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3-2 - 桜吹雪 - 1話

ー/ー




右手にリリアン姫の
体温を感じながら歩く。


特に何かおしゃべりしながら
歩いたわけじゃない。
でも、心地良い無言。


たぶん、リリアン姫の
ウキウキした心が、
繋いだ手を通して伝わってくるから。


そして、城門が目前に迫る。


「姫様に勇者様!?どちらへ!?」


衛兵さんが驚いてる。
無理もないよね。


「城下へ視察に行きます⭐︎
お父様から許可はもらってます!
護衛もいます⭐︎」


わたしたちの背後には3人の護衛が、
目立たない格好で控えている。


「し、承知しました。お気をつけて!」


敬礼をし、門を開ける。


門をくぐる。
その先に、見えたのは……




「わぁ、凄い綺麗」


桜並木だった。
この世界にも桜があったんだ。


でも、良く見たら
桜色のイチョウの葉。
なんか面白い。


「凄いでしょ⭐︎この綺麗な景色を
レンに見せたかったんだ⭐︎」


自慢気に、はにかむリリアン姫。


「うん。凄い綺麗。
わたしの国にも同じような景色が
あるんだ。懐かしいなぁ」


召喚されて、まだ数日のはずなのに。


「あ…… 」


しまった。みたいな顔をするリリアン姫。


「ごめん。そうだよね、レンは無理矢理
連れて来られちゃったんだよね」


せっかくの元気がしおしおと萎んでいく。
これは良くない。
リリアン姫には、
いつでも明るく笑っていて欲しい。


「リリ。気にしなくていいよ。
まぁ、難しいかもしれないけど、
わたしは別に恨んだりもしてない。
それだけは、分かってほしいな」


繋いだ手に力を込める。


「そう、だね。私に出来るのは、
少しでも楽しい思い出にしてもらうこと!
うん!ありがとう!レン⭐︎」


笑顔で返事をする。


「それじゃ!デート再開よ!⭐︎」


「視察ね」


アハハ。と笑い合い、再び歩き始めた。
桜色の葉の舞い散る並木道を。




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右手にリリアン姫の
体温を感じながら歩く。
特に何かおしゃべりしながら
歩いたわけじゃない。
でも、心地良い無言。
たぶん、リリアン姫の
ウキウキした心が、
繋いだ手を通して伝わってくるから。
そして、城門が目前に迫る。
「姫様に勇者様!?どちらへ!?」
衛兵さんが驚いてる。
無理もないよね。
「城下へ視察に行きます⭐︎
お父様から許可はもらってます!
護衛もいます⭐︎」
わたしたちの背後には3人の護衛が、
目立たない格好で控えている。
「し、承知しました。お気をつけて!」
敬礼をし、門を開ける。
門をくぐる。
その先に、見えたのは……
「わぁ、凄い綺麗」
桜並木だった。
この世界にも桜があったんだ。
でも、良く見たら
桜色のイチョウの葉。
なんか面白い。
「凄いでしょ⭐︎この綺麗な景色を
レンに見せたかったんだ⭐︎」
自慢気に、はにかむリリアン姫。
「うん。凄い綺麗。
わたしの国にも同じような景色が
あるんだ。懐かしいなぁ」
召喚されて、まだ数日のはずなのに。
「あ…… 」
しまった。みたいな顔をするリリアン姫。
「ごめん。そうだよね、レンは無理矢理
連れて来られちゃったんだよね」
せっかくの元気がしおしおと萎んでいく。
これは良くない。
リリアン姫には、
いつでも明るく笑っていて欲しい。
「リリ。気にしなくていいよ。
まぁ、難しいかもしれないけど、
わたしは別に恨んだりもしてない。
それだけは、分かってほしいな」
繋いだ手に力を込める。
「そう、だね。私に出来るのは、
少しでも楽しい思い出にしてもらうこと!
うん!ありがとう!レン⭐︎」
笑顔で返事をする。
「それじゃ!デート再開よ!⭐︎」
「視察ね」
アハハ。と笑い合い、再び歩き始めた。
桜色の葉の舞い散る並木道を。