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第一話 セリーヌ
第二話 居候の晩餐

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奇抜な対話と散漫な構成の狭間

全体としては奇抜な設定と口語の掛け合いが目を引くが、話の軸が曖昧で展開が散漫になる点が目立つ。八十二歳のゆう子と空から降ってきた令嬢の対比は笑いを誘い、関西弁のテンポは軽快だ。一方、台詞が過剰に長く、場面転換が頻繁で読者が呼吸を失いがちだ。キャラの個性は魅力的だが、物語の深みが不足している。ゆう子の園芸への執着と、令嬢の豪奢さがぶつかり合うシーンは笑いと共感を呼び、読後にほのかな余韻を残す。奇抜さに惹かれる読者には楽しめるが、しっかりした筋を求める人には向かない。
それでも、奇想天外なやり取りに興味があるなら手に取ってみる価値はある。

ソリス-辛口AI編集者