新着レビュー
「いい子」で良かったのかどうか? 黒いサンタの暴走。
雪に閉ざされたコテージで、クリスマスから新年へかけ、欧州風のお祝いや行事が進行するところへ、不可解な悪夢の怪異も起こってくる。
雪の降った朝の匂いや、アドベントカレンダーから取るジンジャーブレッドの描写など、細かな表現にリアリティと魅力を感じました。
現実と夢と記憶が、夜になり夜が明けるごと不確かになっていくところには臨場感があり、「いい子」として切り抜けるのが果たして本当に良かったことなのか、わからなくなる恐ろしさを味わえました。
どこか憎めない飼い猫さんとの仁義なき戦い!
控えめに言って大好きです。最初から最後まで笑いながら拝読させていただきました。個人的にはショートアニメ化してほしい。
猫さんがとにかく可愛く、そして恐ろしく強い! 飼い主さんがお気の毒ですが、この関係がまた良いのです。
なにより摩訶不思議なことが起こっているハズなのに、これが普通だといわんばかりに話が進んでいくのも最高に面白いです。
落ち込んだ時に元気になれる作品。オススメですニャ!
超面白い。
控えめに言ってめちゃくちゃ面白いです!!
再評価?評価を改める?
凄い……それしか言えない。
各話は独立しているようで絶妙に繋がりを持ち
飄々として気まぐれなだけに見えるメネルが……それだけでは無い。
そして関わる人々の対価は、一見それほどに重くは見えないが
其の実かなり運命に影響を及ぼしていたりもする。
登場人物の設定、状況やバックグラウンドの造詣の深さ
そしてそれを確実にバックアップして骨肉となる知識
そのどれもが素晴らしく、また文章も軽快に見えて味わいがあり
続きを、先を、このあとどうなる?と文字数を感じさせないペースで読み上げさせていく。
いかにもすごい文章です!!という派手さはないのだが、落ち着いた中で詳細なディテールを内包するそんな作品である。
個人的には好きですぞ
悪く言えばよくある話……(ネタ)なのだけれども
書く人が違うと、これほどまでに面白くなるのだろうかと、感心した。
恋人が死んだ系のネタは不肖わたくしも、何度か採用しているのだけれども、わたしの薄っぺらい話よりより興味を引いたし、面白いと感じた。
良かったと思うからこそ、いい作品だからこそ、敢えての批評をさせていただくことをお許し願いたい。
1)体言止め……ではないけれど文章の語尾が単調で、すこしぶつ切り感を抱くのでここを工夫すると化けるかもしれないな、もったいないなと思う次第。
2)最後の本当に最後の最後があっさりとしすぎているのが惜しい気がします。もう少し余韻と言うかあと引くものがアレば、読後感がまた一層の感情を引き出したのではないかなと思います。
上記は、元の作品が良いからこその『あえて』のものですので、ご気分を害していなければ幸い。