蒼い熱に焼かれて
太陽だけが知っている。
美大生の康介は、一年前の夏に恋人の蒼を亡くした。彼女が遺したのは、奇怪な形をした真っ白なオブジェ。未完のまま遺されたその作品を、康介は守り続けてきた。
一周忌を目前に控えたある日、友人の提案でオブジェは大学の展示広場へ運び出されることになる。そこは、生前の蒼が焦がれた、陽光が最も降り注ぐ聖域だった。
正午の太陽が垂直に降り注ぎ、オブジェが火傷しそうなほどの熱を帯びたとき、純白の表面に異変が起きる。
あの日、彼女が最期に塗り重ねていた「白」の奥から浮かび上がってきたものとは。
逃げ場のない光の下で、隠蔽された真実が色を帯び始める。夏の短編ミステリ。
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