私たちは繭の中

私たちは繭の中

わたしの弱さが、貴方をそうさせた……


魔女、退魔師に、悪魔使い。
それから魔法使い。
おとぎの話ではなく、彼らは実際に存在している。

僕はあの日、魔法使いの弟子となった。
この世のものとは思えないような美しい顔立ちをした魔法使いの、弟子となった。
「うん、決めた。君、今日から僕の弟子にする。つまりはこうだ『魔法使いの弟子』。いい響きだろう」
ボロをまとったその人は、そうして僕をいざなった。
それなのに、突然僕の前から姿を消した。
なんの手がかりもなく戸惑うばかりの中で出会ったのは、『魔女』を名乗る人物。
「ようこそ、小さな魔法使いさん」
全身に赤をまとった、派手な装いの女性だった。
「わたくしは願いを叶える魔女。レディ、と呼んで頂戴な。」

対価と引き換えに、願いを叶える。
魔女の言葉を信じた僕は、人ではないものを知るのだった……。







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