第68話 決裂
ー/ー「あなたは私たちとの関係を清算して、すべての事実を開示された世界で自由に生きてゆくのよ」と瞳。「素晴らしいでしょ」
「そうかい?」と悠木。「どの道、ぼくは白鷺の三番艦に乗るだけのことだよ」
「私が乗せないわ」と瞳。「あなたがこの地球での生活に満足するまでは絶対に」
「なぜだよ?」と悠木。「じゃあ何のために、ぼくはこの世界に生まれてきたんだ。こんな不自由な体で生活をしてまで」
「ダメなものはダメよ」と瞳。「あなたが拗ねたまま地球を去るなんてことは、私が許さない」
「どうしてだよ?」と悠木。
「私が神だからよ。ここにいるククリとタタリも」と瞳。「そしていずれは瑠璃子も」
「だからどうした」と悠木。「オレは地球を離れて戻ってこない。もう関係ないだろ!」
「あなたは何もわかっていないわ。あなたの人生は、すべてこの世界の理に組み込まれるのよ。あなたがこの世界を救った因果は大きいわ。しかも二度の生にわたって何度も救った」と瞳。「あなたの作った因果は、すべてこの世界の一つのひな形になる。神話になるのよ」
「意味が分からないよ」と悠木。
「いいえ、あなたは分かっているわ。そういうあなたが許せない。私は本気で怒っているのよ」と瞳。「分からないの?」
「わかったよ」と悠木。「どうすればいいんだ」
「あなたは何も分かってない」と瞳。「あなたの作った因果は、これから生まれてくる多くの英雄たちに受け継がれるでしょう。人の好さに付け込まれて利用される。用がなくなれば後ろから撃たれる。必要になればひどい条件で駆り出される。そして最後は世界のために死んでいく。人知れず報われることもなく、記録されることもなく」
「ぼくが望んだことじゃない」と悠木。
「そんなことは関係ないわ」と瞳。「あなたの不幸を許せば、これから同じことが繰り返される。私は神としてそれを防がなければならない」
「オレは不幸なのか?」と悠木。
「そんなこと知らないわ。だけど私にはものすごく気に入らない」と瞳。「こんな結末を許すくらいなら、私がこの世界を滅ぼすわ」
「極端だろう、姉さんは」と悠木。
「私はもう、あなたは弟ではない」
「そうかい?」と悠木。「どの道、ぼくは白鷺の三番艦に乗るだけのことだよ」
「私が乗せないわ」と瞳。「あなたがこの地球での生活に満足するまでは絶対に」
「なぜだよ?」と悠木。「じゃあ何のために、ぼくはこの世界に生まれてきたんだ。こんな不自由な体で生活をしてまで」
「ダメなものはダメよ」と瞳。「あなたが拗ねたまま地球を去るなんてことは、私が許さない」
「どうしてだよ?」と悠木。
「私が神だからよ。ここにいるククリとタタリも」と瞳。「そしていずれは瑠璃子も」
「だからどうした」と悠木。「オレは地球を離れて戻ってこない。もう関係ないだろ!」
「あなたは何もわかっていないわ。あなたの人生は、すべてこの世界の理に組み込まれるのよ。あなたがこの世界を救った因果は大きいわ。しかも二度の生にわたって何度も救った」と瞳。「あなたの作った因果は、すべてこの世界の一つのひな形になる。神話になるのよ」
「意味が分からないよ」と悠木。
「いいえ、あなたは分かっているわ。そういうあなたが許せない。私は本気で怒っているのよ」と瞳。「分からないの?」
「わかったよ」と悠木。「どうすればいいんだ」
「あなたは何も分かってない」と瞳。「あなたの作った因果は、これから生まれてくる多くの英雄たちに受け継がれるでしょう。人の好さに付け込まれて利用される。用がなくなれば後ろから撃たれる。必要になればひどい条件で駆り出される。そして最後は世界のために死んでいく。人知れず報われることもなく、記録されることもなく」
「ぼくが望んだことじゃない」と悠木。
「そんなことは関係ないわ」と瞳。「あなたの不幸を許せば、これから同じことが繰り返される。私は神としてそれを防がなければならない」
「オレは不幸なのか?」と悠木。
「そんなこと知らないわ。だけど私にはものすごく気に入らない」と瞳。「こんな結末を許すくらいなら、私がこの世界を滅ぼすわ」
「極端だろう、姉さんは」と悠木。
「私はもう、あなたは弟ではない」
瞳は神の目を悠木に向けた。
「さっきも言った通り、今から私たちの関係を清算する。あなたは自由よ。そしてその結末が気に入らなければ、私はこの世界を終わりにする」
「そうなのか」と悠木。「それであんたは、人類をどうやって滅ぼすんだい」
「私は太陽神よ」と瞳。「太陽フレアの一吹きで、いつでも地球圏を焼き払えるわ」
「最後の敵があんたとはね」と悠木。
「戦ってみる?」と瞳。
「いいよ」と悠木。「もう、すべてがどうでもよくなった」
「そうやってまた拗ねるのね」と瞳。
「もう話は終わりかい?」と悠木。「ぼくは帰るよ」
「ええ、さようなら」と瞳。「せいぜい白猫に慰めてもらいなさい」
「ああ、そうするよ」と悠木。「最後に一つ聞きかせてくれ。オレの世話をする神が、なんであんただったんだ? もっとましな神がいただろう」
「わたしが気に入らないっていう意味なの?」と瞳。
「そうじゃない。あんたは頭が悪くてうすのろで、天然のポンコツ女だ」と悠木。「なのに何でだろうって思ったんだ」
「やっと正直になったわね」
「そうなのか」と悠木。「それであんたは、人類をどうやって滅ぼすんだい」
「私は太陽神よ」と瞳。「太陽フレアの一吹きで、いつでも地球圏を焼き払えるわ」
「最後の敵があんたとはね」と悠木。
「戦ってみる?」と瞳。
「いいよ」と悠木。「もう、すべてがどうでもよくなった」
「そうやってまた拗ねるのね」と瞳。
「もう話は終わりかい?」と悠木。「ぼくは帰るよ」
「ええ、さようなら」と瞳。「せいぜい白猫に慰めてもらいなさい」
「ああ、そうするよ」と悠木。「最後に一つ聞きかせてくれ。オレの世話をする神が、なんであんただったんだ? もっとましな神がいただろう」
「わたしが気に入らないっていう意味なの?」と瞳。
「そうじゃない。あんたは頭が悪くてうすのろで、天然のポンコツ女だ」と悠木。「なのに何でだろうって思ったんだ」
「やっと正直になったわね」
瞳はふふっと笑った。
「あなたを直接知る高位の神が、桐子と私だけだったからよ」
「あんたと会ってたのか、オレは」と悠木。「どこでだ?」
「言わない」と瞳。「それにきっと覚えてないわ」
「そうか、わかったよ。じゃあな」と悠木。
「あんたと会ってたのか、オレは」と悠木。「どこでだ?」
「言わない」と瞳。「それにきっと覚えてないわ」
「そうか、わかったよ。じゃあな」と悠木。
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