1-1 - 真逆な2人 - 5話
ー/ー全身を包む温もりに、意識が浮上する。
眩しさに目が眩む。
差し込む朝日に、全身が照らされていた。
昨日は泣き疲れて、寝てしまったみたい。
抱いたままのぬいぐるみが、涙に濡れていた。
茉莉花をイメージして、
眩しさに目が眩む。
差し込む朝日に、全身が照らされていた。
昨日は泣き疲れて、寝てしまったみたい。
抱いたままのぬいぐるみが、涙に濡れていた。
茉莉花をイメージして、
フェルトで作ったふわふわ羊。
茉莉花が初めて家に遊び来た時。
既製品に手作りにと、
棚の上にテーブルの上、ベッドの上、
部屋を占領するぬいぐるみ達。
それを見た茉莉花は、
呆れながら、手に取り観察して、
その出来栄えを褒めてくれた、
手作りのぬいぐるみ達。
それが嬉しくて、
小さな羊のキーホルダーを作って
プレゼントしたっけ。
あの時、複雑そうな顔が可笑しくて
思わず頬をつついちゃって、
不機嫌にさせちゃった。
すぐ笑って許してくれたけど。
不意に扉を叩く音がした。
「蓮、起きてる?」
お母さんの声だ。
「起きてる」
「…… 今日は学校休む?」
「…… いく」
「じゃぁなるべく早く降りておいで。
昨日から何も食べてないんだから
お腹空いてるでしょ?」
「うん」
何も聞かない、
変に慰めない、
そんなお母さんの気遣いが、
今はすごく嬉しい。
遠ざかる足音を聞きながら、
ベッドから立ち上がる。
思い出したかのように、
お腹の虫が大合唱をしてる。
ぬいぐるみをベッドに置き、
1日を始めることにした。
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