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テーマ 桜

ー/ー



春の雨
撒き散る花弁
おしいかな
曇天に差す
光が通る

未だ見ぬ
レジャーシート
響くのは
騒ぎ声のみ
耳をふさぎ泣く

届かずに
囲まれている
彼女は
只遠くから
私は微笑む

屋台船
桜並木の
花浮かぶ
酒に一口
静かにすする

江戸時代
五十の刻
人々の
染井吉野は
武士の心あり

桜折る
酔っぱらいの手
悲しき
儚さを手に
ネクタイ緩め

三分咲き
風情ありかな
自嘲す
満開の桜
眺め破顔す

八分咲き
その美しき
風に負けぬ
散る運命は
髪の毛のよう

ピンク色
絵の具を混ぜて
紙の上
一滴落とす
まるで花の様に

庭に咲く
梅から桜
移りては
四季の流れに
子の進歩知る

十一
悲しきかな
花びら散る様を
自らに重ね
垂れ下がる縄に
一杯の酒を呑む

十二
月見酒
スポットライト
舞い散るが
発電機の()
それもまたよし

十三
雪月花
激論交わす
絶対は
皆理解する
すべてが見事

十四
歌い声
震えて散る
花びらよ
心も震えて
進むは酒よ

十五
酔えぬのは
理解できぬと
ただ口に
笑顔を見てや
私も笑う

十六
狂い咲き
風舞い散るが
散らず居る
人々はただ
喜び笑う

十七
部屋の隅
ただ見つめるは
蜘蛛の巣や
ただうごかない
まだ見ぬ桜

十八
遠い空眺め
誰もいない花見
降り注ぐ雨
それがいいのだ
華全てが我が物

十九
鉛筆を
電動削り
無くなる
せせら笑うも
親は喜ぶ

二十
月夜舞う
綺麗な花弁
浮かぶのは
沈む肉体
掴むこと無し



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春の雨
撒き散る花弁
おしいかな
曇天に差す
光が通る
未だ見ぬ
レジャーシート
響くのは
騒ぎ声のみ
耳をふさぎ泣く
届かずに
囲まれている
彼女は
只遠くから
私は微笑む
屋台船
桜並木の
花浮かぶ
酒に一口
静かにすする
江戸時代
五十の刻
人々の
染井吉野は
武士の心あり
桜折る
酔っぱらいの手
悲しき
儚さを手に
ネクタイ緩め
三分咲き
風情ありかな
自嘲す
満開の桜
眺め破顔す
八分咲き
その美しき
風に負けぬ
散る運命は
髪の毛のよう
ピンク色
絵の具を混ぜて
紙の上
一滴落とす
まるで花の様に
庭に咲く
梅から桜
移りては
四季の流れに
子の進歩知る
十一
悲しきかな
花びら散る様を
自らに重ね
垂れ下がる縄に
一杯の酒を呑む
十二
月見酒
スポットライト
舞い散るが
発電機の音《ね》
それもまたよし
十三
雪月花
激論交わす
絶対は
皆理解する
すべてが見事
十四
歌い声
震えて散る
花びらよ
心も震えて
進むは酒よ
十五
酔えぬのは
理解できぬと
ただ口に
笑顔を見てや
私も笑う
十六
狂い咲き
風舞い散るが
散らず居る
人々はただ
喜び笑う
十七
部屋の隅
ただ見つめるは
蜘蛛の巣や
ただうごかない
まだ見ぬ桜
十八
遠い空眺め
誰もいない花見
降り注ぐ雨
それがいいのだ
華全てが我が物
十九
鉛筆を
電動削り
無くなる
せせら笑うも
親は喜ぶ
二十
月夜舞う
綺麗な花弁
浮かぶのは
沈む肉体
掴むこと無し