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経営会議

ー/ー



 エリシア商事のエリシア社長。
 彼女は年明け早々、2025年の経営戦略会議を主宰していた。



 各部門の部長たちが、それぞれの報告を順番に行う中——



「それでは2024年度の第四下半期の営業目標ですが……」



営業部長が発表を始めたその瞬間、エリシアが突然笑いながら叫んだ。



「ちょっと!もう2025年ですわよ!おほほほほ!2024年ですって!しっかりしなさいよ!」



 場内が一瞬静まり返る。



 笑顔で部長をからかうエリシアを見て、他の部長たちは苦笑いを浮かべるしかない。



 だが隣に座っていた秘書が、そっと耳打ちする。



「社長……『会計年度』っていうのは4月スタートなんです……」

「えっ」



 一瞬で固まるエリシア。
 その後、彼女は何事もなかったかのように前を向き直した。



「……まあ、気を取り直して、続きをどうぞ!」



 秘書は内心でため息をつきながら、再び会議の記録を取り始めるのだった。



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 エリシア商事のエリシア社長。
 彼女は年明け早々、2025年の経営戦略会議を主宰していた。
 各部門の部長たちが、それぞれの報告を順番に行う中——
「それでは2024年度の第四下半期の営業目標ですが……」
営業部長が発表を始めたその瞬間、エリシアが突然笑いながら叫んだ。
「ちょっと!もう2025年ですわよ!おほほほほ!2024年ですって!しっかりしなさいよ!」
 場内が一瞬静まり返る。
 笑顔で部長をからかうエリシアを見て、他の部長たちは苦笑いを浮かべるしかない。
 だが隣に座っていた秘書が、そっと耳打ちする。
「社長……『会計年度』っていうのは4月スタートなんです……」
「えっ」
 一瞬で固まるエリシア。
 その後、彼女は何事もなかったかのように前を向き直した。
「……まあ、気を取り直して、続きをどうぞ!」
 秘書は内心でため息をつきながら、再び会議の記録を取り始めるのだった。