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24話 生徒会カップルの秘密(3)

ー/ー




『今日は、えみちゃん。清楚系JK』
 その投稿文と共に写真に写っていたのは音霧さんからは想像もつかない、あわれもない姿だった。

「……!」
「きゃあ!」

 バンッ。
 衝動的にスマホを机に伏せたら、嫌な音が響いた。
 いつもなら画面に傷がいってないかと咄嗟に表を向けて確認するが、そんな気になるはずもない。
 そしてそれは他の生徒も同じようで、俺がスマホを伏せたと同じぐらいに、あちこちでスマホ画面を机にぶつける音が聞こえていた。

『あー、あらあら、すみませんねぇ。みなさんが未成年であること、忘れてましたぁ。抜けがあるゲームと指摘されて、ついムキになってしまいましてねぇ。まあ、これで信じてもらえたでしょうか?』

 指摘しようにも画像を見て確認しないといけないし、誰もそんなこと出来るはずもない。
 主催者はそれを見越しているのか、異論を唱える者のない状態にただ高笑いをこだましていた。

「AIだ」
『はい?』
「これはAIで作られたフェイク画像だ! 今の技術ならこんなものぐらい簡単に出来てしまう世の中なんだよ! これ以上、俺の大切な人の名誉を傷付けるのは許さない! どうせあんたが作ったインチキなんだろ!」

 北条くんの問いにしばらく間が開き、立会人と呼ばれる俺達が顔を歪めて見合わせていると、途端に「フハハハハハ」と気味の悪い声がスマホより響いた。
 ヤバい! 主催者の癇に触れてしまった。これは見せしめか、口封じの餌食になると北条くんに目をやろうとすると、上機嫌のような弾んだ声が流れてきた。


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『今日は、えみちゃん。清楚系JK』
 その投稿文と共に写真に写っていたのは音霧さんからは想像もつかない、あわれもない姿だった。
「……!」
「きゃあ!」
 バンッ。
 衝動的にスマホを机に伏せたら、嫌な音が響いた。
 いつもなら画面に傷がいってないかと咄嗟に表を向けて確認するが、そんな気になるはずもない。
 そしてそれは他の生徒も同じようで、俺がスマホを伏せたと同じぐらいに、あちこちでスマホ画面を机にぶつける音が聞こえていた。
『あー、あらあら、すみませんねぇ。みなさんが未成年であること、忘れてましたぁ。抜けがあるゲームと指摘されて、ついムキになってしまいましてねぇ。まあ、これで信じてもらえたでしょうか?』
 指摘しようにも画像を見て確認しないといけないし、誰もそんなこと出来るはずもない。
 主催者はそれを見越しているのか、異論を唱える者のない状態にただ高笑いをこだましていた。
「AIだ」
『はい?』
「これはAIで作られたフェイク画像だ! 今の技術ならこんなものぐらい簡単に出来てしまう世の中なんだよ! これ以上、俺の大切な人の名誉を傷付けるのは許さない! どうせあんたが作ったインチキなんだろ!」
 北条くんの問いにしばらく間が開き、立会人と呼ばれる俺達が顔を歪めて見合わせていると、途端に「フハハハハハ」と気味の悪い声がスマホより響いた。
 ヤバい! 主催者の癇に触れてしまった。これは見せしめか、口封じの餌食になると北条くんに目をやろうとすると、上機嫌のような弾んだ声が流れてきた。