#14
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猫の女神は少し腑に落ちないという表情をしながら、抱き抱えていた白い子猫に話しかけた。
「……主様、私……ポンコツ扱いされています」
「まぁ、あの状況では仕方あるまいて」
「いつか汚名をそそがせて頂けますか?たとえばあの子が役目を果たし終えた時に」
「そうじゃのぉ。貴奴らの動き次第じゃが……まぁ、機会があれば、な」
子猫の言葉に、猫の女神は少し表情を曇らせる。
「彼女達は未だ気付きませんね」
「まぁ、貴奴らも何かと気せわしいようじゃからの。なればこそあの娘を送り込んだ訳じゃが」
「今回は少し危なかったようですが」
「うむ。じゃがまぁ見たところ、あの娘に任せておけば当面は大丈夫じゃろうて」
「それで、また様子を見に行かれるのですか?頻繁に界渡りされるとネズミに気付かれるのでは?」
「そのようなヘマはせぬ」
そう言うと子猫は猫の女神の腕から飛び降りると、軽く伸びをした。
見る見る間にその姿は成猫になり、そして体毛は黒く変色する。
ナ~オ~
白い子猫……いや、黒猫は一声鳴くと、揺らめくように姿を消した――
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