終わりとはじまりの一球

終わりとはじまりの一球


あの日届かなかった一球は、確かに今届いた




田之上司は二十一年ぶりに幼馴染でありプロ野球選手として一流の活躍を見せた福井雄太郎からキャッチボールに誘われる。

あまり乗り気ではないが、一緒にキャッチボールをする事になる。

プロの身体能力や技術に驚かされる中、これまで雄太郎とのキャッチボールを避けてきた理由を吐露して……


真冬の苦く止まったままの青春の終わりとこれからをはじめる青春と壮年期にかかる野球小説