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不気味な日常と異形の交錯
全体としては、日常と異形が交錯する不気味な空間を淡々と描く点が印象的である。独特のゆるふわホラー調と、死体処理という暗い設定の対比は興味を惹くが、描写が冗長でテンポが停滞しがちで、読者を置き去りにする場面が散見される。登場人物の心理が薄く、ナナ姉の冷徹さやハルの無垢さに共感しにくい点も残念だ。一方、奇怪なビジュアルと徐々に露呈する家族の歪みは、ホラー好きや異質な世界観を求める読者に刺さるだろう。粗さはある。だが、目を引くものもある
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