ミテハイケナイ
それは、決してミテハイケナイ──
私には普通の人には視えないモノが視える。それはいわゆる”幽霊”と呼ばれるものだ。だけど、それが幽霊だとハッキリと認識できるのかといったら少し違う。
“生きた人間”と“そうではないモノ”は、ハッキリとした違いがあるわけでもなく見分けがつかないことが多いのだ。
けれど、そんな不便さは大した障害でもなかった。──そう、今までは。
平穏な私の日常を突然奪ったのは、決してミテハイケナイものだったのだから──
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