最終章
ー/ー「散歩をしよう」
日曜日の朝、秋葉がまたそう言った。
「ちゃんと着込んでいきなさい」と僕が言うと、とたとたと音を立てて秋葉が部屋へと戻っていく。
銀河の本質は不安ではない。それは一部に触れた感想でしかない。
「この中にもう1つ命があるかもしれないって、不思議な感覚だね」
秋葉の手を握りゆっくりと歩く。煌々と太陽が僕たちを照らす。
産婦人科へ2人で行くと決めた。今日、僕たちは親になるのかもしれない。
「もし赤ちゃんがいたらね、おなかの中にいる間は、世界には希望しかないんだよって伝えられるように生きていたいんだぁ」
朗らかに笑う彼女の、それでも震えてしまう手をもう一度強く握りなおす。
「変わっても、僕は君がすきだよ。あの日言ったことにうそはないから」
変わらないと信じることは、その1つでよかった。
銀河の本質は不安ではない。それは一部に触れた感想でしかない。
「この中にもう1つ命があるかもしれないって、不思議な感覚だね」
秋葉の手を握りゆっくりと歩く。煌々と太陽が僕たちを照らす。
産婦人科へ2人で行くと決めた。今日、僕たちは親になるのかもしれない。
「もし赤ちゃんがいたらね、おなかの中にいる間は、世界には希望しかないんだよって伝えられるように生きていたいんだぁ」
朗らかに笑う彼女の、それでも震えてしまう手をもう一度強く握りなおす。
「変わっても、僕は君がすきだよ。あの日言ったことにうそはないから」
変わらないと信じることは、その1つでよかった。
僕たちは、ただ変えたくない1つを持ちたかっただけだった。どこまでも広がる可能性の種を、その身の中に常に宿して。
僕たちはいつでも、その身に銀河を内包している。
僕たちはいつでも、その身に銀河を内包している。
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