消えた街の残響
ー/ー商店街の片隅、年老いた私はじっと佇む。
シャッターの降りた店、消えた人々の声、
かつて日向で眠らせてもらった軒先。
風は冷たくはなく、冬にしてはやわらかい夜の空気が肌をなでる。
通り過ぎる足音はわずかで、
街灯の光が凍らずにゆらめく。
あの日々の匂い、
古い木の香りやお菓子の残り香が、
記憶を呼び覚ます。
目を細め、耳をすまし、
尾先を揺らすたびに、
過ぎた時の断片が胸に溶けていく。
そして、私は小さな声で詩を紡ぐ。
静かな夜の商店街で、
忘れられた思い出の温もりを、ひとつひとつ拾い上げるように。
ーーーーー
《短歌》
冬の夜 街の影ひそかに
抱きしめる 消えた日々も 尾先に灯る
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