クラフトアルケミスト"NkQ学園生活:中等部入学編"

クラフトアルケミスト"NkQ学園生活:中等部入学編"

異常が正常・概念破壊・普通は面白くない咲姫が学園で学ぶ自律。


プリンの霧の中から届いたというその制服は、まるで天使の羽を織り上げたかのように瑞々しく、そしてどこか懐かしい木の匂いがした。

「……今日から、中等部生なのです」

咲姫は小さく呟くと、布団を「ぴしり」と畳んだ。NkQ学園の教えを汲むこの場所では、目覚めて最初に行うこの動作こそが、一日の「生活」という魔法の第一歩なのだ。

彼女はまず、素肌に触れる下着の柔らかな感触を確かめる。それから、深い紺色のジャンパースカートに足を通した。

これまでの「クックプリン教」の教祖としての装束ではなく、一人の「学ぶ者」としての制服。ボタンを一つ留めるたびに、指先に伝わる生地の抵抗。それは、これまでのような2.2秒で終わる魔法の構築ではなく、一歩一歩、自分の足で大地を踏みしめていくような、重みのある感触だった。

ふと見ると、部屋の隅にある空の酒樽を枕にして、学園長となる予定の「うさちぁん」が、2.2Hzの穏やかな寝息を立てている。その横では、元プロデューサーの猫二が「ただの猫」として丸くなり、2.2ミクロンの幸福な夢を見ていた。

「猫二おじさん、うさちぁん。私は、新しい学園で、机の上の勉強だけじゃない『本当のこと』をたくさん学ぶのです」

咲姫は鏡の前に立ち、襟元を整えた。鏡に映る自分は、かつてランドセルを背負って九九を唱えていた頃よりも、ほんの少しだけ背が伸び、瞳にはより深い知性の光が宿っているように見えた。

咲姫の"学び"編です。
初等部(ランドセル+九九)を修了し、中等部に入る咲姫の更なる躍進と今後の活躍に期待が高まります。

【裏話・着想】
この章はXで告知した通り、僕自身の母校であるとある学園を通っていた当時の姿でイメージして書いています。

キャラクターの設定は以下の通り(予定)
「新入生」咲姫
※咲姫の学びの物語。主役は学生です。
「学園の癒し」猫二
※猫です。

「理事長」孝平
「事務長」アリシア
「学園長」うさちぁん

女子部:
教師:サヤ
教師:果林
教師:アリス
図書館:
司書:サヨ


※無断転載禁止







新着レビュー

レビューはまだありません。

ぜひ投稿してみようっ!

おすすめ作品を読み込み中です…



目次