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思わぬ伏兵

ー/ー



 勇者パーティとエリシアは旅を続けていた。



 平穏な道中だったが、突然その前に怪しい影が立ちはだかった。



 いきなり地面に魔法陣が現れ、現れたのは——。



「ふふふ……俺はダークシャドウ……」



 不気味な笑みを浮かべる男に、勇者たちは呆然と立ち尽くす。



「どうした……驚いて言葉も出ないか?」



 だが、そんな彼をじっと見ていたエリシアが突然彼の背後を指差した。





「孔雀がいる!孔雀がいますわ!」





「まじ!?」
「嘘!?」
「うわ!孔雀だ!うおおおおおぉ!」



「え、ちょ、え?」



 完全に虚を突かれたダークなんとかは、その場で固まったまま動けなくなる。勇者たちは彼を完全に無視して、後ろに見える鮮やかな鳥に駆け寄った。



 しかし、パーティの一人である賢者が、鳥を見て首をかしげた。



「それ……孔雀じゃないよ。」



「は?そんなわけないだろ!」
「こんな派手な模様……絶対孔雀ですわ!」



「いや、雉だよ。」

「……」



 勇者たちは言葉を失い、しばらく静寂が続いた。ダークシャドウも、状況を理解できずただ突っ立っていた。



 一行はダークシャドウのことなど全く気にせず、そそくさとどこかへ歩き始めた。



「なんだ、雉か。」
「解散解散〜。」
「先を急ぎますわ。」



 呆然と立ち尽くすダークシャドウ。自分の存在が完全に無視されたことに、しばらく動けない。



 だが、少しして勇者たちが慌てて引き返してきた。



「ふふふ……そうこなくちゃなぁ。勇者どもよ……今こそ!決戦の——」



 ——ドドドドド!



 全力疾走で戻ってきた勇者たちは、息を切らしながら叫んだ。





「ちょ待って!雉もよく考えたら珍しいじゃねえか!」


「そうですわ!孔雀も珍しいですけど、雉も結構珍しいですわよ!」


「そうだぜ!スマホ、スマホ!写真撮ろうぜ!」



 ダークシャドウは、目の前で鳥に夢中になる勇者たちを見つめながら、言葉を失ったまま静かにため息をついた。



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 勇者パーティとエリシアは旅を続けていた。
 平穏な道中だったが、突然その前に怪しい影が立ちはだかった。
 いきなり地面に魔法陣が現れ、現れたのは——。
「ふふふ……俺はダークシャドウ……」
 不気味な笑みを浮かべる男に、勇者たちは呆然と立ち尽くす。
「どうした……驚いて言葉も出ないか?」
 だが、そんな彼をじっと見ていたエリシアが突然彼の背後を指差した。
「孔雀がいる!孔雀がいますわ!」
「まじ!?」
「嘘!?」
「うわ!孔雀だ!うおおおおおぉ!」
「え、ちょ、え?」
 完全に虚を突かれたダークなんとかは、その場で固まったまま動けなくなる。勇者たちは彼を完全に無視して、後ろに見える鮮やかな鳥に駆け寄った。
 しかし、パーティの一人である賢者が、鳥を見て首をかしげた。
「それ……孔雀じゃないよ。」
「は?そんなわけないだろ!」
「こんな派手な模様……絶対孔雀ですわ!」
「いや、雉だよ。」
「……」
 勇者たちは言葉を失い、しばらく静寂が続いた。ダークシャドウも、状況を理解できずただ突っ立っていた。
 一行はダークシャドウのことなど全く気にせず、そそくさとどこかへ歩き始めた。
「なんだ、雉か。」
「解散解散〜。」
「先を急ぎますわ。」
 呆然と立ち尽くすダークシャドウ。自分の存在が完全に無視されたことに、しばらく動けない。
 だが、少しして勇者たちが慌てて引き返してきた。
「ふふふ……そうこなくちゃなぁ。勇者どもよ……今こそ!決戦の——」
 ——ドドドドド!
 全力疾走で戻ってきた勇者たちは、息を切らしながら叫んだ。
「ちょ待って!雉もよく考えたら珍しいじゃねえか!」
「そうですわ!孔雀も珍しいですけど、雉も結構珍しいですわよ!」
「そうだぜ!スマホ、スマホ!写真撮ろうぜ!」
 ダークシャドウは、目の前で鳥に夢中になる勇者たちを見つめながら、言葉を失ったまま静かにため息をついた。