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第3話 変質の兆し

ー/ー



 朝は、昨日と同じ形をしていた。
 空は薄く曇っていて、光は柔らかく拡散している。眩しくはないが、何処か輪郭がぼやける明るさだった。通学路のアスファルトは乾ききっておらず、靴底が僅かに張り付く。歩くたびに、小さく音が鳴る。

 規則的なはずの足音が、少しだけ遅れて聞こえた。三樹は歩きながら、自分の足元を見た。動きと音が、ほんの僅かにずれている。気のせいだと考えようとする。だが、気のせいにしては、違和感が妙に具体的だった。

 前を歩く生徒が、笑っている。内容は聞き取れない。
 ただ、その笑い方で分かる。軽い。深くない。誰かを傷つける意図もない。ただ、場を埋めるための笑いだ。

 その一瞬ののちに、声が届く。
 遅れてきた音が、さっき理解した感情と一致する。確認するまでもなく、合っていると分かる。先に、分かる。考えた途端、その事実が輪郭を持った。

 視線を上げる。校門が見える。
 いつもと同じ位置に、同じ形で立っている。通り抜ける生徒の流れも、昨日までと何も変わらない。だが、その流れの中に混じるものが、前よりもはっきりしていた。視線。躊躇。興味。測るような間。それぞれが、ばらばらに存在しているはずなのに、一つの塊のように流れ込んでくる。

 三樹は、ほんの僅かに呼吸を浅くした。
 昇降口に入る。湿った空気が、靴箱の奥に溜まっている。革靴を脱ぎ、上履きに履き替える。指先の動きが、いつもより正確だった。揃える。押し込む。角度を合わせる。その一つ一つに、意味があるような気がした。

 顔を上げる前に、分かる。
 誰かが、声をかけようとしている。
 躊躇が一拍。迷いが半拍。それから、決める気配。

「……あ、おはよう」

 予想通りの位置から、予想通りの声が落ちてきた。
 三樹は、声の主を見る前に口を開く。

「おはようございます」

 その返答に、相手は少しだけ笑う。安堵の形だった。
 思ったより普通だ。話せる。壊れていない。言葉にはなっていないはずの判断が、表情よりも先に伝わってくる。

 三樹は、相手の目を見た。
 そこに映っている自分の像が、ほんの少しだけ遠い。

 教室の扉に手を掛ける。開ける前から、分かる。
 中の空気が、こちらを向く。引き戸を横に滑らせる。金属が擦れる音が、やけに長く響いた。一瞬、静かになる。完全な静止ではない。話し声は止まらない。ただ、流れが僅かに歪む。水の中に指を入れたときのように、見えない波紋が広がる。視線が動く。逸らされる。戻る。

 感情が、順番に並んでいるのが見える。
 同情。好奇。恐れ。距離。誰も同じではない。だが、その違いが、そのまま流れ込んでくる。重なって、濁る。

 三樹は、扉を閉めた。音が、ひどく平板だった。
 歩き出す。机の間を抜ける。足取りは一定のはずなのに、床の感触が場所ごとに違う。柔らかい。硬い。沈む。跳ねる。気のせいだと、もう一度思う。席に着く前に、止まる。言うべき言葉が、先に分かる。

「……色々と、ご心配をおかけしました。俺は、大丈夫なので」

 そう言って笑みを浮かべた瞬間、空気が緩む。
 笑うつもりじゃなかったのに笑っていた。笑った理由が、自分の中に見つからなかった。誰かが小さく息を吐いた。誰かが笑顔を返した。正解だった、という感触があった。その感触が、前よりも鮮明だった。

 担任が教室に入ってくる気配は、足音よりも先に分かった。
 廊下を歩くリズム。扉の前で一瞬だけ止まる間。開けるかどうかではなく、どういう顔で入るかを決めるための、ほんの短い逡巡。

 その逡巡ごと、三樹の中に滑り込んでくる。
 引き戸が開く。金属の擦れる音が、僅かに遅れて耳に届いた。

「……宮原」

 呼ばれる、と分かってから、実際に名前が発音されるまでの時間が、やけに長い。三樹は顔を上げる。担任の視線は、まっすぐではない。ほんの少しだけ逸れている。正面から見ているつもりで、中心を外している。無意識の距離。

「無理しなくていいからな」

 その言葉に乗っているものが、はっきりと見える。
 触れすぎるな。だが放っておくな。踏み込むな。だが無関心に見えるな。
 矛盾した指示が、声の奥で折り重なっている。三樹は頷いた。

「はい。大丈夫です」

 その言葉が“正解”であることを、言い終わる前から理解していた。
 理解して、選んだ。

 担任は、ほんの僅かに肩の力を抜いた。
 その安堵が、遅れて教室に広がる。授業が始まる。チョークが黒板に触れる音が、やけに硬い。白い粉が、空気に薄く漂う。光を受けて、微かに浮かび上がる。その粒子一つ一つに、意味があるように見える。

 視線を落とす。ノートを開く。紙の繊維が擦れる感触が、指先に残る。
 書く。線を引く。文字をなぞる。だが、その動きに集中しようとするほど、別のものが入り込んでくる。隣の席の生徒が、退屈している。前の席の生徒が内容を理解できていない。後ろの席の誰かが、さっきの自分の言葉を思い返している。全部、同時に分かる。順番がない。ただ、流れ込んでくる。

 ペン先が、紙の上で僅かに止まった。
 今、自分は何を書こうとしていたのか。一瞬だけ、思い出せない。頭の中にあるはずの言葉が、どれも“自分のもの”に感じられなかった。

 隣の思考。後ろの感情。前の焦り。
 それらが、境界を持たずに混ざる。三樹は、ゆっくりと息を吸った。胸の奥にあるはずの重さが、少し遠い。代わりに、外側のものが近い。近すぎる。

 チャイムが鳴る。休み時間。
 椅子が引かれる音。笑い声。机を叩く軽い音。それらが一斉に広がる。だがその賑やかさの奥にあるものが、全部見える。誰が誰を避けているか。誰がどう話題を選んでいるか。誰がこちらを気にしているか。

 善意が、形を持って並んでいる。
 近づかない優しさ。見ないふりをする配慮。話題にしないという選択。
 どれも正しい。正しすぎる。

 その正しさが、均一に並んでいるのが見える。
 揃えられた机の列みたいに、ずれがない。誰か一人が強く踏み込めば崩れるはずの距離が、誰も踏み込まないことで保たれている。

 三樹は、その中に座っていた。
 椅子の脚が、床に触れている感触がやけに軽い。体重が、きちんと下に落ちていない気がした。代わりに、周囲の気配のほうが重い。肩口に、背中に、見えないものが触れているような圧がある。

 誰かが、笑う。少しだけ大きな声で。わざとらしいほどに、明るく。その瞬間、その笑いの内側が剥がれる。場を和ませるため。沈黙を埋めるため。気まずさを薄めるため。目的が先にあって、笑いが後から乗せられている。

 三樹は、視線を落とした。机の表面に、細い傷が走っている。
 彫り跡。誰かが無意識に刻んだ線。その一本一本に、力のかかり方の違いがある。強いところ、弱いところ、途中で止まったところ。

 途中で止まる。
 ――その形に、意味があるように見えた。

「なあ、宮原」

 呼ばれる前に、来ると分かる。
 斜め後ろ。声をかけることを決めてから、実際に発するまでの僅かな間。その間にある躊躇が、舌の裏に引っかかるように伝わってくる。

「……どうした?」
 三樹は振り向いた。

 相手は、一瞬だけ目を逸らした。
 何を聞くかを決めきれていない。心配、という形を取るか――普通の会話にするか。その二択のあいだで、揺れている。

「いや、その……もう、平気なんだよな?」

 結局、無難なほうに落ちた。角が立たない。踏み込みすぎない。だが、完全に触れないわけでもない。それに三樹は、ただ、頷く。

「問題ない。平気」

 言葉を置いた瞬間、相手の中で何かが整う。
 ああ、これでいい。この距離でいい。これ以上は要らない。
 その納得が、はっきりとした形を持って伝わってくる。

「そっか」

 短い返事。それ以上は続かないと、最初から決まっていた。
 三樹は、視線を戻す。黒板の上に残ったチョークの粉が、光に溶けている。白い粒が、ゆっくりと沈んでいく。空気の流れが見える気がした。見えているのかもしれない、と一瞬だけ思う。見えてはいけないものが、見えている。

 その認識が、遅れて浮かぶ。
 胸の奥で、小さく何かが軋んだ。違う。これは、理解が速くなっただけだ。そう考えた瞬間、その考え自体が“外から来たもの”のように感じられた。自分で組み立てたはずの理屈なのに、どこか借り物めいている。

 三樹は、ゆっくりと息を吐いた。呼吸の仕方が、少しだけ分からなくなる。吸う。吐く。吸う。その順番が、一瞬だけ曖昧になる。それでも、体は勝手に続ける。生きているから。理由になっていない理由が、頭の中に浮かぶ。

「俺……前からこんなに、分かったっけ……」
 誰にも聞こえない声で、呟く。

 チャイムが鳴る。次の授業を告げる音が、教室の空気を区切る。
 その音が、今度は遅れなかった。三樹は、静かに目を閉じた。

 世界が歪んでいるのか。自分が歪んでいるのか。その境界が、もう分からない。分からないままでも、日常は、同じ形で続いていく。

 昨日と同じように。
 ――ただ、少しだけ、正確になりすぎているだけで。


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 朝は、昨日と同じ形をしていた。
 空は薄く曇っていて、光は柔らかく拡散している。眩しくはないが、何処か輪郭がぼやける明るさだった。通学路のアスファルトは乾ききっておらず、靴底が僅かに張り付く。歩くたびに、小さく音が鳴る。
 規則的なはずの足音が、少しだけ遅れて聞こえた。三樹は歩きながら、自分の足元を見た。動きと音が、ほんの僅かにずれている。気のせいだと考えようとする。だが、気のせいにしては、違和感が妙に具体的だった。
 前を歩く生徒が、笑っている。内容は聞き取れない。
 ただ、その笑い方で分かる。軽い。深くない。誰かを傷つける意図もない。ただ、場を埋めるための笑いだ。
 その一瞬ののちに、声が届く。
 遅れてきた音が、さっき理解した感情と一致する。確認するまでもなく、合っていると分かる。先に、分かる。考えた途端、その事実が輪郭を持った。
 視線を上げる。校門が見える。
 いつもと同じ位置に、同じ形で立っている。通り抜ける生徒の流れも、昨日までと何も変わらない。だが、その流れの中に混じるものが、前よりもはっきりしていた。視線。躊躇。興味。測るような間。それぞれが、ばらばらに存在しているはずなのに、一つの塊のように流れ込んでくる。
 三樹は、ほんの僅かに呼吸を浅くした。
 昇降口に入る。湿った空気が、靴箱の奥に溜まっている。革靴を脱ぎ、上履きに履き替える。指先の動きが、いつもより正確だった。揃える。押し込む。角度を合わせる。その一つ一つに、意味があるような気がした。
 顔を上げる前に、分かる。
 誰かが、声をかけようとしている。
 躊躇が一拍。迷いが半拍。それから、決める気配。
「……あ、おはよう」
 予想通りの位置から、予想通りの声が落ちてきた。
 三樹は、声の主を見る前に口を開く。
「おはようございます」
 その返答に、相手は少しだけ笑う。安堵の形だった。
 思ったより普通だ。話せる。壊れていない。言葉にはなっていないはずの判断が、表情よりも先に伝わってくる。
 三樹は、相手の目を見た。
 そこに映っている自分の像が、ほんの少しだけ遠い。
 教室の扉に手を掛ける。開ける前から、分かる。
 中の空気が、こちらを向く。引き戸を横に滑らせる。金属が擦れる音が、やけに長く響いた。一瞬、静かになる。完全な静止ではない。話し声は止まらない。ただ、流れが僅かに歪む。水の中に指を入れたときのように、見えない波紋が広がる。視線が動く。逸らされる。戻る。
 感情が、順番に並んでいるのが見える。
 同情。好奇。恐れ。距離。誰も同じではない。だが、その違いが、そのまま流れ込んでくる。重なって、濁る。
 三樹は、扉を閉めた。音が、ひどく平板だった。
 歩き出す。机の間を抜ける。足取りは一定のはずなのに、床の感触が場所ごとに違う。柔らかい。硬い。沈む。跳ねる。気のせいだと、もう一度思う。席に着く前に、止まる。言うべき言葉が、先に分かる。
「……色々と、ご心配をおかけしました。俺は、大丈夫なので」
 そう言って笑みを浮かべた瞬間、空気が緩む。
 笑うつもりじゃなかったのに笑っていた。笑った理由が、自分の中に見つからなかった。誰かが小さく息を吐いた。誰かが笑顔を返した。正解だった、という感触があった。その感触が、前よりも鮮明だった。
 担任が教室に入ってくる気配は、足音よりも先に分かった。
 廊下を歩くリズム。扉の前で一瞬だけ止まる間。開けるかどうかではなく、どういう顔で入るかを決めるための、ほんの短い逡巡。
 その逡巡ごと、三樹の中に滑り込んでくる。
 引き戸が開く。金属の擦れる音が、僅かに遅れて耳に届いた。
「……宮原」
 呼ばれる、と分かってから、実際に名前が発音されるまでの時間が、やけに長い。三樹は顔を上げる。担任の視線は、まっすぐではない。ほんの少しだけ逸れている。正面から見ているつもりで、中心を外している。無意識の距離。
「無理しなくていいからな」
 その言葉に乗っているものが、はっきりと見える。
 触れすぎるな。だが放っておくな。踏み込むな。だが無関心に見えるな。
 矛盾した指示が、声の奥で折り重なっている。三樹は頷いた。
「はい。大丈夫です」
 その言葉が“正解”であることを、言い終わる前から理解していた。
 理解して、選んだ。
 担任は、ほんの僅かに肩の力を抜いた。
 その安堵が、遅れて教室に広がる。授業が始まる。チョークが黒板に触れる音が、やけに硬い。白い粉が、空気に薄く漂う。光を受けて、微かに浮かび上がる。その粒子一つ一つに、意味があるように見える。
 視線を落とす。ノートを開く。紙の繊維が擦れる感触が、指先に残る。
 書く。線を引く。文字をなぞる。だが、その動きに集中しようとするほど、別のものが入り込んでくる。隣の席の生徒が、退屈している。前の席の生徒が内容を理解できていない。後ろの席の誰かが、さっきの自分の言葉を思い返している。全部、同時に分かる。順番がない。ただ、流れ込んでくる。
 ペン先が、紙の上で僅かに止まった。
 今、自分は何を書こうとしていたのか。一瞬だけ、思い出せない。頭の中にあるはずの言葉が、どれも“自分のもの”に感じられなかった。
 隣の思考。後ろの感情。前の焦り。
 それらが、境界を持たずに混ざる。三樹は、ゆっくりと息を吸った。胸の奥にあるはずの重さが、少し遠い。代わりに、外側のものが近い。近すぎる。
 チャイムが鳴る。休み時間。
 椅子が引かれる音。笑い声。机を叩く軽い音。それらが一斉に広がる。だがその賑やかさの奥にあるものが、全部見える。誰が誰を避けているか。誰がどう話題を選んでいるか。誰がこちらを気にしているか。
 善意が、形を持って並んでいる。
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 どれも正しい。正しすぎる。
 その正しさが、均一に並んでいるのが見える。
 揃えられた机の列みたいに、ずれがない。誰か一人が強く踏み込めば崩れるはずの距離が、誰も踏み込まないことで保たれている。
 三樹は、その中に座っていた。
 椅子の脚が、床に触れている感触がやけに軽い。体重が、きちんと下に落ちていない気がした。代わりに、周囲の気配のほうが重い。肩口に、背中に、見えないものが触れているような圧がある。
 誰かが、笑う。少しだけ大きな声で。わざとらしいほどに、明るく。その瞬間、その笑いの内側が剥がれる。場を和ませるため。沈黙を埋めるため。気まずさを薄めるため。目的が先にあって、笑いが後から乗せられている。
 三樹は、視線を落とした。机の表面に、細い傷が走っている。
 彫り跡。誰かが無意識に刻んだ線。その一本一本に、力のかかり方の違いがある。強いところ、弱いところ、途中で止まったところ。
 途中で止まる。
 ――その形に、意味があるように見えた。
「なあ、宮原」
 呼ばれる前に、来ると分かる。
 斜め後ろ。声をかけることを決めてから、実際に発するまでの僅かな間。その間にある躊躇が、舌の裏に引っかかるように伝わってくる。
「……どうした?」
 三樹は振り向いた。
 相手は、一瞬だけ目を逸らした。
 何を聞くかを決めきれていない。心配、という形を取るか――普通の会話にするか。その二択のあいだで、揺れている。
「いや、その……もう、平気なんだよな?」
 結局、無難なほうに落ちた。角が立たない。踏み込みすぎない。だが、完全に触れないわけでもない。それに三樹は、ただ、頷く。
「問題ない。平気」
 言葉を置いた瞬間、相手の中で何かが整う。
 ああ、これでいい。この距離でいい。これ以上は要らない。
 その納得が、はっきりとした形を持って伝わってくる。
「そっか」
 短い返事。それ以上は続かないと、最初から決まっていた。
 三樹は、視線を戻す。黒板の上に残ったチョークの粉が、光に溶けている。白い粒が、ゆっくりと沈んでいく。空気の流れが見える気がした。見えているのかもしれない、と一瞬だけ思う。見えてはいけないものが、見えている。
 その認識が、遅れて浮かぶ。
 胸の奥で、小さく何かが軋んだ。違う。これは、理解が速くなっただけだ。そう考えた瞬間、その考え自体が“外から来たもの”のように感じられた。自分で組み立てたはずの理屈なのに、どこか借り物めいている。
 三樹は、ゆっくりと息を吐いた。呼吸の仕方が、少しだけ分からなくなる。吸う。吐く。吸う。その順番が、一瞬だけ曖昧になる。それでも、体は勝手に続ける。生きているから。理由になっていない理由が、頭の中に浮かぶ。
「俺……前からこんなに、分かったっけ……」
 誰にも聞こえない声で、呟く。
 チャイムが鳴る。次の授業を告げる音が、教室の空気を区切る。
 その音が、今度は遅れなかった。三樹は、静かに目を閉じた。
 世界が歪んでいるのか。自分が歪んでいるのか。その境界が、もう分からない。分からないままでも、日常は、同じ形で続いていく。
 昨日と同じように。
 ――ただ、少しだけ、正確になりすぎているだけで。