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最終更新: 2026年04月03日 11時07分
かつて光の御子がいたという、アイルランド・アルスター地方。そこにいる人々は、南部よりの革命の暴風にさらされる。「英雄のいない歴史」を描く、静謐な歴史譚。毎週金曜日更新予定。
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'S go dté tú, a mhúirnín, slán.
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【シューラ・ルーンを聞きながら】
アイルランドの歌「Siúil a Rún(シューラ・ルーン)」に着想を得た一作となります。
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アルスター地方ティロン県、オーマ。
RIC事務官エレノアが愛した霧深い町の日常は、
黒と土色の足音が踏み荒らしていく。
何を頼りに往けばいい。
何を信じて生けばいい。
霧は人々を抱くとも、
歩き方を教えてはくれない。
Tender is the mist, but the mist hides the way.
※この作品は、史実を背景としたフィクションです。
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〈作者より〉
◆内容について
1919年から1923年のアイルランド。
そこで起きていたことに向き合う小説は日本に(おそらく)存在しません。
誰も書いていなくて、わたしが書きたい。ただそれだけで空白地帯に挑んでいます。
◆これを読んでいる皆さまへ
本作は決して明るくなく、軽くもありません。
むしろタフだといって差し支えないでしょう。
しかし、アイリッシュパブの喧騒や、
ケルト音楽の哀愁を愛する方なら、
その後ろにある「痛み」を受け入れられる
土壌があると私は信じます。
また、本作は”分かりやすい”要素、
すなわち安直なカタルシスや心地よさを
描くことを目指しておりません。
そのような型は、描くべき、描きたいものに
とっては、ノイズだと思うからです。
それをご承知のうえ、
それでも興味があればお入りください。
華やかな文化の根元にある、
直視したくない泥濘を。
かの光の御子が守ろうとした土地の、
リアルの姿を。
それを敢えて見たいという、
静かな知的好奇心を秘めた、
「あなた」に届いたならば幸いです。
作者も、書きながら咀嚼しているところです。
一緒に霧の中を歩きませんか。
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スイートドロップ
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このみかのん
恋愛小説
短編小説
R-15作品
レズ
アイドル
パティシエ
洗脳
女性向け
成人向け
ハッピーエンド
ロマンチック
日本
純愛
完結
全19話
/
27655文字
いつも胃が痛む程な辛い生活を送る1人の女性が、スイーツ好きの2人のイケメン男性などを巡って愛と葛藤を描いた大人のラブストーリーです。
愛ある謎解きのスイーツは、どんなふうに生まれるのでしょうね⁇
日替わりの甘いスイーツのようなエロキュン満載です。
【登場人物】
小川つばき(23歳)宮崎県宮崎市出身、B型。都内の洋菓子店[ルルファイム]の入社半年目のまだまだパティシエ。いつも胃が痛む程の辛い生活を送っているとてもキュートな女性である。
鈴木優慧(まさとし)(26歳)宮崎県宮崎市出身、O型。都内の大手出版会社のタウン誌担当の編集主任。時々ドSな部分もありますが、のちにつばきの彼氏となるイケメンなスイーツ男子。2月14日生まれ、185cm。
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「ザ・ケルン・コンサート」まだ私は死なない!死ねない!
/
セキ・トネリ
恋愛小説
短編小説
恋のライバル
悲恋
青春
ほのぼの
エモい
群像劇
女性向け
成人向け
昭和
スクールラブ
全1話
/
7520文字
あの日のことを、私は今でも鮮明に覚えている。春休みの大学街はひっそりして、まるで時間が止まったようだった。明大の古い講堂でピアノを弾くのは、私のひそかな習慣だった。借りものの舞台と鍵盤に、キース・ジャレットの「ケルン・コンサート」を響かせる。譜面はない。自分の呼吸と記憶だけを頼りに、即興で再構築する。演奏しているあいだは、誰もいない世界にただひとり閉じ込められているような心地がする。
けれど、あの日は違った。弾き終えた瞬間、私は気づいたのだ。後方の暗がりに、ひとりの青年が座っていることに。ドアを開けた一瞬の光で、気配は感じていた。知らない男に覗かれていた、と一瞬、怒りが胸をよぎった。けれど、その怒りはすぐに戸惑いに変わった。彼の目が、演奏を汚すような視線ではなく、ただ真剣に聴いていた人の目だったからだ。
彼の名は宮部明彦。油絵を描き、物理を学び、そして偶然ここに迷い込んだという。私は「偶然」という言葉をあまり信じない。けれど、彼と話しているうちに、その偶然がどこか運命のように感じられた。ジャズの話、本の話、ユングやデミアン、相対性理論や犯罪心理学……私たちの会話は、初対面とは思えないほど滑らかに、深く潜っていった。
そして気がつけば、講堂を出て、山の上ホテルのバー「ノンノン」に座っていた。午後四時の空いたカウンターで、私はマーテルを、彼はメーカーズマークを頼んだ。ブランデーの琥珀色が、雨のしずくで曇った窓に映える。学生らしくない静けさと、少しだけ大人の時間。奇妙なことに、私はその時間を全然怖いとは思わなかった。むしろ、胸の奥にずっとあった孤独な旋律に、初めて和音が重なったように思えた。
女と男は、どこまでいっても分かり合えない、と口では言いながら、私は彼に話しつづけた。彼の笑顔や、少し考えこむ横顔が、曲の終わりに響く余韻のように心に残った。偶然が、たまたまが好きだという彼に、私の中の何かが静かにほどけていく。ペルソナも、仮面も、ここには必要ないような気がした。
「ねえ、四月から、あなたの学部にニセ学生として通ったらどうかしら」思わず口にしていた。彼は笑って「いいよ」と言った。
雨の土曜の午後、ケルン・コンサートから始まったこの出会いが、私にとってどんな物語になるのか、そのときの私はまだ知らなかった。
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京都の街に、悪鬼どもが解き放たれた。強力な悪霊が進化して悪鬼となったそれらは、市民の魂を喰らい、街を恐怖のどん底へ突き落す。やがて京都は、悪鬼の跋扈するゴーストタウンとなってしまう。しかも、このまま放っておくとやつらを閉じ込めている結界が破壊されて、今度は日本全土へとその悪鬼どもが広まってしまうという、まさに絶望的な状態だった。そんな状況を打開すべく、七人の霊能者が立ち上がる。『霊媒師の助手』シリーズ2作目。
表紙のイラストはさふ亞おんさんに書いていただきました。下にpixivのURLを貼っておきます。
*R18の絵を描く方ですので、苦手な人はご注意ください。
https://www.pixiv.net/users/24053671
たびたび、暴力的なシーンだったり、発言だったりがでることがありますが、本作は不適切な言動を容認したり推奨したりするもではないことをご了承ください。
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『奴隷商人』の新バージョン。旧バーションは超能力をバリバリだったので制約がない。こっちのほうは弱い。知恵で勝負。絵美の憑依するのは、エミーではなくアルテミスで、彼女はコーカサスのアディゲ族の族長の娘で巫女長、双子の妹の名はヴィーナス。
話は、10万年昔から文明化が途切れることもなく続いているア・ヌンナック星の恒星間宇宙船、ア・ヌンナックⅡ号の墜落から始まる。
ニューヨーク、タイムズスクエアで銃撃されたニューヨーク市立大学に通う女子学生森絵美は、宇宙を彷徨っていた純粋知性体アルファによって紀元前47年の古代ローマに墜とされてしまった。森絵美の知性、知識、思考システムは肉体を離れ、知性体となって、地中海沿岸、フェニキア(現代のシリア)地方の奴隷の少女、アルテミスに憑依させられた。
アルテミスは、黒海沿岸のコーカサス地方の族長の双子の娘の姉。神殿巫女として一生を終わるはずだった。彼女はフェニキア人海賊に誘拐され、地中海へと連れ去られた。絵美が憑依したエミーは、ちょうど奴隷市場で売られる場面だった。そこに、純粋知性体アルファのプローブユニット(母船から放たれた月着陸船みたいな探索体)が憑依した奴隷商人のムラーに買われた。
ムラーとアルテミスはアルファからの指示でアルテミスとクレオパトラ七世の陰謀を阻止するためにエジプトに飛ぶ。
そこで、アルテミスはムラーから旧石器時代から続く純粋知性体の人類の知性化干渉の話を聞く。しかし、ムラーは純粋知性体だけが人類の知性化を行ったのではない、と話された。驚く絵美。ムラーは、紀元前10,765年、2025年から数えると12,790年前に北米大陸、北大西洋に墜落した恒星間宇宙船ア・ヌンナックⅡ号の脱出船、惑星間着陸船の「エルピス(Elpis)」Ⅰ号、Ⅱ号の生き残りのア・ヌンナック星人が人類と混血して、紀元前の文明を作り上げた、と説明した。
エルピス(Elpis)Ⅰ号は、トルコのアララト山に不時着し、修復不能になっているが、エルピス(Elpis)Ⅱ号は、ニューファウンドランド島沖合の深海に沈没したままだ、とムラーは言う。クレオパトラ七世との闘いに勝つために、エルピス(Elpis)Ⅱ号に向かう絵美/アルテミス。
生活感のある歴史ファンタジーです。古代世界でトイレの衛生器具、照明の心配、衛生器具、化学実験器具、ホップの利いたビール、ブランデー、避妊薬、脱毛、船の蒸留水製造装置、生理用品、TKG、フォークとナイフ、スプーン、なんでも作っちゃいます。
※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
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シューラ・ルーンを聞きながら
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葦生|Ashoe
かつて光の御子がいたという、アイルランド・アルスター地方。そこにいる人々は、南部よりの革命の暴風にさらされる。「英雄のいない歴史」を描く、静謐な歴史譚。毎週金曜日更新予定。
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'S go dté tú, a mhúirnín, slán.
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【シューラ・ルーンを聞きながら】
アイルランドの歌「Siúil a Rún(シューラ・ルーン)」に着想を得た一作となります。
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アルスター地方ティロン県、オーマ。
RIC事務官エレノアが愛した霧深い町の日常は、
黒と土色の足音が踏み荒らしていく。
何を頼りに往けばいい。
何を信じて生けばいい。
霧は人々を抱くとも、
歩き方を教えてはくれない。
Tender is the mist, but the mist hides the way.
※この作品は、史実を背景としたフィクションです。
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〈作者より〉
◆内容について
1919年から1923年のアイルランド。
そこで起きていたことに向き合う小説は日本に(おそらく)存在しません。
誰も書いていなくて、わたしが書きたい。ただそれだけで空白地帯に挑んでいます。
◆これを読んでいる皆さまへ
本作は決して明るくなく、軽くもありません。
むしろタフだといって差し支えないでしょう。
しかし、アイリッシュパブの喧騒や、
ケルト音楽の哀愁を愛する方なら、
その後ろにある「痛み」を受け入れられる
土壌があると私は信じます。
また、本作は”分かりやすい”要素、
すなわち安直なカタルシスや心地よさを
描くことを目指しておりません。
そのような型は、描くべき、描きたいものに
とっては、ノイズだと思うからです。
それをご承知のうえ、
それでも興味があればお入りください。
華やかな文化の根元にある、
直視したくない泥濘を。
かの光の御子が守ろうとした土地の、
リアルの姿を。
それを敢えて見たいという、
静かな知的好奇心を秘めた、
「あなた」に届いたならば幸いです。
作者も、書きながら咀嚼しているところです。
一緒に霧の中を歩きませんか。
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スイートドロップ
/
このみかのん
いつも胃が痛む程な辛い生活を送る1人の女性が、スイーツ好きの2人のイケメン男性などを巡って愛と葛藤を描いた大人のラブストーリーです。
愛ある謎解きのスイーツは、どんなふうに生まれるのでしょうね⁇
日替わりの甘いスイーツのようなエロキュン満載です。
【登場人物】
小川つばき(23歳)宮崎県宮崎市出身、B型。都内の洋菓子店[ルルファイム]の入社半年目のまだまだパティシエ。いつも胃が痛む程の辛い生活を送っているとてもキュートな女性である。
鈴木優慧(まさとし)(26歳)宮崎県宮崎市出身、O型。都内の大手出版会社のタウン誌担当の編集主任。時々ドSな部分もありますが、のちにつばきの彼氏となるイケメンなスイーツ男子。2月14日生まれ、185cm。
「ザ・ケルン・コンサート」まだ私は死なない!死ねない!
/
セキ・トネリ
あの日のことを、私は今でも鮮明に覚えている。春休みの大学街はひっそりして、まるで時間が止まったようだった。明大の古い講堂でピアノを弾くのは、私のひそかな習慣だった。借りものの舞台と鍵盤に、キース・ジャレットの「ケルン・コンサート」を響かせる。譜面はない。自分の呼吸と記憶だけを頼りに、即興で再構築する。演奏しているあいだは、誰もいない世界にただひとり閉じ込められているような心地がする。
けれど、あの日は違った。弾き終えた瞬間、私は気づいたのだ。後方の暗がりに、ひとりの青年が座っていることに。ドアを開けた一瞬の光で、気配は感じていた。知らない男に覗かれていた、と一瞬、怒りが胸をよぎった。けれど、その怒りはすぐに戸惑いに変わった。彼の目が、演奏を汚すような視線ではなく、ただ真剣に聴いていた人の目だったからだ。
彼の名は宮部明彦。油絵を描き、物理を学び、そして偶然ここに迷い込んだという。私は「偶然」という言葉をあまり信じない。けれど、彼と話しているうちに、その偶然がどこか運命のように感じられた。ジャズの話、本の話、ユングやデミアン、相対性理論や犯罪心理学……私たちの会話は、初対面とは思えないほど滑らかに、深く潜っていった。
そして気がつけば、講堂を出て、山の上ホテルのバー「ノンノン」に座っていた。午後四時の空いたカウンターで、私はマーテルを、彼はメーカーズマークを頼んだ。ブランデーの琥珀色が、雨のしずくで曇った窓に映える。学生らしくない静けさと、少しだけ大人の時間。奇妙なことに、私はその時間を全然怖いとは思わなかった。むしろ、胸の奥にずっとあった孤独な旋律に、初めて和音が重なったように思えた。
女と男は、どこまでいっても分かり合えない、と口では言いながら、私は彼に話しつづけた。彼の笑顔や、少し考えこむ横顔が、曲の終わりに響く余韻のように心に残った。偶然が、たまたまが好きだという彼に、私の中の何かが静かにほどけていく。ペルソナも、仮面も、ここには必要ないような気がした。
「ねえ、四月から、あなたの学部にニセ学生として通ったらどうかしら」思わず口にしていた。彼は笑って「いいよ」と言った。
雨の土曜の午後、ケルン・コンサートから始まったこの出会いが、私にとってどんな物語になるのか、そのときの私はまだ知らなかった。
悪鬼の凱歌
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北原新司
京都の街に、悪鬼どもが解き放たれた。強力な悪霊が進化して悪鬼となったそれらは、市民の魂を喰らい、街を恐怖のどん底へ突き落す。やがて京都は、悪鬼の跋扈するゴーストタウンとなってしまう。しかも、このまま放っておくとやつらを閉じ込めている結界が破壊されて、今度は日本全土へとその悪鬼どもが広まってしまうという、まさに絶望的な状態だった。そんな状況を打開すべく、七人の霊能者が立ち上がる。『霊媒師の助手』シリーズ2作目。
表紙のイラストはさふ亞おんさんに書いていただきました。下にpixivのURLを貼っておきます。
*R18の絵を描く方ですので、苦手な人はご注意ください。
https://www.pixiv.net/users/24053671
たびたび、暴力的なシーンだったり、発言だったりがでることがありますが、本作は不適切な言動を容認したり推奨したりするもではないことをご了承ください。
新奴隷商人 アルテミス編(紀元前47年の物語③) 🅽🅴🆆!
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セキ・トネリ
『奴隷商人』の新バージョン。旧バーションは超能力をバリバリだったので制約がない。こっちのほうは弱い。知恵で勝負。絵美の憑依するのは、エミーではなくアルテミスで、彼女はコーカサスのアディゲ族の族長の娘で巫女長、双子の妹の名はヴィーナス。
話は、10万年昔から文明化が途切れることもなく続いているア・ヌンナック星の恒星間宇宙船、ア・ヌンナックⅡ号の墜落から始まる。
ニューヨーク、タイムズスクエアで銃撃されたニューヨーク市立大学に通う女子学生森絵美は、宇宙を彷徨っていた純粋知性体アルファによって紀元前47年の古代ローマに墜とされてしまった。森絵美の知性、知識、思考システムは肉体を離れ、知性体となって、地中海沿岸、フェニキア(現代のシリア)地方の奴隷の少女、アルテミスに憑依させられた。
アルテミスは、黒海沿岸のコーカサス地方の族長の双子の娘の姉。神殿巫女として一生を終わるはずだった。彼女はフェニキア人海賊に誘拐され、地中海へと連れ去られた。絵美が憑依したエミーは、ちょうど奴隷市場で売られる場面だった。そこに、純粋知性体アルファのプローブユニット(母船から放たれた月着陸船みたいな探索体)が憑依した奴隷商人のムラーに買われた。
ムラーとアルテミスはアルファからの指示でアルテミスとクレオパトラ七世の陰謀を阻止するためにエジプトに飛ぶ。
そこで、アルテミスはムラーから旧石器時代から続く純粋知性体の人類の知性化干渉の話を聞く。しかし、ムラーは純粋知性体だけが人類の知性化を行ったのではない、と話された。驚く絵美。ムラーは、紀元前10,765年、2025年から数えると12,790年前に北米大陸、北大西洋に墜落した恒星間宇宙船ア・ヌンナックⅡ号の脱出船、惑星間着陸船の「エルピス(Elpis)」Ⅰ号、Ⅱ号の生き残りのア・ヌンナック星人が人類と混血して、紀元前の文明を作り上げた、と説明した。
エルピス(Elpis)Ⅰ号は、トルコのアララト山に不時着し、修復不能になっているが、エルピス(Elpis)Ⅱ号は、ニューファウンドランド島沖合の深海に沈没したままだ、とムラーは言う。クレオパトラ七世との闘いに勝つために、エルピス(Elpis)Ⅱ号に向かう絵美/アルテミス。
生活感のある歴史ファンタジーです。古代世界でトイレの衛生器具、照明の心配、衛生器具、化学実験器具、ホップの利いたビール、ブランデー、避妊薬、脱毛、船の蒸留水製造装置、生理用品、TKG、フォークとナイフ、スプーン、なんでも作っちゃいます。
※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。