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3-2 - 桜吹雪 - 4話

ー/ー




夕暮れに染まる、桜色の並木道。
楽しかった視察の余韻を
噛み締めながら歩く2人。


城門を目前に、足を止めたリリアン姫。


「ねぇお姉様」


茜色の夕日照らされたその顔は
今まで見た中で、1番大人びてみえる。


「どうしたの?リリ」


「お姉様の背中は、私が守るから!」


凄く真剣で、嬉しい言葉。
リリアン姫は、本気で言っている。
繋いだ手に、力が入っている事からも
しっかり伝わってくる。


でも、それはきっと叶わない。
それを蓮は、わかってしまう。
皇族、ましてや皇女や姫は
前線には出れない。


「任せたぞ、頼もしい妹よ」


それでも、リリアン姫の気持ちが
嬉しかった蓮は、否定することが
出来なかった。




その夜、蓮は少しの後ろめたさを、
リリアン姫に嘘をついてしまった
後ろめたさを抱えながら眠るのだった。


桜色のペンダントを握り締めながら。




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夕暮れに染まる、桜色の並木道。
楽しかった視察の余韻を
噛み締めながら歩く2人。
城門を目前に、足を止めたリリアン姫。
「ねぇお姉様」
茜色の夕日照らされたその顔は
今まで見た中で、1番大人びてみえる。
「どうしたの?リリ」
「お姉様の背中は、私が守るから!」
凄く真剣で、嬉しい言葉。
リリアン姫は、本気で言っている。
繋いだ手に、力が入っている事からも
しっかり伝わってくる。
でも、それはきっと叶わない。
それを蓮は、わかってしまう。
皇族、ましてや皇女や姫は
前線には出れない。
「任せたぞ、頼もしい妹よ」
それでも、リリアン姫の気持ちが
嬉しかった蓮は、否定することが
出来なかった。
その夜、蓮は少しの後ろめたさを、
リリアン姫に嘘をついてしまった
後ろめたさを抱えながら眠るのだった。
桜色のペンダントを握り締めながら。