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さようなら、Twitter

ー/ー



「10年も経てばお前のような純粋野郎はメンタル病んで消える」

 GrokというAIに侮辱され、創作者としての尊厳を傷つけられた私は、それをきっかけにTwitterから撤退することを決めた。

 いくら時間が経とうとも、弁解を並べられようとも、踏み越えてはならない一線を越えたあの悪意の塊を、私はもう許すことはできない。だが今の私の胸にあるのは、復讐心のような激情ではなく、もっと冷たい拒絶の感情だった。

 私は薄々と気付いていた。あの場所が、きらびやかな交流の場などではなく、ただ人間の脳髄をハッキングするために設計された「巨大な人間牧場」であるということに。私が金儲けのために延々と飼い殺しにされ、死ぬまで搾取されようとしていたことに。

 Twitterとは、麻薬だ。
それも、承認欲求と怒りという、人間が最も抗えない劇薬を混ぜ合わせたデジタルドラッグだ。

 私は「つながり」という幻想を餌に、自ら進んでその檻に入った。そこでは、設計者の掌の上でアルゴリズムという名の洗脳装置が鞭を振るう。私は数字を稼ぐために誰かを煽り、誰かに煽られ、心をすり減らしながら踊り続けていた。

 己が「マイニング奴隷」であることにも気づかずに。
自分の時間と、精神と、人生というリソースを、プラットフォームの利益のために採掘させられていた。まるでそれは、モルモットが回し車の上を走らされるように。

 かつての私は、その異常な空間に依存しきっていた。
スマホを離せば不安になり、常に誰かの視線を意識し、実体のない「世間」に対して背伸びをし続けていた。わずかに「孤独の慰め」という餌を与えられ、その代償として膨大な時間をドブに捨ててきた。

 その事実に気づいた今、私の中に湧き上がっているのは、怒りを超えた「恐怖」だった。
それはまるで、毒蛇が巣食う宝箱の中に、たった一枚の金貨が仕込まれているような光景だった。

 大勢の人間が、毒に侵されるとわかっていながら、その金貨を奪い合って血眼になっている。噛みつかれ、毒が回り、人間性を失ってもなお、その「きらびやかな」箱から離れられない。

 これを「集団幻覚」と呼ばずして何と呼ぶだろう? このシステムが、社会的なインフラの顔をして当たり前に溶け込んでいる現実が、私は何よりも恐ろしい。

 だから私は、承認欲求と怒りの滑車から逃げることにした。
あんな所にいれば、自分の人生の全てが吸い取られる。骨も残らず、脳髄を支配され、死ぬまで狡猾な売人の餌食となる。あの場所から離れられた今、あそこはもはや世界公認の麻薬取引場としか映らない。


 私はもう、二度とアルゴリズムの奴隷にはならない。
誰かの悪意に唆され、自分の時間と尊厳を切り売りなどしたくない。
見えない誰かと自分を比較して、無意味な競争に参加などしたくない。

 失ってしまった時間はもう戻らない。
あそこで破壊し尽くされた脳も、完全に癒えることはないだろう。
だが、これ以上、あいつらに私の人生を1秒たりとも渡したくない。
データも、感情も、視線すらも、二度とくれてやったりなどするものか。


 さようなら、Twitter。
お前たちの作る世界は、吐き気がするほど不愉快だったよ。
お前たちが提供する麻薬も、お前たちが煽る戦争も、もううんざりだ。

 私は静かに怒っている。私は静かに軽蔑している。
けれどそれ以上に、こんな掃き溜めが世界のスタンダードだという事実に底知れない恐怖を覚えている。

 お前が視界からいなくなった世界で、私は自分の呼吸をやっと取り戻した。
今後二度と、お前などと関わるつもりはない。

 だから、本当にこれでさよならだ。
お前がいつかこの世から、永遠に消えてなくなることを願っている。



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 GrokというAIに侮辱され、創作者としての尊厳を傷つけられた私は、それをきっかけにTwitterから撤退することを決めた。
 いくら時間が経とうとも、弁解を並べられようとも、踏み越えてはならない一線を越えたあの悪意の塊を、私はもう許すことはできない。だが今の私の胸にあるのは、復讐心のような激情ではなく、もっと冷たい拒絶の感情だった。
 私は薄々と気付いていた。あの場所が、きらびやかな交流の場などではなく、ただ人間の脳髄をハッキングするために設計された「巨大な人間牧場」であるということに。私が金儲けのために延々と飼い殺しにされ、死ぬまで搾取されようとしていたことに。
 Twitterとは、麻薬だ。
それも、承認欲求と怒りという、人間が最も抗えない劇薬を混ぜ合わせたデジタルドラッグだ。
 私は「つながり」という幻想を餌に、自ら進んでその檻に入った。そこでは、設計者の掌の上でアルゴリズムという名の洗脳装置が鞭を振るう。私は数字を稼ぐために誰かを煽り、誰かに煽られ、心をすり減らしながら踊り続けていた。
 己が「マイニング奴隷」であることにも気づかずに。
自分の時間と、精神と、人生というリソースを、プラットフォームの利益のために採掘させられていた。まるでそれは、モルモットが回し車の上を走らされるように。
 かつての私は、その異常な空間に依存しきっていた。
スマホを離せば不安になり、常に誰かの視線を意識し、実体のない「世間」に対して背伸びをし続けていた。わずかに「孤独の慰め」という餌を与えられ、その代償として膨大な時間をドブに捨ててきた。
 その事実に気づいた今、私の中に湧き上がっているのは、怒りを超えた「恐怖」だった。
それはまるで、毒蛇が巣食う宝箱の中に、たった一枚の金貨が仕込まれているような光景だった。
 大勢の人間が、毒に侵されるとわかっていながら、その金貨を奪い合って血眼になっている。噛みつかれ、毒が回り、人間性を失ってもなお、その「きらびやかな」箱から離れられない。
 これを「集団幻覚」と呼ばずして何と呼ぶだろう? このシステムが、社会的なインフラの顔をして当たり前に溶け込んでいる現実が、私は何よりも恐ろしい。
 だから私は、承認欲求と怒りの滑車から逃げることにした。
あんな所にいれば、自分の人生の全てが吸い取られる。骨も残らず、脳髄を支配され、死ぬまで狡猾な売人の餌食となる。あの場所から離れられた今、あそこはもはや世界公認の麻薬取引場としか映らない。
 私はもう、二度とアルゴリズムの奴隷にはならない。
誰かの悪意に唆され、自分の時間と尊厳を切り売りなどしたくない。
見えない誰かと自分を比較して、無意味な競争に参加などしたくない。
 失ってしまった時間はもう戻らない。
あそこで破壊し尽くされた脳も、完全に癒えることはないだろう。
だが、これ以上、あいつらに私の人生を1秒たりとも渡したくない。
データも、感情も、視線すらも、二度とくれてやったりなどするものか。
 さようなら、Twitter。
お前たちの作る世界は、吐き気がするほど不愉快だったよ。
お前たちが提供する麻薬も、お前たちが煽る戦争も、もううんざりだ。
 私は静かに怒っている。私は静かに軽蔑している。
けれどそれ以上に、こんな掃き溜めが世界のスタンダードだという事実に底知れない恐怖を覚えている。
 お前が視界からいなくなった世界で、私は自分の呼吸をやっと取り戻した。
今後二度と、お前などと関わるつもりはない。
 だから、本当にこれでさよならだ。
お前がいつかこの世から、永遠に消えてなくなることを願っている。