崩れゆく世界に天秤を

崩れゆく世界に天秤を

選択と贖罪の向こう側へ


罹ると体が崩れていく原因不明の“崩壊病”。これが世に出現した時、世界は震撼した。しかしこの死亡率百パーセントの病には裏があった。

岬町に住む錦暮人《にしきくれと》は相棒の正人《まさと》と共に、崩壊病を発症させる化け物”星の使徒“の排除に向かっていた。

目標地点に到着し、星の使徒と対面した暮人達だったが、正人が星の使徒に狙われた一般人を庇って崩壊してしまう。
暮人はその光景を目の当たりにして、十年前のある日を思い出す。

夕暮れの小学校の教室、意識を失ってぐったりとしている少女。泣き叫ぶ自分。そこに佇む青白い人型の化け物……

あの時のあの選択が、今の状況を招いたのだ。

そうして呆然と立ち尽くす暮人の前に、十年前のあの時の少女が現れ物語が動き出す。







2件のおすすめレビュー

崩れゆく選択と希望の光

崩れゆく世界と人間の選択が交錯する、切なくも力強い青春ディストピアです。

独特な“崩壊病”と星の使徒という設定が緊張感を高め、ページをめくる手が止まりません。また、主人公たちの葛藤がリアルに描かれ、胸に残る感情の揺れを体感できます。さらに、文章のリズムが速く緊迫感が高く、読む手が止まらない展開が続きます。

自分の選択に悩む十代から二十代の読者に特に刺さる作品です。読後には静かな余韻が心に残り、しばらく考えさせられます。ぜひ読んでみてください。

世界観が好きです。

崩壊病というテーマから、過去に繋がりそして、それが現在に影響する。という、一連の流れがとても良かったです!!

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