第4話 佐藤美穂(前編)
ー/ー 期末試験が近づいた12月、船橋KM高校の生徒会室。昼休みの廊下が騒がしい中、佐藤美穂は机に広げた書類を丁寧に整理していた。ストレートの黒髪に眼鏡、穏やかで落ち着いた笑顔は副生徒会長としての信頼感を裏切らない。千葉市出身の18歳、2007年11月30日生まれ。A型の几帳面な性格で、生徒会をテキパキと仕切る姿は、教師からも生徒からも好印象だった。
佐藤美穂は身長163cm、バランスの取れたスレンダーな体型に、ストレートの黒髪を肩より少し長めに伸ばした知的な美人系。眼鏡の奥の瞳は穏やかで優しく、口元に浮かべる落ち着いた微笑みが副生徒会長らしい信頼感を醸し出す。学校ではいつも制服を校則通りに完璧に着こなし、清楚で近寄りがたい雰囲気を漂わせているが、実は笑うとえくぼが現れて可愛らしいギャップがある。
男子生徒の間では「美人だけど話しかけづらい」「頭良くて真面目すぎる」と評判で、憧れの対象でありながら距離を置かれがちだ。几帳面で計算高い性格ゆえにリスク管理も得意そうに見えるが、実は「バレたら終わる」という極端なスリルを楽しむ二面性があり、普段の抑圧された日常とのギャップを埋めるために危険な遊びを求める、典型的な「優等生の反動型」女子高生だった。
だが、彼女には誰にも見せない裏の顔があった。裏垢「@M1ho_chiba」で「#P活船橋」を呟き、パパ活に興じる二重生活。完璧な優等生を演じ続けるストレスを、こうして発散していた。裏ではKM高校の女子パパ活グループをまとめ、みんなをパパ活に誘導するリーダー的存在だった。
美穂にとって、パパ活は単なるお金稼ぎではなかった。裕福な家庭で育ち、父親が地元企業の役員、母親が専業主婦という環境で、小遣いに困ることは一度もなかった。それなのに、なぜ彼女はこんな危険で背徳的な世界に足を踏み入れたのか。それは、抑えきれないセックスへの好奇心と、誰にも言えないスリルにあった。
副生徒会長として、いつも周囲の期待に応え続けなければならない。教師の信頼、生徒の憧れ、親の自慢、すべてが美穂の肩に重くのしかかる。完璧でなければならない日常は、息苦しくてたまらなかった。
そんな中で、パパ活は究極の解放だった。知らない中年男性の前でだけ、彼女は「佐藤美穂」ではなく、ただの欲に素直な女の子になれた。コンドームなしで肌を重ねる瞬間、頭が真っ白になる快感と、「これがバレたらすべて終わる」という極限の緊張感。それがたまらなく心地よかった。
似たような女子高生は少なくない。経済的に困っていないのにパパ活にハマる子たちは、好奇心や非日常の興奮を求めている。
「求められるのが嬉しい」
「秘密を抱えるドキドキがクセになる」
「普段の自分とは正反対の行動がストレス発散になる」
そんな声が溢れていた。美穂もまさにそれだった。優等生の仮面を被り続ける反動で、わざと危険な橋を渡りたくなった。男性を誘惑し、操るような感覚も心地よく、彼女の承認欲求を満たしていた。リスクなんて、最初からわかっていた。でも、それがわかっているからこそ、興奮した。
美穂はスマホを取り出し、O-neetoのメッセージをチェックした。このマッチングアプリは昨年夏、友人の勧めで登録したものだ。プロフィールには「千葉市、18歳、気軽に話したい」と年齢をそのまま書いておいたが、実際はまだ高校三年生。合法JKのラインを意識しつつも、すぐに男性からのメッセージが殺到した。
その中の一人、40代の会社員「ケンさん」から「食事だけでイチゴ(1万5千円)あげるよ」と連絡が来たのがきっかけだった。興味本位で船橋駅前のカフェで会ってみると、雑談だけで本当に現金を受け取れた。
「こんなに簡単にお金がもらえるんだ」と驚いた。
数週間前、美穂は同級生の伊達美代子をパパ活に誘っていた。シングルマザーの家庭で育つ美代子は、バイト代だけでは足りないとよく愚痴をこぼしていた。
美代子は身長152cmと小柄で、童顔にぽっちゃりとした柔らかい体型が可愛らしいロリ系。ふんわりした茶髪のショートボブに、いつも甘えん坊のような笑顔を浮かべる顔つきで、男子生徒からも「癒し系」と人気だった。
おっとりした性格だが、金銭的に切羽詰まると弱く、すぐに誘惑に乗ってしまうタイプ。まさにパパ活で甘えて稼ぎそうな、守ってあげたくなる雰囲気の女子高生だ。
美穂はLINEで「美代子ならイチゴすぐ稼げるよ。緑(LINE)で教えるから」と送り、O-neetoの使い方や「#P活船橋」の呟き方を丁寧にレクチャーした。美代子は最初はためらったが、「お茶だけでもお金もらえるし、怖い人じゃなければ大丈夫だよ」と美穂に背中を押され、ついにアプリに登録したばかりだった。
美穂は美代子だけでなく、高橋彩花、田中梨乃、林優奈、森本葵の4人にもパパ活を勧めていた。
高橋彩花は身長165cmの長身で、茶髪のロングヘアを巻いて派手にメイク。ギャル寄りの派手な容姿に、くっきりした二重と尖った猫目が印象的。明るくノリがいい性格で、いつもグループの中心にいるタイプ。パパ活の話が出ると「マジ楽しそう!私、絶対稼げるわ」と即乗り気で、男性を翻弄するような小悪魔的な魅力が溢れていた。
田中梨乃は身長155cmと伊達美代子のように小柄で、黒髪のボブカットで一見清楚。おとなしそうな丸顔だが、目元が妖艶で笑うと色っぽい。内気な性格に見えて一度スイッチが入ると大胆で、パパ活のリスクを「まあなんとかなるでしょ」と軽く流す楽観主義者。静かに稼ぎを増やしていきそうな、隠れ肉食系女子高生だ。
林優奈は身長160cm、日焼けした健康的な肌にポニーテール。部活で鍛えた引き締まったボディと、明るい笑顔が爽やか。元気で友達思いの性格だが、金銭の誘惑には弱く、「みんなやってるなら私も!」とノリで参加。パパにスポーツ少女の元気さをアピールして可愛がられそうなタイプだ。
森本葵は身長168cmのスレンダーモデル体型。黒髪ストレートのロングヘアに、クールな切れ長の目。無表情気味の美人顔で近寄りがたい雰囲気だが、内面ではスリルを求める冒険心が強い。冷静にパパを選び、高額を狙う計算高い一面があり、パパ活の「プロ」になりそうな女子高生だった。
彼女たちは美穂の裏垢をフォローし、LINEグループ「船橋P活ガールズ」で情報を共有していた。美穂はケンさんから「仲間を紹介してくれたら、1人につき5千円の紹介料を払うよ」と持ちかけられ、彩花、梨乃、優奈、葵を紹介して2万円を受け取った。
「みんなで稼げば楽しいじゃん」と軽いノリで誘ったが、彼女たちも金銭の誘惑には抗えなかった。美穂は美代子にもケンさんを紹介したが、実際に誰と会うかはそれぞれのやり取りに任せていた。グループ内では「稼げるパパ」の情報が飛び交い、特にケンさんのような太っ腹な男性は人気だった。
美穂は美代子とのLINEの履歴を眺めながら、満足げに微笑んだ。「ケンさん、優しいよ。船橋駅のスタバで会って、話すだけで諭吉くれる」と送ったメッセージに、美代子は「マジ?やってみる!」と即答していた。
美穂自身、ケンさんとの関係は最初はカフェでの顔合わせだったが、2回目以降は船橋駅近くのラブホテル「ホテル・ルナ」に移行していた。
いつもの流れはこうだ。O-neetoで「今夜、船橋でどう?」とメッセージが来ると、美穂は「19時、駅前のローソンで」と返信する。ケンさんはスーツ姿で現れ、ローソンの駐車場で落ち合う。身長175センチほど、短髪に少し白髪が混じり、清潔感のある中年男性だ。見た目はごく普通のサラリーマンで、初めて会ったときも威圧感は全くなかった。
そこから徒歩5分の「ホテル・ルナ」へ。白いタイル張りの外観に、控えめなネオン看板。ケンさんがフロントで手続きを済ませ、美穂はロビーの黒いソファで待つ。エレベーターで3階の部屋へ上がると、10畳ほどのシンプルな空間。ダブルベッド、薄暗いオレンジ色の照明、安っぽい花の絵が掛かった壁。ベッド脇のテーブルにはコンドームとローションが置かれ、バスルームにはシャワーとバスタブが備わっている。
佐藤美穂は身長163cm、バランスの取れたスレンダーな体型に、ストレートの黒髪を肩より少し長めに伸ばした知的な美人系。眼鏡の奥の瞳は穏やかで優しく、口元に浮かべる落ち着いた微笑みが副生徒会長らしい信頼感を醸し出す。学校ではいつも制服を校則通りに完璧に着こなし、清楚で近寄りがたい雰囲気を漂わせているが、実は笑うとえくぼが現れて可愛らしいギャップがある。
男子生徒の間では「美人だけど話しかけづらい」「頭良くて真面目すぎる」と評判で、憧れの対象でありながら距離を置かれがちだ。几帳面で計算高い性格ゆえにリスク管理も得意そうに見えるが、実は「バレたら終わる」という極端なスリルを楽しむ二面性があり、普段の抑圧された日常とのギャップを埋めるために危険な遊びを求める、典型的な「優等生の反動型」女子高生だった。
だが、彼女には誰にも見せない裏の顔があった。裏垢「@M1ho_chiba」で「#P活船橋」を呟き、パパ活に興じる二重生活。完璧な優等生を演じ続けるストレスを、こうして発散していた。裏ではKM高校の女子パパ活グループをまとめ、みんなをパパ活に誘導するリーダー的存在だった。
美穂にとって、パパ活は単なるお金稼ぎではなかった。裕福な家庭で育ち、父親が地元企業の役員、母親が専業主婦という環境で、小遣いに困ることは一度もなかった。それなのに、なぜ彼女はこんな危険で背徳的な世界に足を踏み入れたのか。それは、抑えきれないセックスへの好奇心と、誰にも言えないスリルにあった。
副生徒会長として、いつも周囲の期待に応え続けなければならない。教師の信頼、生徒の憧れ、親の自慢、すべてが美穂の肩に重くのしかかる。完璧でなければならない日常は、息苦しくてたまらなかった。
そんな中で、パパ活は究極の解放だった。知らない中年男性の前でだけ、彼女は「佐藤美穂」ではなく、ただの欲に素直な女の子になれた。コンドームなしで肌を重ねる瞬間、頭が真っ白になる快感と、「これがバレたらすべて終わる」という極限の緊張感。それがたまらなく心地よかった。
似たような女子高生は少なくない。経済的に困っていないのにパパ活にハマる子たちは、好奇心や非日常の興奮を求めている。
「求められるのが嬉しい」
「秘密を抱えるドキドキがクセになる」
「普段の自分とは正反対の行動がストレス発散になる」
そんな声が溢れていた。美穂もまさにそれだった。優等生の仮面を被り続ける反動で、わざと危険な橋を渡りたくなった。男性を誘惑し、操るような感覚も心地よく、彼女の承認欲求を満たしていた。リスクなんて、最初からわかっていた。でも、それがわかっているからこそ、興奮した。
美穂はスマホを取り出し、O-neetoのメッセージをチェックした。このマッチングアプリは昨年夏、友人の勧めで登録したものだ。プロフィールには「千葉市、18歳、気軽に話したい」と年齢をそのまま書いておいたが、実際はまだ高校三年生。合法JKのラインを意識しつつも、すぐに男性からのメッセージが殺到した。
その中の一人、40代の会社員「ケンさん」から「食事だけでイチゴ(1万5千円)あげるよ」と連絡が来たのがきっかけだった。興味本位で船橋駅前のカフェで会ってみると、雑談だけで本当に現金を受け取れた。
「こんなに簡単にお金がもらえるんだ」と驚いた。
数週間前、美穂は同級生の伊達美代子をパパ活に誘っていた。シングルマザーの家庭で育つ美代子は、バイト代だけでは足りないとよく愚痴をこぼしていた。
美代子は身長152cmと小柄で、童顔にぽっちゃりとした柔らかい体型が可愛らしいロリ系。ふんわりした茶髪のショートボブに、いつも甘えん坊のような笑顔を浮かべる顔つきで、男子生徒からも「癒し系」と人気だった。
おっとりした性格だが、金銭的に切羽詰まると弱く、すぐに誘惑に乗ってしまうタイプ。まさにパパ活で甘えて稼ぎそうな、守ってあげたくなる雰囲気の女子高生だ。
美穂はLINEで「美代子ならイチゴすぐ稼げるよ。緑(LINE)で教えるから」と送り、O-neetoの使い方や「#P活船橋」の呟き方を丁寧にレクチャーした。美代子は最初はためらったが、「お茶だけでもお金もらえるし、怖い人じゃなければ大丈夫だよ」と美穂に背中を押され、ついにアプリに登録したばかりだった。
美穂は美代子だけでなく、高橋彩花、田中梨乃、林優奈、森本葵の4人にもパパ活を勧めていた。
高橋彩花は身長165cmの長身で、茶髪のロングヘアを巻いて派手にメイク。ギャル寄りの派手な容姿に、くっきりした二重と尖った猫目が印象的。明るくノリがいい性格で、いつもグループの中心にいるタイプ。パパ活の話が出ると「マジ楽しそう!私、絶対稼げるわ」と即乗り気で、男性を翻弄するような小悪魔的な魅力が溢れていた。
田中梨乃は身長155cmと伊達美代子のように小柄で、黒髪のボブカットで一見清楚。おとなしそうな丸顔だが、目元が妖艶で笑うと色っぽい。内気な性格に見えて一度スイッチが入ると大胆で、パパ活のリスクを「まあなんとかなるでしょ」と軽く流す楽観主義者。静かに稼ぎを増やしていきそうな、隠れ肉食系女子高生だ。
林優奈は身長160cm、日焼けした健康的な肌にポニーテール。部活で鍛えた引き締まったボディと、明るい笑顔が爽やか。元気で友達思いの性格だが、金銭の誘惑には弱く、「みんなやってるなら私も!」とノリで参加。パパにスポーツ少女の元気さをアピールして可愛がられそうなタイプだ。
森本葵は身長168cmのスレンダーモデル体型。黒髪ストレートのロングヘアに、クールな切れ長の目。無表情気味の美人顔で近寄りがたい雰囲気だが、内面ではスリルを求める冒険心が強い。冷静にパパを選び、高額を狙う計算高い一面があり、パパ活の「プロ」になりそうな女子高生だった。
彼女たちは美穂の裏垢をフォローし、LINEグループ「船橋P活ガールズ」で情報を共有していた。美穂はケンさんから「仲間を紹介してくれたら、1人につき5千円の紹介料を払うよ」と持ちかけられ、彩花、梨乃、優奈、葵を紹介して2万円を受け取った。
「みんなで稼げば楽しいじゃん」と軽いノリで誘ったが、彼女たちも金銭の誘惑には抗えなかった。美穂は美代子にもケンさんを紹介したが、実際に誰と会うかはそれぞれのやり取りに任せていた。グループ内では「稼げるパパ」の情報が飛び交い、特にケンさんのような太っ腹な男性は人気だった。
美穂は美代子とのLINEの履歴を眺めながら、満足げに微笑んだ。「ケンさん、優しいよ。船橋駅のスタバで会って、話すだけで諭吉くれる」と送ったメッセージに、美代子は「マジ?やってみる!」と即答していた。
美穂自身、ケンさんとの関係は最初はカフェでの顔合わせだったが、2回目以降は船橋駅近くのラブホテル「ホテル・ルナ」に移行していた。
いつもの流れはこうだ。O-neetoで「今夜、船橋でどう?」とメッセージが来ると、美穂は「19時、駅前のローソンで」と返信する。ケンさんはスーツ姿で現れ、ローソンの駐車場で落ち合う。身長175センチほど、短髪に少し白髪が混じり、清潔感のある中年男性だ。見た目はごく普通のサラリーマンで、初めて会ったときも威圧感は全くなかった。
そこから徒歩5分の「ホテル・ルナ」へ。白いタイル張りの外観に、控えめなネオン看板。ケンさんがフロントで手続きを済ませ、美穂はロビーの黒いソファで待つ。エレベーターで3階の部屋へ上がると、10畳ほどのシンプルな空間。ダブルベッド、薄暗いオレンジ色の照明、安っぽい花の絵が掛かった壁。ベッド脇のテーブルにはコンドームとローションが置かれ、バスルームにはシャワーとバスタブが備わっている。
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