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タイチとのんこ2

ー/ー



 オレは笑顔を見せる。
 姉ちゃんの言う通りだ、いつまでも怯え続けるのは、良くない。

 だから、オレは、のんこを知りたいと思っていた。

「そ、そう? 無理はしないでね」

 母ちゃんが言う。
 オレは頷いて、姉ちゃんの方に顔を向けた。

「よし、じゃあタイチ、アタシが調べた事を教えるね」

 姉ちゃんが真面目な表情で、オレを見る。
 オレはうんと頷いた。

「のんこは子どもにしか見えないらしいわ、中学生で見た人がいたらしいから、中学生までは見えるみたい」

 そう言われ、オレは真剣な顔で姉ちゃんを見て、続く言葉を待つ。

「のんこを見た子どもの多くは死んでしまったり、行方不明になったりするみたいね」

 それを聞いて、ぞっとした。
 いつか、オレも死ぬのか?
 オレも行方不明になるのか?

 体が震えだし、コウタの母親のことを思い出す。
 包丁で刺されて死んだらしい。
 母親を殺した犯人がコウタを誘拐したと、噂になっている。

 震えていると、姉ちゃんはオレの肩を掴んだ。

「いい? タイチ。 のんこを見ても助かった子はいる」

 そう言われ、オレは目を大きく見開いた。
 もしも、のんこから逃れられるなら、何でもする!

「のんこを家に入れないようにするの。 生き残ってる、のんこを見たっていう子どもたちは、決まってのんこを家に入れてないのよ。 ネットで調べたけど、家に入られたら最後、ほぼ百パーセント、家族全員のんこにやられるわ」

 力強い姉ちゃんの言葉を聞いて、オレの体に力が入った。
 その時、ドアが開く音がする。

「おう、何だ、みんな起きてたのか」

 リビングに、父ちゃんが入って来る。

 その父ちゃんの後ろで。

「タイチ、タイチ、ゆぎぃ」

 のんこは、ケラケラ笑っていた。

 家に入られたら、ほぼ百パーセント……のんこにやられる。

 この後に何が起きるのか、想像もできない。

 これが、いじめをしたしっぺ返しなのだと、後悔をしながら、オレは涙を流した


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 オレは笑顔を見せる。
 姉ちゃんの言う通りだ、いつまでも怯え続けるのは、良くない。
 だから、オレは、のんこを知りたいと思っていた。
「そ、そう? 無理はしないでね」
 母ちゃんが言う。
 オレは頷いて、姉ちゃんの方に顔を向けた。
「よし、じゃあタイチ、アタシが調べた事を教えるね」
 姉ちゃんが真面目な表情で、オレを見る。
 オレはうんと頷いた。
「のんこは子どもにしか見えないらしいわ、中学生で見た人がいたらしいから、中学生までは見えるみたい」
 そう言われ、オレは真剣な顔で姉ちゃんを見て、続く言葉を待つ。
「のんこを見た子どもの多くは死んでしまったり、行方不明になったりするみたいね」
 それを聞いて、ぞっとした。
 いつか、オレも死ぬのか?
 オレも行方不明になるのか?
 体が震えだし、コウタの母親のことを思い出す。
 包丁で刺されて死んだらしい。
 母親を殺した犯人がコウタを誘拐したと、噂になっている。
 震えていると、姉ちゃんはオレの肩を掴んだ。
「いい? タイチ。 のんこを見ても助かった子はいる」
 そう言われ、オレは目を大きく見開いた。
 もしも、のんこから逃れられるなら、何でもする!
「のんこを家に入れないようにするの。 生き残ってる、のんこを見たっていう子どもたちは、決まってのんこを家に入れてないのよ。 ネットで調べたけど、家に入られたら最後、ほぼ百パーセント、家族全員のんこにやられるわ」
 力強い姉ちゃんの言葉を聞いて、オレの体に力が入った。
 その時、ドアが開く音がする。
「おう、何だ、みんな起きてたのか」
 リビングに、父ちゃんが入って来る。
 その父ちゃんの後ろで。
「タイチ、タイチ、ゆぎぃ」
 のんこは、ケラケラ笑っていた。
 家に入られたら、ほぼ百パーセント……のんこにやられる。
 この後に何が起きるのか、想像もできない。
 これが、いじめをしたしっぺ返しなのだと、後悔をしながら、オレは涙を流した