仲良しグループ「いつめん」のチャットで、三日間も自分だけが無視(未読スルー)されている大学生の「私」。
最初は不満を感じていたが、次第に身の回りで奇妙な異変が起き始める。
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塵芥’s(ちりあくたーず)。
この世は塵芥ごみ屑不用品スクラップやがらくたの類で溢れている。
溢れていたとて我らには関係のない取るに足らないものかもしれない。
かような取るに足らないものには魑魅魍魎有象無象のなにかが宿ることがあるという。
そうした取るに足らないものに悩まされ惹かれ破滅することがあるのもまた人間。
これはそれらなにかを宿したものたちと、ものにまつわる人間、そのものを破壊するものたちの物語。
カクヨム、小説家になろうにも掲載中。
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かつて通っていた母校に、夜忍び込む二人。
人のいない校舎で、彼らは昔話に花を咲かせながら、過去に築いてきた特別な関係と向き合い始める。
「愛とは何か」「手放すべきものとは何か」――
静かな教室で交わされる会話は、やがて取り返しのつかない選択へと二人を導いていく。
これは、愛と執着、そして否定の果てに辿り着く、
決して元には戻れない夜を描いた短編小説。
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SNSで話題の「写らないカフェ」を訪れた莉央。噂通りスマホ越しには何も映らないが、自撮り写真を投稿した瞬間、世界から音が消える。画面の中で増え続ける「いいね」と引き換えに、彼女の輪郭は消滅し始め――。
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オカルトサイト運営者の健太は、巨大な廃墟モール「メビウス・ゲート」へ深夜取材に赴く。内部は異形の迷宮と化しており、動くマネキンや不気味な影が彼を追い詰める。やがて全照明が点灯し、永遠の閉店セールが幕を開けた。影たちに包囲された健太は、自らも買い物中毒者のような表情へ変貌し、モールの一部として取り込まれる。
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この世とあの世は、同じ空間に存在している。
人は一つの身體の中に、自我の魂と、先祖の魂を宿して生きている。
青森の山中にある寺で育った高校生・一条尊(いちじょうたける)は、
霊や妖が見える体質を持つ少年だ。
水子の魂や妖と共存しながら、彼は日常の延長として怪異に向き合っていく。
これは、奇々怪界と隣り合わせに生きる少年の、静かな日常譚である。
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2050年。
人々の間で囁かれる噂――「スピチャンキャンディー」を食べると癒されるという。
言葉に追い詰められながら生きる小宮架純は、
母の無自覚な言葉、仕事で浴びる悪意、逃げ場のない日常にすり減っていく。
そんな中、彼女の前に現れたのは、甘い香りを放つ一袋のキャンディーだった。
それは救いか、それとも――
やがて彼女は、自分の「耳」と向き合うことになる。
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日没の時間、住宅街に連なる曲がり角を「けん、けん、ぱ」で越えなければ帰れない――そんな噂を、少年たちは遊び半分で試していた。
しかし失敗を重ねるうち、少年はひとり取り残される。
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同じクラスの坂目は俺があったこともない荻野目さんの話ばかりする。
それさえなければいい奴なんだがなと辟易していたある日。
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籠屋山のかずら橋はホラースポットで、俺は肝試しにやって来た。
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仕事が上手くいかずに鬱屈した「私」は帰宅途中に見つけたハムスターカフェに入るが、そこでハムスターの着ぐるみに包まれた男が女に甘やかされる異様な光景と遭遇する。そう、ハムスターカフェは客がハムスターと触れ合うのではなく、客自身がハムスターになるカフェだったのである。そして最後にはハムスターカフェの真の目的が明らかになる。
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各話、140字程度で完結するホラーSSです。
※X(旧Twitter)に投稿していた作品の再掲
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クリスマスで賑わう街中で「僕を殺してください」と叫び続ける少年。
誰もが足を止めない中、ただ一人、彼に声をかけた私。
喫茶店で語られる少年の異様な死生観。そして、二人が向かった先は――。
狂気の二人が出会った時、物語は予想外の結末へと転がる。
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毎晩のように悪夢に襲われ、窒息しかけて目覚める男。睡眠時無呼吸症候群を疑い、後輩の助言で寝室にビデオカメラを設置することに。翌朝、映像を確認した彼は、自分の「悪夢」の正体を知ることになる——。
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母を早くに亡くし、父もほとんど家に帰ってこない少女、ハルは、ナナ姉に面倒を見てもらっていた。
ハルの家には、よく女性が訪ねてくる。母の部屋で、死ぬために。
ゆるふわホラー。ホラー系作品に出てくる程度の死体の描写などがありますが、流血や痛そうな怪我の描写はありません。
パパは超モテるろくでなしの色男というより、こういう性質の怪異かなんかな気がして来たな。
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十月末日。ある賃貸マンションの一室。
突然、部屋の照明が消えた。
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3年前に亡くした最愛の恋人。その恋人とよく似た「彼女」に惹かれ、交際を始めた主人公だったが、周りの友人から否定的な反応をされることを苦々しく感じていた。
そんな中、二人でドライブをしている時に交通事故を起こしてしまう。海に消えていく彼女に向かって必死に手を伸ばした。3年前の悲劇を繰り返さないよう、必死だった。
※他サイトに掲載していた作品の再掲です
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