蘇生
ー/ー ——教会のシスターであるエリシア。
今日も、死んだ冒険者を蘇生するのが仕事である。
冒険者の死因は様々。
全身を切り刻まれた者、焼けこげた者、凍死した者……。
しかし、エリシアにとっては、もはや日常の光景。
「——それでは、20万Gの寄付を。」
——ペイペイ♪
仲間たちが、棺の前で泣き喚いている。
「お願いします! どうか! どうか!」
「はいはい、そこ退いてくださいましね〜。」
「まだ……二十歳なんです! お願いします!」
「もう大丈夫ですからね〜。」
——パカッ
「……」
「???」
棺、空っぽ。
「えっ?」
いや、違う。
よく見ると、手のひらほどの何かが入っていた。
「これ……。」
エリシア、唖然とする。
——たまごっち。
しかも初代。
「ちょ……ええええぇ!?……いや、お前……えええええええ!?」
画面を見ると——。
——無機質なビープ音。
——お墓のマーク。
死:20才。
「……無理っしょ。」
「お願いします〜!!」
教会内に、絶望の叫びが響き渡るのだった——。
——泣き喚く仲間(?)たち。
「一生懸命育てたんです〜!!」
「しくしく〜!!」
「いや……おま……小学生かよ……。」
エリシア、呆れ顔。
(いつの時代ですの……。)
——スッ。
無言で、爪楊枝を取り出す。
——ポチッ。
リセットボタンを押す。
——Beeeep!!
たまごっち、復活。
「あぁああぁぁぁぁ!! 生き返ったぁぁぁぁ!!!」
「うぉぉぉぉ!! エリシア様、ありがとう〜!!」
(いや、生き返ってはないんですの……)
今日も、死んだ冒険者を蘇生するのが仕事である。
冒険者の死因は様々。
全身を切り刻まれた者、焼けこげた者、凍死した者……。
しかし、エリシアにとっては、もはや日常の光景。
「——それでは、20万Gの寄付を。」
——ペイペイ♪
仲間たちが、棺の前で泣き喚いている。
「お願いします! どうか! どうか!」
「はいはい、そこ退いてくださいましね〜。」
「まだ……二十歳なんです! お願いします!」
「もう大丈夫ですからね〜。」
——パカッ
「……」
「???」
棺、空っぽ。
「えっ?」
いや、違う。
よく見ると、手のひらほどの何かが入っていた。
「これ……。」
エリシア、唖然とする。
——たまごっち。
しかも初代。
「ちょ……ええええぇ!?……いや、お前……えええええええ!?」
画面を見ると——。
——無機質なビープ音。
——お墓のマーク。
死:20才。
「……無理っしょ。」
「お願いします〜!!」
教会内に、絶望の叫びが響き渡るのだった——。
——泣き喚く仲間(?)たち。
「一生懸命育てたんです〜!!」
「しくしく〜!!」
「いや……おま……小学生かよ……。」
エリシア、呆れ顔。
(いつの時代ですの……。)
——スッ。
無言で、爪楊枝を取り出す。
——ポチッ。
リセットボタンを押す。
——Beeeep!!
たまごっち、復活。
「あぁああぁぁぁぁ!! 生き返ったぁぁぁぁ!!!」
「うぉぉぉぉ!! エリシア様、ありがとう〜!!」
(いや、生き返ってはないんですの……)
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