40話 本当の愛(3)
ー/ー「……真。もし助かったら、このまま付き合ってくれる?」
声まで震え、その緊張が伝わってくる。当然だ、命をかけた戦いを三上さんは果敢に挑んでいるのだから。
「え? そんなことしなくても、……みんな死んだのに?」
「うん。私、今まで真のこと見ていなかった。どうしたら、みんなに話が出来るネタが作れるとか、そんなことばかり。……最低だよね? だからこれからもう一度あなたを知りたい。身勝手な願いだけど、好きになったらダメかな?」
その瞳から溢れてきたのは、恐怖によるものだけではない。だって三上さんは、柔らかな微笑みを浮かべていたから。
「いつでも歓迎するよ。じゃあまずはみんなでここを出て、色々と落ち着いたら二人で出掛けよう。まずは友達として」
「うん!」
三上さんから流れる涙を、三上くんがハンカチでそっと拭う。成宮くんはいつも、そうだった。俺のようにクラスで浮いている生徒にも分け隔てなく、いつも穏やかで優しい。こんなことが始まり成宮くんにまで嫌な本性があったらと、案じていたがそんなもの一切なかった。友達にも彼女にも、優しい人だった。
俺はまた、人を信じて良いような気がした。
立会人の意味が分かったような気がした。見守っていた俺達は手は自然と動き、それは拍手になっていた。
この二人なら大丈夫だろう。成宮くんの想いが三上さんを包んでくれ、今度こそ本当の愛で二人は繋がって。
ピッ、ピッ、ピーー。
パァーン。
その音と共に、二人は折り重なるように絶命していた。
どうして……?
成宮くんは三上さんの秘密を受け入れていた。
互いに未来を語り、前に進もうとしていた。
なのに、どうして?
どうして、二人の未来を奪った?
声まで震え、その緊張が伝わってくる。当然だ、命をかけた戦いを三上さんは果敢に挑んでいるのだから。
「え? そんなことしなくても、……みんな死んだのに?」
「うん。私、今まで真のこと見ていなかった。どうしたら、みんなに話が出来るネタが作れるとか、そんなことばかり。……最低だよね? だからこれからもう一度あなたを知りたい。身勝手な願いだけど、好きになったらダメかな?」
その瞳から溢れてきたのは、恐怖によるものだけではない。だって三上さんは、柔らかな微笑みを浮かべていたから。
「いつでも歓迎するよ。じゃあまずはみんなでここを出て、色々と落ち着いたら二人で出掛けよう。まずは友達として」
「うん!」
三上さんから流れる涙を、三上くんがハンカチでそっと拭う。成宮くんはいつも、そうだった。俺のようにクラスで浮いている生徒にも分け隔てなく、いつも穏やかで優しい。こんなことが始まり成宮くんにまで嫌な本性があったらと、案じていたがそんなもの一切なかった。友達にも彼女にも、優しい人だった。
俺はまた、人を信じて良いような気がした。
立会人の意味が分かったような気がした。見守っていた俺達は手は自然と動き、それは拍手になっていた。
この二人なら大丈夫だろう。成宮くんの想いが三上さんを包んでくれ、今度こそ本当の愛で二人は繋がって。
ピッ、ピッ、ピーー。
パァーン。
その音と共に、二人は折り重なるように絶命していた。
どうして……?
成宮くんは三上さんの秘密を受け入れていた。
互いに未来を語り、前に進もうとしていた。
なのに、どうして?
どうして、二人の未来を奪った?
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