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第9話 異世界ヤンキーオーク、コンビニを溜まり場にするの巻 ⑥

ー/ー



「お兄ちゃーん! なんか外、変な生き物いなかったー?」

 バックヤードから、三女のユナ(結奈)が能天気な声を上げて飛び出してきた。

「ハロウィンって7月だっけ~」

 ランドセルの肩ベルトを片方にだけ掛け、手にはスマホが握られている。画面には「圏外」の文字。 小学校への登校準備中のようだ。
 
「ほえぇっぇぇえ!?」 

 ガラスの境界の向こうを側を視認し、つぶらな目をパチクリさせる。

「ナニこれぇぇぇぇぇ!!ジャングル!? サファリパーク!? ジャン○グリア!? 伝説のマーケターに依頼したのぉ!?」

 サイドポニーの茶髪と小麦色の肌、少しギャルが入った、ませガキ小学生だが、さすがに異世界を目の前にして、愕然としている。

 当たり前だ、高校生の俺でも腰が砕けた。

「ふわぁっぁ最っ高じゃん~~♪ 映え確定なんですけど!」

 ――そうでもなかった。

「ユナ(結奈)、状況説明は後だ。とりあえず、リオ(理央)姉さんとサキ(紗季)も呼んできてくれ」

「えー? リオ姉、まだ爆睡してるよ~? サキ(紗季)ちゃんは倉庫で品出し中に寝てるし」

「『コンビニエンスストア・アイザワ』非常事態警報発令っ!! 直ちに総員(かぞく)集合せよ」

 オレが緊急事態警報(アイアラート)を発令させる。

「了解っ!!」 

 ユナがビシッと敬礼し、タタタッと家の中に消える。
 シュババババッ!! と一秒もかからずに、うちの義姉妹が忍者の如くオレの後ろに立つ。
 オーバーサイズのパジャマを上だけ羽織り、それ以外はパンティ一枚の義姉――愛沢リオ(21歳)。 
 上は学校指定のジャージ下は今時珍しいブルマを穿いた義妹――愛沢サキ(14歳)
 二人とも眠たそうに半目で「強盗か!?」とモップとさすまたで武装している。

「お前ら寝てたから言ってなかったけど――」

 すぅーっと息を吸い。

「深夜に店が……店がぁぁぁあ異世界にぃぃぃいい飛んじまったんだよぉっっぉぉおおおおおお!!」

 俺の絶叫が店内に響く。
 義姉妹たちは一斉に窓の外を見る。
 異世界の森はどこまでも続き、遠くにはドラゴンと見たこともない色彩の鳥、そして遠くに見える巨大な城。。

「ここはもう、日本じゃない、驚くのは分かるが、受け入れてくれ……」
 
 ショックでパ二ックを起こさないよう、俺は姉妹を抱きしめようと両手を広げる。

「ふ~んすごいわねぇ、私あと1時間寝るわ」とリオ姉。
「ふむふむ、異世界転移の確率はゼロではないし、そういうこともあるよね」とサキ。

 姉妹達は、はしゃぐ小学生以外、シュッと忍者のように消える。 

「えっそんなもんなの? 異世界だぞ……ドラゴンとかオークとかいるんだぞ!?」

 緊急警報を出したのに、そんな貧素なリアクション……。
 俺が恥ずかしいじゃん……。

 こうして、愛沢家の、そしてコンビニ「アイザワ」の、異世界に来たというのに、いつも通りの一日が幕を開けた。

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aiがオークがコンビニに来るネタを出したけど、微妙だったので、コンビニにたむろするヤンキーに変えたけど長くなりました……(=´ェ`=)


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「お兄ちゃーん! なんか外、変な生き物いなかったー?」
 バックヤードから、三女のユナ(結奈)が能天気な声を上げて飛び出してきた。
「ハロウィンって7月だっけ~」
 ランドセルの肩ベルトを片方にだけ掛け、手にはスマホが握られている。画面には「圏外」の文字。 小学校への登校準備中のようだ。
「ほえぇっぇぇえ!?」 
 ガラスの境界の向こうを側を視認し、つぶらな目をパチクリさせる。
「ナニこれぇぇぇぇぇ!!ジャングル!? サファリパーク!? ジャン○グリア!? 伝説のマーケターに依頼したのぉ!?」
 サイドポニーの茶髪と小麦色の肌、少しギャルが入った、ませガキ小学生だが、さすがに異世界を目の前にして、愕然としている。
 当たり前だ、高校生の俺でも腰が砕けた。
「ふわぁっぁ最っ高じゃん~~♪ 映え確定なんですけど!」
 ――そうでもなかった。
「ユナ(結奈)、状況説明は後だ。とりあえず、リオ(理央)姉さんとサキ(紗季)も呼んできてくれ」
「えー? リオ姉、まだ爆睡してるよ~? サキ(紗季)ちゃんは倉庫で品出し中に寝てるし」
「『コンビニエンスストア・アイザワ』非常事態警報発令っ!! 直ちに総員(かぞく)集合せよ」
 オレが緊急事態警報(アイアラート)を発令させる。
「了解っ!!」 
 ユナがビシッと敬礼し、タタタッと家の中に消える。
 シュババババッ!! と一秒もかからずに、うちの義姉妹が忍者の如くオレの後ろに立つ。
 オーバーサイズのパジャマを上だけ羽織り、それ以外はパンティ一枚の義姉――愛沢リオ(21歳)。 
 上は学校指定のジャージ下は今時珍しいブルマを穿いた義妹――愛沢サキ(14歳)
 二人とも眠たそうに半目で「強盗か!?」とモップとさすまたで武装している。
「お前ら寝てたから言ってなかったけど――」
 すぅーっと息を吸い。
「深夜に店が……店がぁぁぁあ異世界にぃぃぃいい飛んじまったんだよぉっっぉぉおおおおおお!!」
 俺の絶叫が店内に響く。
 義姉妹たちは一斉に窓の外を見る。
 異世界の森はどこまでも続き、遠くにはドラゴンと見たこともない色彩の鳥、そして遠くに見える巨大な城。。
「ここはもう、日本じゃない、驚くのは分かるが、受け入れてくれ……」
 ショックでパ二ックを起こさないよう、俺は姉妹を抱きしめようと両手を広げる。
「ふ~んすごいわねぇ、私あと1時間寝るわ」とリオ姉。
「ふむふむ、異世界転移の確率はゼロではないし、そういうこともあるよね」とサキ。
 姉妹達は、はしゃぐ小学生以外、シュッと忍者のように消える。 
「えっそんなもんなの? 異世界だぞ……ドラゴンとかオークとかいるんだぞ!?」
 緊急警報を出したのに、そんな貧素なリアクション……。
 俺が恥ずかしいじゃん……。
 こうして、愛沢家の、そしてコンビニ「アイザワ」の、異世界に来たというのに、いつも通りの一日が幕を開けた。
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