第14話 そうよ!溜まっとるとよ!
ー/ー
エレベーターで12階に上がる間、うちは膝ば擦り合わせとった。なんかムズムズするとよ。ミキちゃんの話が刺激的すぎたけね。男の欲は頭から来るっち言うけど、女のは体からやろうね。
「ママ、そのバッグ、お泊まりセットやろ?」っち、ミキちゃんが聞く。
「…まぁ、ミキちゃんと大阪で泊まるかもしれんと思って…」 いや、ウソや。もしも、万が一、明彦と…って考えたけやん。そげんことあるかも、っち思うたけ、下着も勝負用ばい。あ~、うち、なんちゅう女やろか。ほんとに万が一、って、ミキちゃんが彼とケンカした時のこととか考えとったんやろうか?
「ふ~ん、そんなんね。じゃあ、下着も?替えの服も?」っち、ミキちゃんがニヤッとしながら聞く。
「うん、持ってきたよ」平然と、平然とね。
「ふ~ん、ママ、なんかモジモジしとるねぇ。濡れちゃった?」
「ミキちゃん!」
「だって、さっきから脚ば擦り合わせとるやん?」
「……うん、いろいろ想像したら、ジュンとなった…」 いや、ジュンどころやなか。部屋着いたら、トイレ借りなならんかもしれん。
「ママ、やる気満々やん?」そんなの聞かんでもわかっとるくせに。
「…うん、もう覚悟した。宮部さんさえよかっち言うなら…」 もう、押し倒されたいとよ!
「そりゃ、大丈夫やろ。たぶんね。でも、ママ、『宮部さん』やなかて、『明彦』やろ?明彦っち呼びなよ」
「……それは…本人に聞いてみる」
「そうそう、本人にね」
「ミキちゃん、なんか大胆になっとるやん?」
「昨日の夜から、頭のネジが何本か抜けちゃったんよ、うち」
「…ねえ、ミキちゃん、彼の…その、よかったん?」 ミキちゃん、経験少なかしね。
「そりゃもう!大きかし、硬かし、長かし、何度も何度も…」 ちょ、イメージさせんで!
「あぁ、もう、我慢できんくなるやん…!」
「やろ? ママもうちも最近ご無沙汰やし、溜まっとるもんね。あ、そんでさ、彼にも『ママ、溜まっとるけね』っち言っちゃった!」
「…あ~あ、言っちゃったん!? そりゃ、そうよ!溜まっとるとよ!」 もう決壊寸前やん!
「じゃあ、たっぷり可愛がってもらおうや。うちも、ママもね」
「…3Pとか…」 いや、三人で、っち言おうとしたのに、つい言葉が出てしもた。
「こんな機会、一生なかかもしれんよ?しかも、彼、明日には海外に帰るやろ?」 そうやね、一生なかもしれん。ほんとに。
「ミキちゃん、あんまそげんこと言わんで。ジンジンしてきたやん…」
「…実は、うちも」 若かねぇ。今日、朝までやっとったやろ? ちょっとガニ股になっとるし。
「ミキちゃん、なんか顔、物欲しそ~な表情になっとるよ?」
「ママだって、アヒル口半開きやし」 あら、そんな顔しとったんね。ヨダレ垂らしそうな顔ってことかしら。
12階に着いた。…あ~、ほんとに来てしもた!
うちも頭のネジが外れたんかもしれん。お店ほったらかして大阪まで来て、ストーカーみたいに後をつけて、それで出張中の男の部屋に行こうとしよる。アラフォーの男と23才の女の子、そしてうちが一つの部屋に…あんなこと、こんなこと? こうされて、ああされて? うお~、うち、35才やん!
「ママ、妄想しとる場合やなかよ。1203号室はこっち 👉 、左。行くよ、早く」っち、ミキちゃんが部屋の案内板ば指さす。 あら、エレベーター降りたまま立ち止まっとったんね。 小娘め、妄想とか言うな! でも、しとったけど。 やばい、早よトイレ借りんと、垂れてしまうかもしれん…
ミキちゃんが迷いなくドアベルば鳴らした。そりゃ、迷うんはうちの方やもんね。ドアが開いて、スーツ姿の宮部さんが立っとる。ちょっと頭ば掻いて、照れくさそうに「はい、ママさん、ミキちゃん、いらっしゃい。どうぞどうぞ」っち部屋に招き入れた。
ミキちゃん、41平米って言いよったね。それって、うちのマンションの部屋くらいやん! ツインのセミダブルのベッドが二つ並んどる。…あぁ、想像してしまうやん。旅館で布団並べたみたいで、生々しかね。ここで三人で…こうして、ああして…セミダブルって、せ、狭かと?
宮部さんがうちらの荷物ばクローゼットの横に置いてくれた。彼のスーツケースの横に。
部屋の窓際にソファセットとテーブルがあって、うちとミキちゃんがソファの方、彼がチェアの方に座った。…あ~、座ったばかりで「トイレ貸してください」とか、言うのも変やん?
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「ママ、そのバッグ、お泊まりセットやろ?」っち、ミキちゃんが聞く。
「…まぁ、ミキちゃんと大阪で泊まるかもしれんと思って…」 いや、ウソや。もしも、万が一、明彦と…って考えたけやん。そげんことあるかも、っち思うたけ、下着も勝負用ばい。あ~、うち、なんちゅう女やろか。ほんとに万が一、って、ミキちゃんが彼とケンカした時のこととか考えとったんやろうか?
「ふ~ん、そんなんね。じゃあ、下着も?替えの服も?」っち、ミキちゃんがニヤッとしながら聞く。
「うん、持ってきたよ」平然と、平然とね。
「ふ~ん、ママ、なんかモジモジしとるねぇ。濡れちゃった?」
「ミキちゃん!」
「だって、さっきから脚ば擦り合わせとるやん?」
「……うん、いろいろ想像したら、ジュンとなった…」 いや、ジュンどころやなか。部屋着いたら、トイレ借りなならんかもしれん。
「ママ、やる気満々やん?」そんなの聞かんでもわかっとるくせに。
「…うん、もう覚悟した。宮部さんさえよかっち言うなら…」 もう、押し倒されたいとよ!
「そりゃ、大丈夫やろ。たぶんね。でも、ママ、『宮部さん』やなかて、『明彦』やろ?明彦っち呼びなよ」
「……それは…本人に聞いてみる」
「そうそう、本人にね」
「ミキちゃん、なんか大胆になっとるやん?」
「昨日の夜から、頭のネジが何本か抜けちゃったんよ、うち」
「…ねえ、ミキちゃん、彼の…その、よかったん?」 ミキちゃん、経験少なかしね。
「そりゃもう!大きかし、硬かし、長かし、何度も何度も…」 ちょ、イメージさせんで!
「あぁ、もう、我慢できんくなるやん…!」
「やろ? ママもうちも最近ご無沙汰やし、溜まっとるもんね。あ、そんでさ、彼にも『ママ、溜まっとるけね』っち言っちゃった!」
「…あ~あ、言っちゃったん!? そりゃ、そうよ!溜まっとるとよ!」 もう決壊寸前やん!
「じゃあ、たっぷり可愛がってもらおうや。うちも、ママもね」
「…3Pとか…」 いや、三人で、っち言おうとしたのに、つい言葉が出てしもた。
「こんな機会、一生なかかもしれんよ?しかも、彼、明日には海外に帰るやろ?」 そうやね、一生なかもしれん。ほんとに。
「ミキちゃん、あんまそげんこと言わんで。ジンジンしてきたやん…」
「…実は、うちも」 若かねぇ。今日、朝までやっとったやろ? ちょっとガニ股になっとるし。
「ミキちゃん、なんか顔、物欲しそ~な表情になっとるよ?」
「ママだって、アヒル口半開きやし」 あら、そんな顔しとったんね。ヨダレ垂らしそうな顔ってことかしら。
12階に着いた。…あ~、ほんとに来てしもた!
うちも頭のネジが外れたんかもしれん。お店ほったらかして大阪まで来て、ストーカーみたいに後をつけて、それで出張中の男の部屋に行こうとしよる。アラフォーの男と23才の女の子、そしてうちが一つの部屋に…あんなこと、こんなこと? こうされて、ああされて? うお~、うち、35才やん!
「ママ、妄想しとる場合やなかよ。1203号室はこっち 👉 、左。行くよ、早く」っち、ミキちゃんが部屋の案内板ば指さす。 あら、エレベーター降りたまま立ち止まっとったんね。 小娘め、妄想とか言うな! でも、しとったけど。 やばい、早よトイレ借りんと、垂れてしまうかもしれん…
ミキちゃんが迷いなくドアベルば鳴らした。そりゃ、迷うんはうちの方やもんね。ドアが開いて、スーツ姿の宮部さんが立っとる。ちょっと頭ば掻いて、照れくさそうに「はい、ママさん、ミキちゃん、いらっしゃい。どうぞどうぞ」っち部屋に招き入れた。
ミキちゃん、41平米って言いよったね。それって、うちのマンションの部屋くらいやん! ツインのセミダブルのベッドが二つ並んどる。…あぁ、想像してしまうやん。旅館で布団並べたみたいで、生々しかね。ここで三人で…こうして、ああして…セミダブルって、せ、狭かと?
宮部さんがうちらの荷物ばクローゼットの横に置いてくれた。彼のスーツケースの横に。
部屋の窓際にソファセットとテーブルがあって、うちとミキちゃんがソファの方、彼がチェアの方に座った。…あ~、座ったばかりで「トイレ貸してください」とか、言うのも変やん?