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第10話 葛藤中です、ハイ

ー/ー



 お寿司を食べたっちゃ。食べさせたいんよぉ~、と私が言う。エビは?って聞く。好きだ、っちゅうけん口に押し込んだっちゃ。うまい!と彼。

 ねぇ、マグロは?いいね。ハイ、あ~ん。イクラは?ちょっとね。じゃ、私が食べちゃう。ウニも食べれば?ええの?なんて言いながら、寿司の二十貫パック、稲荷寿司の八貫入パック、鰻のパックもみんななくなったっちゃ。

 なんやね、二人とも、めっちゃ空腹やったんやね。でも、こげんな感じで食べるの、私にとっちゃ新鮮やね。こんなこと、DV男としたことないもん。

 それから、なんとなしに身の上話になったっちゃ。彼は日本人の女の人と5年結婚して別れたっちゅう。性格の不一致やね。お金遣いが荒かったんよ。ふ~ん。結婚するっちゅうたら、いろいろ相手に合わせんとあかんのに、その元妻は気遣いせんかったんやね。

 私は聞かれんかったけど、元カレの話したっちゃ。大学で初めて会った話。私から告った話。親に内緒でカレの部屋に転がり込んだ話。酒乱の彼が酔うと私を殴った話。ほら、見てみ。まだ、アザが残っとるっちゃ、と、明彦に右腕を見せる。ひどく殴られたんだね、と彼が言う。

 うん、それが、だんだん、ほぼ毎晩みたいにDVされだして、大学卒業してから、彼が留守の間に置き手紙残して、飛び出したんよ。その後は、直美さんのバーで話したように、バック抱えて、プータローになったっちゃ。

 直美さんのお店手伝って、ちょっとお小遣いもらって、一緒に住まんか?って彼女に言われたけど、なんか、悪い気がして、漫画喫茶なんかを転々としとる。でも、飛び出してから男の人の経験はないっちゃ。

 親?ダメダメ、姉が良い子で、私が悪い子やけん、両親には嫌われとる。今さら実家に戻る気はないんよ~、って。

「論評は控える。人それぞれだ。それで、今は、見知らぬ男性と大阪行きのフェリーの部屋に一緒で、男性は、ミキちゃんをどう抱こうか、葛藤中ってことだ」
「私もどう抱かれようか、葛藤しとるとこっちゃ、ハイ」

 こういうことかな?とか明彦が言って私の肩さ抱いたっちゃ。私、目をつぶって顎をあげた。さっきキスしたけん、上手いのはわかっとる。あれ?何々味のキスとか、あれってどうなったんやろ?私、お稲荷さん味で、唐揚げ味で、彼が最後に食べたのは鰻やったかね?もう、ツバも混ざっとるけんわからんっちゃ。スコッチの味はするね。

 タオルから腕入れてきて、胸さ触られた。ゾクゾクするっちゃ~。彼がスコッチを口に含んで私に飲ませてくれた。他人の口に含まれたスコッチの味、甘かった。こげんなのは、よかね。ボォ~っとしたっちゃ。

 いつの間にか、彼がベッドのシーツはいで、私をベッドに横にした。タオルはがれる。彼が、デスクの上の0.01ミリの箱を取ろうとしとる。

「明彦、0.01ミリはよかけん、忘れとって。ナマでしよ。ナマがよかっちゃ。明彦のをそのまんま感じたかとよ」と言った。
「妊娠しちゃうぞ」
「妊娠したらどうする?」
「子供、欲しいの?そりゃあ、責任取らないと。結婚でもしますか?」
「ああ、よかねぇ。ひと回り違う若妻になれるんやね?って、明彦、私ね、今日、超安全日っちゃよ。だから、妊娠せんって。もしも万が一の時は、アフターピル飲むけん、心配いらんよ。ナマでしようね」
「ミキちゃんがいいなら、私はいいよ」
「ねぇ、もう私のあそこ、大洪水でジンジンしとるっちゃ。もう何もせんで、挿れてよ」

 脚開いて彼を受け入れたっちゃ。メリメリせんかった。ニュルンって入った。ゆっくり奥の方に挿れられる。めっちゃゆっくり。まだ入るん?まだ?これ、長かね?まだ?…全部入ったみたい。もう、私のは目一杯奥まで入っとる。私の中がいっぱいやっちゃ。体が勝手に動いて、腰突き上げてしまう。

 しばらくゆっくり動いとったけど、だんだん、動きが早くなったっちゃ。私は声が出てしまう。キスされた。鼻でふいごみたいに荒い息しとる。呼吸困難やないかね。これは!こんなの初めて!今まで、私、ほんとに逝ったことなかったんや!

 うぉ~、これ、ダメやん!反則やっちゃ!1回で終わらせてくれん!逝こうとして、途中で止められて焦らされたり。明彦に私、貪られとる。いや、明彦もかなり我慢しとるね。私のあそこはええんやろか?なんて、考える余裕がないっちゃ。いや、考えとるな、これは。

 ものすごい長い時間、体位変えられて、体貪られた。何度逝ったか分からんね。最後に、正常位で抱きしめられながら、彼が逝った。熱いのが私の中に注ぎ込まれる。すごい幸福感と安心感があるもんやね。半分、意識なくなってしまったっちゃ。

 それからやね、私たち、セックス 👉 シャワー 👉 酒飲む、何か食べる、 👉 セックス 👉 シャワー 👉 酒飲む、何か食べる 👉 セックス 👉 シャワー 👉 酒飲む、何か食べる 👉 セックス 👉 シャワー 👉 酒飲む、何か食べる…あれ?何度したんやろ?

 寝たのは、朝の五時頃やった。二人とも、これ以上やったら死んでしまうと思ったっちゃ。大阪南港に着くのが九時半やけん、四時間は眠れるかね?なんて考えとる内に彼に抱きつきながら、ガァ~って寝てしまった。

 朝、シャワー 👉 何か飲む、何か食べる 👉 セックス、はせんかった。これ以上、👉 セックスしたら、彼は腎虚になるやろ。私は一生、がに股で歩かんとあかんくなる。でもねぇ、彼は海外に帰ってしまうんよね。あ~あ、寂しかね。

「ミキちゃん、これからどうする?私は打ち合わせがあるから、これから、梅田に行く。ホテルに荷物を預けて、客先に行かないといけないんだ。打合せが終わるのが5時過ぎ。キミはどうする?帰りの船で帰る?大阪を回って、新幹線で小倉に帰る?チケットは買ってあげる。私の帰国の飛行機は明日の関空便なんだ」と言われた。

「ねぇ、明彦、私、何度も抱かれて抱かれて、今、ガニ股状態っちゃ。でも、夕方には回復するよ。やけん、打合せ終わって、ホテルにチェックインしたら、今晩、23才の女の子をまた犯す気ある?私、犯されてもええよ。いや、明彦に犯されたい!それで、明日、空港にお見送りに行きたいっちゃ!」
「・・・いいけど・・・それじゃあ、私が帰り辛くなっちゃうなあ・・・」
「おおお!それ、良い!後ろ髪、バンバン引きます!」
「じゃあ、そうしようか」

 大阪南港に着いた。下船口のタラップの斜路を降りて、ターミナルビルに来た。

 直美さんがいた。直美さんが立っていた。おおっと!

「迎えに来たわよ、ミキちゃん」とママが言う。
「ねえ、明彦?これ、今晩、3P?」と明彦の顔を見た。
「えええ?」


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 お寿司を食べたっちゃ。食べさせたいんよぉ~、と私が言う。エビは?って聞く。好きだ、っちゅうけん口に押し込んだっちゃ。うまい!と彼。
 ねぇ、マグロは?いいね。ハイ、あ~ん。イクラは?ちょっとね。じゃ、私が食べちゃう。ウニも食べれば?ええの?なんて言いながら、寿司の二十貫パック、稲荷寿司の八貫入パック、鰻のパックもみんななくなったっちゃ。
 なんやね、二人とも、めっちゃ空腹やったんやね。でも、こげんな感じで食べるの、私にとっちゃ新鮮やね。こんなこと、DV男としたことないもん。
 それから、なんとなしに身の上話になったっちゃ。彼は日本人の女の人と5年結婚して別れたっちゅう。性格の不一致やね。お金遣いが荒かったんよ。ふ~ん。結婚するっちゅうたら、いろいろ相手に合わせんとあかんのに、その元妻は気遣いせんかったんやね。
 私は聞かれんかったけど、元カレの話したっちゃ。大学で初めて会った話。私から告った話。親に内緒でカレの部屋に転がり込んだ話。酒乱の彼が酔うと私を殴った話。ほら、見てみ。まだ、アザが残っとるっちゃ、と、明彦に右腕を見せる。ひどく殴られたんだね、と彼が言う。
 うん、それが、だんだん、ほぼ毎晩みたいにDVされだして、大学卒業してから、彼が留守の間に置き手紙残して、飛び出したんよ。その後は、直美さんのバーで話したように、バック抱えて、プータローになったっちゃ。
 直美さんのお店手伝って、ちょっとお小遣いもらって、一緒に住まんか?って彼女に言われたけど、なんか、悪い気がして、漫画喫茶なんかを転々としとる。でも、飛び出してから男の人の経験はないっちゃ。
 親?ダメダメ、姉が良い子で、私が悪い子やけん、両親には嫌われとる。今さら実家に戻る気はないんよ~、って。
「論評は控える。人それぞれだ。それで、今は、見知らぬ男性と大阪行きのフェリーの部屋に一緒で、男性は、ミキちゃんをどう抱こうか、葛藤中ってことだ」
「私もどう抱かれようか、葛藤しとるとこっちゃ、ハイ」
 こういうことかな?とか明彦が言って私の肩さ抱いたっちゃ。私、目をつぶって顎をあげた。さっきキスしたけん、上手いのはわかっとる。あれ?何々味のキスとか、あれってどうなったんやろ?私、お稲荷さん味で、唐揚げ味で、彼が最後に食べたのは鰻やったかね?もう、ツバも混ざっとるけんわからんっちゃ。スコッチの味はするね。
 タオルから腕入れてきて、胸さ触られた。ゾクゾクするっちゃ~。彼がスコッチを口に含んで私に飲ませてくれた。他人の口に含まれたスコッチの味、甘かった。こげんなのは、よかね。ボォ~っとしたっちゃ。
 いつの間にか、彼がベッドのシーツはいで、私をベッドに横にした。タオルはがれる。彼が、デスクの上の0.01ミリの箱を取ろうとしとる。
「明彦、0.01ミリはよかけん、忘れとって。ナマでしよ。ナマがよかっちゃ。明彦のをそのまんま感じたかとよ」と言った。
「妊娠しちゃうぞ」
「妊娠したらどうする?」
「子供、欲しいの?そりゃあ、責任取らないと。結婚でもしますか?」
「ああ、よかねぇ。ひと回り違う若妻になれるんやね?って、明彦、私ね、今日、超安全日っちゃよ。だから、妊娠せんって。もしも万が一の時は、アフターピル飲むけん、心配いらんよ。ナマでしようね」
「ミキちゃんがいいなら、私はいいよ」
「ねぇ、もう私のあそこ、大洪水でジンジンしとるっちゃ。もう何もせんで、挿れてよ」
 脚開いて彼を受け入れたっちゃ。メリメリせんかった。ニュルンって入った。ゆっくり奥の方に挿れられる。めっちゃゆっくり。まだ入るん?まだ?これ、長かね?まだ?…全部入ったみたい。もう、私のは目一杯奥まで入っとる。私の中がいっぱいやっちゃ。体が勝手に動いて、腰突き上げてしまう。
 しばらくゆっくり動いとったけど、だんだん、動きが早くなったっちゃ。私は声が出てしまう。キスされた。鼻でふいごみたいに荒い息しとる。呼吸困難やないかね。これは!こんなの初めて!今まで、私、ほんとに逝ったことなかったんや!
 うぉ~、これ、ダメやん!反則やっちゃ!1回で終わらせてくれん!逝こうとして、途中で止められて焦らされたり。明彦に私、貪られとる。いや、明彦もかなり我慢しとるね。私のあそこはええんやろか?なんて、考える余裕がないっちゃ。いや、考えとるな、これは。
 ものすごい長い時間、体位変えられて、体貪られた。何度逝ったか分からんね。最後に、正常位で抱きしめられながら、彼が逝った。熱いのが私の中に注ぎ込まれる。すごい幸福感と安心感があるもんやね。半分、意識なくなってしまったっちゃ。
 それからやね、私たち、セックス 👉 シャワー 👉 酒飲む、何か食べる、 👉 セックス 👉 シャワー 👉 酒飲む、何か食べる 👉 セックス 👉 シャワー 👉 酒飲む、何か食べる 👉 セックス 👉 シャワー 👉 酒飲む、何か食べる…あれ?何度したんやろ?
 寝たのは、朝の五時頃やった。二人とも、これ以上やったら死んでしまうと思ったっちゃ。大阪南港に着くのが九時半やけん、四時間は眠れるかね?なんて考えとる内に彼に抱きつきながら、ガァ~って寝てしまった。
 朝、シャワー 👉 何か飲む、何か食べる 👉 セックス、はせんかった。これ以上、👉 セックスしたら、彼は腎虚になるやろ。私は一生、がに股で歩かんとあかんくなる。でもねぇ、彼は海外に帰ってしまうんよね。あ~あ、寂しかね。
「ミキちゃん、これからどうする?私は打ち合わせがあるから、これから、梅田に行く。ホテルに荷物を預けて、客先に行かないといけないんだ。打合せが終わるのが5時過ぎ。キミはどうする?帰りの船で帰る?大阪を回って、新幹線で小倉に帰る?チケットは買ってあげる。私の帰国の飛行機は明日の関空便なんだ」と言われた。
「ねぇ、明彦、私、何度も抱かれて抱かれて、今、ガニ股状態っちゃ。でも、夕方には回復するよ。やけん、打合せ終わって、ホテルにチェックインしたら、今晩、23才の女の子をまた犯す気ある?私、犯されてもええよ。いや、明彦に犯されたい!それで、明日、空港にお見送りに行きたいっちゃ!」
「・・・いいけど・・・それじゃあ、私が帰り辛くなっちゃうなあ・・・」
「おおお!それ、良い!後ろ髪、バンバン引きます!」
「じゃあ、そうしようか」
 大阪南港に着いた。下船口のタラップの斜路を降りて、ターミナルビルに来た。
 直美さんがいた。直美さんが立っていた。おおっと!
「迎えに来たわよ、ミキちゃん」とママが言う。
「ねえ、明彦?これ、今晩、3P?」と明彦の顔を見た。
「えええ?」