第76話 山口吾郎中佐
ー/ー 山口吾郎中佐は長野の連合海軍軍令部に呼び出され、辞令を受け取った。明日から新造巡洋艦「比叡」の艦長に任命するとのことだった。そのあと、同じ建物内の別フロアーにある防衛統合本部の議長室に佐々木武史中将を訪ねた。
吾郎がドアをノックすると中から、「どうぞ」という声が聞こえた。
ドアを開けると、部屋の中には将官の制服を着た武志とスーツを着た秘書らしき女がいた。
「山口中佐、待ってたよ、よく来てくれた」と武史。
「久しぶりであります、佐々木中将閣下」と言って吾郎は敬礼をした。
「どうだ、元気か?」と武史。
「元気ですよ、伯父さん」と吾郎。
「それはよかった」と武史。「ところで、辞令を受け取ったか?」
「ええ、もちろん。それがここに来た理由ですから」と吾郎。「ですが、突然で驚きました」
「明日から、巡洋艦比叡の艦長だ」と武史。
「私に最新鋭巡洋艦の艦長が務まるでしょうか?」と吾郎。
「もちろんだ」と武史。
「ぼくはまだ成人したばかりですよ」と吾郎。
「仕方ないだろう。連合海軍は第二次防衛戦争で壊滅し、将兵の大半は失われてしまった」と武史。「お前たちのような若者に頼るしかないのだよ」
「実戦経験は奇跡の防衛戦での兵站任務だけですよ」と吾郎。
「それが貴重なのだ」と武史。
「わかりました」と吾郎。
「作戦内容の説明は受けたか?」と武史。
「はい。先ほど軍令部で」と吾郎。「第二次特別攻撃隊の随伴任務です」
「そうだ」と武史。
「気が進みません」と吾郎。
「何がだ?」と武史。
「魔女どもとの共同作戦だなんて」と吾郎。
「その呼び方はよせ!」と武史。「義勇軍だ」
「しかも、比叡が連中の指揮下に入るなんてありえませんよ」と吾郎。
「お前は作戦内容を聞いているのか?」と武史。
「もちろんです。そもそも義勇軍の通信艦、パープルキティってなんですか? なんでそんなものを比叡が護衛しなければならないんですか?」と吾郎。
「やはりお前は作戦内容をきちんと把握していないようだな」と武史。
「そうでしょうか?」と吾郎。「作戦課の連中も不本意そうでしたよ」
「お前をここに呼んで正解だった。説明するからここに座りなさい」と武史。
吾郎がドアをノックすると中から、「どうぞ」という声が聞こえた。
ドアを開けると、部屋の中には将官の制服を着た武志とスーツを着た秘書らしき女がいた。
「山口中佐、待ってたよ、よく来てくれた」と武史。
「久しぶりであります、佐々木中将閣下」と言って吾郎は敬礼をした。
「どうだ、元気か?」と武史。
「元気ですよ、伯父さん」と吾郎。
「それはよかった」と武史。「ところで、辞令を受け取ったか?」
「ええ、もちろん。それがここに来た理由ですから」と吾郎。「ですが、突然で驚きました」
「明日から、巡洋艦比叡の艦長だ」と武史。
「私に最新鋭巡洋艦の艦長が務まるでしょうか?」と吾郎。
「もちろんだ」と武史。
「ぼくはまだ成人したばかりですよ」と吾郎。
「仕方ないだろう。連合海軍は第二次防衛戦争で壊滅し、将兵の大半は失われてしまった」と武史。「お前たちのような若者に頼るしかないのだよ」
「実戦経験は奇跡の防衛戦での兵站任務だけですよ」と吾郎。
「それが貴重なのだ」と武史。
「わかりました」と吾郎。
「作戦内容の説明は受けたか?」と武史。
「はい。先ほど軍令部で」と吾郎。「第二次特別攻撃隊の随伴任務です」
「そうだ」と武史。
「気が進みません」と吾郎。
「何がだ?」と武史。
「魔女どもとの共同作戦だなんて」と吾郎。
「その呼び方はよせ!」と武史。「義勇軍だ」
「しかも、比叡が連中の指揮下に入るなんてありえませんよ」と吾郎。
「お前は作戦内容を聞いているのか?」と武史。
「もちろんです。そもそも義勇軍の通信艦、パープルキティってなんですか? なんでそんなものを比叡が護衛しなければならないんですか?」と吾郎。
「やはりお前は作戦内容をきちんと把握していないようだな」と武史。
「そうでしょうか?」と吾郎。「作戦課の連中も不本意そうでしたよ」
「お前をここに呼んで正解だった。説明するからここに座りなさい」と武史。
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