
角砂糖が溶けるように
僕の──最後のわがままを聞いてほしい
おじいちゃんの喫茶店を手伝っている川瀬麻奈美。
ある日やってきた男性客はなぜか麻奈美を知っていて、けれど誰も彼のことは麻奈美に教えようとしない。
「僕が一体何者なのか……素性を知らないって、怖くない?」
「怖くはないです。怖いと、思えないんです。おじいちゃんも浅岡先生も、何か隠してますけど……」
携帯電話が普及する前の、ちょっと古風(?)な物語。
【執筆期間:2010/12/01~2013/06/13】
エピソード
- プロローグ
- 第1章 …高校1年生…
- 第2章
- 第3章
- 第4章 …高校2年生…
- 第5章