2-4 - その姫戦闘狂 - 4話
ー/ー「っつ!」
蓮の顔が苦痛に歪む。
「あっ…… 」
乾いた音を立て、リリアン姫の木剣が地面に転がる。
リリアン姫の鋭い一閃は、
僅かに遅れた防御を押し込み、
蓮の左の二の腕に食い込んだのだ。
「だ、大丈夫!?ごめんね!
楽しくて、勇者様が初心者なの忘れて、
思いっきりやっちゃった。ごめん」
いつもの明るさがしぼみ、
本当に申し訳なさそうに眉を下げる。
「だ、大丈夫です。
わたしが実力も無いのに、
無理をしたせいですから」
痛みに耐えながら、微笑む。
気まずい無言。
そこへ、
「勇者様ー!大丈夫ですかー!?」
と騎士団が集まってくる。
「医務官を呼んできます」
と駆け出す者もいた。
「途中から、
模擬戦の様になってしまいましたが、
本来の能力の確認は完了しました。
本日は解散!
勇者様は、医務官に診てもらってから
お帰りください」
団長さんがその場を締める。
「わかりました。
ありがとうございました」
「…… 」
殊勝にも俯いているリリアン姫。
「リリアン姫。
貴女には少しお説教があります」
硬い声の団長さん。
「はい」
いつもの底抜けな明るさを
微塵も感じさせない、
沈んだ声のリリアン姫。
「ほどぼとにしてあげてください。
わたしも実力を弁えずに、
挑み続けてしまったので」
「善処しましょう」
やれやれといった表情で、
団長さんはリリアン姫を連れていった。
その後、医務官が到着し、
蓮の怪我の具合を診て
応急処置した。
その際、
「いったああぁぁいっ!!」
と、絶叫が響いたとか響かなかったとか。
蓮の顔が苦痛に歪む。
「あっ…… 」
乾いた音を立て、リリアン姫の木剣が地面に転がる。
リリアン姫の鋭い一閃は、
僅かに遅れた防御を押し込み、
蓮の左の二の腕に食い込んだのだ。
「だ、大丈夫!?ごめんね!
楽しくて、勇者様が初心者なの忘れて、
思いっきりやっちゃった。ごめん」
いつもの明るさがしぼみ、
本当に申し訳なさそうに眉を下げる。
「だ、大丈夫です。
わたしが実力も無いのに、
無理をしたせいですから」
痛みに耐えながら、微笑む。
気まずい無言。
そこへ、
「勇者様ー!大丈夫ですかー!?」
と騎士団が集まってくる。
「医務官を呼んできます」
と駆け出す者もいた。
「途中から、
模擬戦の様になってしまいましたが、
本来の能力の確認は完了しました。
本日は解散!
勇者様は、医務官に診てもらってから
お帰りください」
団長さんがその場を締める。
「わかりました。
ありがとうございました」
「…… 」
殊勝にも俯いているリリアン姫。
「リリアン姫。
貴女には少しお説教があります」
硬い声の団長さん。
「はい」
いつもの底抜けな明るさを
微塵も感じさせない、
沈んだ声のリリアン姫。
「ほどぼとにしてあげてください。
わたしも実力を弁えずに、
挑み続けてしまったので」
「善処しましょう」
やれやれといった表情で、
団長さんはリリアン姫を連れていった。
その後、医務官が到着し、
蓮の怪我の具合を診て
応急処置した。
その際、
「いったああぁぁいっ!!」
と、絶叫が響いたとか響かなかったとか。
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