「ぉはようございます。」
「お!おはよっ、今日も宜しくね白夜ぁ!手洗いと準備できたら声かけてちょーだいっ」
「は、はい。わかりまっっ...した//」
何度見ても見ちゃいけない気がする、
アネホさんは年中理解できない
格好で店頭に立っているんだ
タートルネックのニットワンピース、
けど袖もないし背面に布がない!
布面積バグってる!!
横から覗くと、いや、覗かなくても!
普通にもう、その、、見えて、、
見えそうなんだ、、へ、変態だ!!!!
「ほれっ!早く準備ぃー!もーそろラガーおじさん来ちゃうよー!」
目を伏せたままバックヤードへ行き
エプロンを巻いて、手を洗う。
ラガーおじさんてのは毎朝車椅子で来て
ベーコンエッグを頼んでは
それを肴に朝からビールを飲みに来る
ガタイのいいおじさんだ。
(というかアネホさんを肴に呑んでるよな、、酒がすすむとほろ酔い顔で口説き始めるし。確かにアネホさんは可愛いし変態だし、、気持ちはわかるけど。。)
カランカラーンッ
「アネホちゃーん!!おっはよーう!!ベーコンエッグお願いねー!!あっ、瓶ビール2本もねー!!」
「おはよーぅラガたんっ!ベーコンエッグと瓶ビール2本ね!ちょっと待ってて!」
「くぅーー今日も可愛すぎるなーアネホちゃぁん!腹ペコ喉カラ!とりあえず先にビール!」
「ぉ、おはようございます、、どうぞ。」
「おう!白夜ぁ!ありがとよ!今日もひょろ白だなあ!筋トレしてるか?あと肉食えよぉ肉ぅ!タンパク質は親友だと思え!卵は自然のプロテインだ!!」
(GB隊員になるには声のデカさとお節介って必須技能なのだろうか。)
今でこそ酒呑みスケベおじさんだが
元々はGBの隊長の1人として
ETOの1つであるチームNo.8
『漆黒羊』(ブラックシープ)
を率いるメリノという男と闘い
戦闘不能まで追い詰めたほどの
実力者だ。しかしメリノ逮捕の直前で
背後からの不意打ちを受け負傷し
メリノはその隙に姿を消した。
厄介だったのはラガーが背後から
受けた攻撃には毒性があり
どんな処置や解毒剤を用いても
治すことはできず、それ以来
下半身が動かなくなった彼は
車椅子での生活を余儀なくされ
それでも腕は丸太のように逞しく
岩盤のように分厚い胸板は
GBで隊長を務めていたことを
納得させる圧を今も放っている。
「もー!ラガたんっ!白夜イジメしなぁいのっ!そーゆのパワハラだよぉ〜、ラガハラ禁止でぇすっ」
甘ったるい声と野太い笑い声が
響く店内を見渡すとチラホラと
他のお客さんが席に着き始めている、
(ふぅ、、集中。仕事だ。)
「白夜ぁ〜!奥のお客さん多分いつものコーヒーとマフィンのセットだと思うけど挨拶しながら念の為オーダー確認してきてー!元気よく!にっこりスマイルハッピーボイスでねっ!」
「は、はい。」
(に、ニッコリスマイル。はっぴぃぼいす、、、)
「ぃ、いらっしゃ〜いませぇっ!おはよぉございまぁす、ぅ。ごっご注文はなnっ...いつものですね〜ありがとうございまぁ〜すっ!しょ〜しょ〜お待ちくださいませぇニコッ。」
(ふぅ。。今日はちゃんと出来た、よし。)
「アネホさん、いつものセットです。ん?」
「ッww白夜wwアンタあれはッw普通にwキッwキモいってwwwでもまぁwナイファイッwwww」
「..帰っていいですか?」
(変態のくせにっ!!!!)