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⑩ 頁 ソーマ様 part

ー/ー



「よし、あのトラックを訴えよう」
「……は? え!?」

唐突な僕の言葉に彼女は驚いた声をあげる。
そりゃ『訴える』なんて単語、普段の生活で耳にすることなんてほとんど無いのだから無理も無い。

「人に水をかけるのは暴行罪って聞いたこと無い?」
「何か、テレビの法律番組で聞いたことあるような……」
「それにああいう場合は車は水溜まりを避けて運転しないとダメだった気がするんだよ」
「確かにそうだろうけど」
「だから訴える」
「短絡的すぎでしょ!? そもそも既にずぶ濡れだったしあのトラックがどこのなのかも分からないのにどうやって訴えるって言うの?」
「……それもそうか。うーん、勢いだけで言うもんじゃないな……」
「全くよ。雨に濡れて体が冷えた事でただでさえ低い思考能力が更に低くなったんじゃない?」
「酷くね!?」

しれっと毒を吐く彼女に僕は涙目で訴えかける。

「ほら、さっさと帰って温かいシャワーを浴びたら? ……それか、うちに寄ってく? ここからならうちの方が近いし」
「え」

唐突な彼女の申し出に僕は本当に思考能力がフリーズしてしまった。


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「よし、あのトラックを訴えよう」
「……は? え!?」
唐突な僕の言葉に彼女は驚いた声をあげる。
そりゃ『訴える』なんて単語、普段の生活で耳にすることなんてほとんど無いのだから無理も無い。
「人に水をかけるのは暴行罪って聞いたこと無い?」
「何か、テレビの法律番組で聞いたことあるような……」
「それにああいう場合は車は水溜まりを避けて運転しないとダメだった気がするんだよ」
「確かにそうだろうけど」
「だから訴える」
「短絡的すぎでしょ!? そもそも既にずぶ濡れだったしあのトラックがどこのなのかも分からないのにどうやって訴えるって言うの?」
「……それもそうか。うーん、勢いだけで言うもんじゃないな……」
「全くよ。雨に濡れて体が冷えた事でただでさえ低い思考能力が更に低くなったんじゃない?」
「酷くね!?」
しれっと毒を吐く彼女に僕は涙目で訴えかける。
「ほら、さっさと帰って温かいシャワーを浴びたら? ……それか、うちに寄ってく? ここからならうちの方が近いし」
「え」
唐突な彼女の申し出に僕は本当に思考能力がフリーズしてしまった。