第47話 最終章……素晴らしきあしたへ
ー/ー 私は足元をふらつかせながら、トイレから廊下へと出た。
さっきのおっさんは、どこへ行ってしまったのだろう。それとも、私の幻想、憧れのヒーロー、白馬の王子様だったのか……。
朝日が輝く中、私はビルの表へと足を踏み出した。巨大なウンコオブジェがある建物の正面玄関だ。ちょうど出勤してくる人たちとすれ違う。
通りまで出てくると、ボロボロのタクシーがドアを開けて停まっていた。私はそのまま乗り込んだ。初老の運転手が聞いてきた。
「どちらまで?」
「あしたへ。素晴らしきあしたへ」
タクシーは走り出した。私は窓の外の流れていく景色をぼんやりと眺める。前方の空には、暗雲が立ち込めていた。
御手洗花子がはまり、川屋勉が消えた便器。その便蓋が、さらに便器本体がカタカタと動き出した。突如、床から外れると、凄まじい勢いで壁を突き破り、消え去った。
半年後、人類の大半は死に絶えた。わずかに生き残った人々は反撃を始めた。素晴らしきあしたを取り戻すために。
a better tomorrow
(了)
さっきのおっさんは、どこへ行ってしまったのだろう。それとも、私の幻想、憧れのヒーロー、白馬の王子様だったのか……。
朝日が輝く中、私はビルの表へと足を踏み出した。巨大なウンコオブジェがある建物の正面玄関だ。ちょうど出勤してくる人たちとすれ違う。
通りまで出てくると、ボロボロのタクシーがドアを開けて停まっていた。私はそのまま乗り込んだ。初老の運転手が聞いてきた。
「どちらまで?」
「あしたへ。素晴らしきあしたへ」
タクシーは走り出した。私は窓の外の流れていく景色をぼんやりと眺める。前方の空には、暗雲が立ち込めていた。
御手洗花子がはまり、川屋勉が消えた便器。その便蓋が、さらに便器本体がカタカタと動き出した。突如、床から外れると、凄まじい勢いで壁を突き破り、消え去った。
半年後、人類の大半は死に絶えた。わずかに生き残った人々は反撃を始めた。素晴らしきあしたを取り戻すために。
a better tomorrow
(了)
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