自分という境界が溶けていく。 欺瞞と純粋、自己と他者、すべてを飲み込んで、最後に残るのは碧い球体の上に広がる、静かな輝きだけーー。 静かに加速する変容と、宇宙的な孤独を描いた 不思議系短編。 ホラー/ファンタジー/哲学的/詩的/完結済み
ぱらして
ぱらして / 暮宮 右京
私の家では、昔から座敷童子に似た「ぱらして」を祀っている。 それが家に繁栄をもたらす存在だと両親は言うけれど、私はあまり信じていない。本当に家が繁栄しているなら、二人はもっと良い暮らしができているはずだから……
ワードスピリットキャンディー
ワードスピリットキャンディー / 白美希結
2050年。 人々の間で囁かれる噂――「スピチャンキャンディー」を食べると癒されるという。 言葉に追い詰められながら生きる小宮架純は、 母の無自覚な言葉、仕事で浴びる悪意、逃げ場のない日常にすり減っていく。 そんな中、彼女の前に現れたのは、甘い香りを放つ一袋のキャンディーだった。 それは救いか、それとも―― やがて彼女は、自分の「耳」と向き合うことになる。
『312』
『312』 / 月見酒
「312」―― その数字だけが、報告書に残されていた。 手続きは正しい。 記録も整っている。 ただ、その数値が何を示しているのかだけが、どこにも書かれていない。 誰が記録したのか。 何を観測したのか。 なぜ“312”という数字だけが残されたのか。 これは、 数字に置き換えられた出来事の裏側にある、 言葉にならなかった感情を拾い上げるための短いログ。 静かに読める掌編です。 “説明されない違和感”が好きな方へ。
No cover image
『対応済み』 / 月見酒
「対応済み」―― その一言で処理された出来事を、 もう一度だけ観測し直すための短い記録。 報告書は正しい。 手続きも、判断も、形式も、すべて問題なしとされている。 それでも、どこかに小さな違和感が残っている。 なぜこの対応が必要だったのか。 誰が、何を、どう判断したのか。 そして、その判断は本当に“正しかった”のか。 これは、 事務的な処理の裏側に置き去りにされた感情を拾い上げるための、 静かな観測ログ。 短編としてすぐ読めます。 “処理”と“感情”のズレが好きな方へ。
『異常です』
『異常です』 / 月見酒
処理されたはずの“異常”。 だが、報告書の行間には、説明されていない揺れが残っていた。 形式上は問題なし。 手続きも正しい。 ただ、それでも消えない違和感がある。 このログは、 「異常」と判断された出来事の本当の姿を、 もう一度だけ観測し直すための記録 である。 短編としてすぐ読めます。 静かな不穏さが好きな方へ。
ホラー短編 未読スルー
ホラー短編 未読スルー / 霧島 澪
仲良しグループ「いつめん」のチャットで、三日間も自分だけが無視(未読スルー)されている大学生の「私」。 最初は不満を感じていたが、次第に身の回りで奇妙な異変が起き始める。
ホラー短編 映えないカフェ
ホラー短編 映えないカフェ / 霧島 澪
SNSで話題の「写らないカフェ」を訪れた莉央。噂通りスマホ越しには何も映らないが、自撮り写真を投稿した瞬間、世界から音が消える。画面の中で増え続ける「いいね」と引き換えに、彼女の輪郭は消滅し始め――。
リミナル・モール
リミナル・モール / 霧島 澪
オカルトサイト運営者の健太は、巨大な廃墟モール「メビウス・ゲート」へ深夜取材に赴く。内部は異形の迷宮と化しており、動くマネキンや不気味な影が彼を追い詰める。やがて全照明が点灯し、永遠の閉店セールが幕を開けた。影たちに包囲された健太は、自らも買い物中毒者のような表情へ変貌し、モールの一部として取り込まれる。