39話 本当の愛(2)
ー/ー『今回は答えが二つあるので、時間内だったら何度解答しても良いルールとします。……それと、これは三上さんだけの特別なゲームです。ですので成宮くん及びに、立会人の皆さんは助言なしでお願いします。……指先一つでも、こちらは全てお見通しなので、お気を付けてくださいね?』
その言葉に肩を揺らしてしまうのは、俺と小春だった。
俺に課せられた時、小春が指差しでヒントをくれていたのを主催者は認識していたのか!
見せしめとして最高のシチュエーションだったろうに見逃した理由とかは不明だが、やはり相手はごまかしなど効く相手ではない。次は、ないだろう。
……そんな状態を、俺が不甲斐ないせいで起こしてしまった。
「一回目は指輪を外さなかったから、タイムアップみたいな感じで爆発した。だから、時間内に指輪を外さないと爆発する。……とか、ですか?」
スマホの画面が紅い月からカウントダウンの数字へと変わる中、減っていく数字を直面しながら三上さんは問う。
声に震えはなく、真っ直ぐな眼差しで。
『あー、すみません。こちらの説明が足りませんでしたぁ。指輪を時間内に外せなかったら爆発だなんて、当たり前過ぎて記入する必要もないかと思いましてねぇー。今から追加しておきますので、お許しを』
どこまでもふざけた話し方をする主催者に、わざと説明を省いたのだと容易に想像がつく。
死人が出る確率を上げ、ゲームを盛り上げる為に。
主催者の底意地の悪さにハラワタが煮え繰り返る思いだが、今はそれどころではない。
爆発のルールを、二つも当てないのいけないのだから。
「二回目は爽太くんが紗栄子の指輪を外せたけど、紗栄子は外せなかった。音や光的には時間の余裕はあったみたいだし、タイムアップではない。紗栄子と爽太くんで違うのは……。あ!」
三上さんの考察を聞いている間に気付いたのは、おそらく同じこと。
北条くんは相手の秘密を知っていて、音霧さんは知らなかった。そこから推測出来るのは一つ。
「『相手を許しているか、許していないか』でしょう!」
三上さんは、そう宣言する。
現に成宮くんは三上さんの指輪を外している。
事実を知って受け入れたからだったと考えれば、筋は通る。
『正解です。【指輪が爆発するルール違反】の五つ目は、「過ちを許していない相手の指輪を外す」でした』
さっき爆発したのは、音霧さんが北条くんを許さなかったからだった。あのような裏切りを知った後なら、当然だろう。
そうと分かった三上さんは息遣いを速め、震える指を伸ばしていく
その言葉に肩を揺らしてしまうのは、俺と小春だった。
俺に課せられた時、小春が指差しでヒントをくれていたのを主催者は認識していたのか!
見せしめとして最高のシチュエーションだったろうに見逃した理由とかは不明だが、やはり相手はごまかしなど効く相手ではない。次は、ないだろう。
……そんな状態を、俺が不甲斐ないせいで起こしてしまった。
「一回目は指輪を外さなかったから、タイムアップみたいな感じで爆発した。だから、時間内に指輪を外さないと爆発する。……とか、ですか?」
スマホの画面が紅い月からカウントダウンの数字へと変わる中、減っていく数字を直面しながら三上さんは問う。
声に震えはなく、真っ直ぐな眼差しで。
『あー、すみません。こちらの説明が足りませんでしたぁ。指輪を時間内に外せなかったら爆発だなんて、当たり前過ぎて記入する必要もないかと思いましてねぇー。今から追加しておきますので、お許しを』
どこまでもふざけた話し方をする主催者に、わざと説明を省いたのだと容易に想像がつく。
死人が出る確率を上げ、ゲームを盛り上げる為に。
主催者の底意地の悪さにハラワタが煮え繰り返る思いだが、今はそれどころではない。
爆発のルールを、二つも当てないのいけないのだから。
「二回目は爽太くんが紗栄子の指輪を外せたけど、紗栄子は外せなかった。音や光的には時間の余裕はあったみたいだし、タイムアップではない。紗栄子と爽太くんで違うのは……。あ!」
三上さんの考察を聞いている間に気付いたのは、おそらく同じこと。
北条くんは相手の秘密を知っていて、音霧さんは知らなかった。そこから推測出来るのは一つ。
「『相手を許しているか、許していないか』でしょう!」
三上さんは、そう宣言する。
現に成宮くんは三上さんの指輪を外している。
事実を知って受け入れたからだったと考えれば、筋は通る。
『正解です。【指輪が爆発するルール違反】の五つ目は、「過ちを許していない相手の指輪を外す」でした』
さっき爆発したのは、音霧さんが北条くんを許さなかったからだった。あのような裏切りを知った後なら、当然だろう。
そうと分かった三上さんは息遣いを速め、震える指を伸ばしていく
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