表示設定
表示設定
目次 目次




第2章 - 君がいない日々 - 4話

ー/ー



早く立たなきゃ。
心配させちゃう。


そう思うのに言うことを聞いてくれない体。


「蓮。おかえり。
とりあえずこれ飲みな」


お母さんの優しい声。
渡されたのは
いい匂いのするハーブティー。


カップを持つ両方の手の平から、
温もりが身体に伝わる。
一口、また一口と、身体の中から
温もりが広がる。


固まった何かが解け--
悲しい、寂しい、苦しい、会いたい、
濁流のように押し寄せる感情で
心がぐちゃぐちゃになる。


頬に何かが伝う感触。
それが涙だと自覚した瞬間、
仮面が剥がれ
全てが決壊した。


お母さんに抱き付き
声を出して泣いた。


帰ってきたお父さんが、
その光景にびっくりしてたらしい。




スタンプを贈って作者を応援しよう!

次のエピソードへ進む 第2章 - 君がいない日々 - 5話


みんなのリアクション



おすすめ作品を読み込み中です…



早く立たなきゃ。
心配させちゃう。
そう思うのに言うことを聞いてくれない体。
「蓮。おかえり。
とりあえずこれ飲みな」
お母さんの優しい声。
渡されたのは
いい匂いのするハーブティー。
カップを持つ両方の手の平から、
温もりが身体に伝わる。
一口、また一口と、身体の中から
温もりが広がる。
固まった何かが解け--
悲しい、寂しい、苦しい、会いたい、
濁流のように押し寄せる感情で
心がぐちゃぐちゃになる。
頬に何かが伝う感触。
それが涙だと自覚した瞬間、
仮面が剥がれ
全てが決壊した。
お母さんに抱き付き
声を出して泣いた。
帰ってきたお父さんが、
その光景にびっくりしてたらしい。