ショートコント
ー/ー
エリシアはお笑いコンビとして芸人と組んでいた。
舞台のセットは公園。
エリシアがスケッチブックを手に絵を描いているシーンから始まる。
相方が登場し、軽やかに言った。
「公園!」
「今日は天気が良くて気持ちいいな!」
——スッスッと筆を動かすエリシア。相方が近づいて声をかける。
「お?油絵ですか?」
エリシアがにっこり微笑む。
「ええ、そうですわ。」
相方がスケッチブックを覗き込み、眉をひそめた。
「この紫と緑と黒……なんですか?」
エリシアが得意げに答える。
「初号機ですわ。」
相方が一瞬間を置いて叫んだ。
「家で描けよ!」
——ハッハッハッハッハ!
だが相方は収入が不安定な芸人は辞めると宣言し、相方を探すことに——。
エリシアは新しい相方と漫才をしていた。
舞台のセットは再び公園。エリシアがスケッチブックを手に描いている。
新しい相方は緊張した様子で、セリフを何とか絞り出す。
「こっ↑こう……ここ!公園ぇ↑ん!」
——ドス……ドス……。
相方が手と足を同じ側で動かしながら歩く。
「キョオオォーは天気がよよ、良くて気持ちいいなぁ!」
——場内がざわつく。
「油絵ですか!?」
「え、ええ……」
「この紫の初号機!」
「ちょ!セリフちがいますわよ!」
エリシアがスケッチブックを抱えたまま立ち上がり、額に手を当てて嘆く。
エリシアの次の相方は……ゾンビ。
舞台のセットは再び公園。
エリシアがスケッチブックを手に描いている。
ゾンビ相方がヨロヨロと登場。
「うゔぉぁ……(公園……)」
観客がざわつく。エリシアは「またか」と呆れた顔を見せる。
ゾンビがさらに声を絞り出す。
「げろちょばぁ〜……(今日は天気が良くて気持ちいいな……)」
——ズサ……ズサ……
足を引きずりながらエリシアに近づく。
「……あぶらぶらぼら……(油絵ですか?)」
エリシアは一瞬怯みながらも答える。
「え、ええ……」
ゾンビ相方がスケッチブックを覗き込む。
「ヴァああぁゔぉあああぎょええ……(この紫と緑と黒はなんですか?)」
エリシアが小さく言う。
「しょ、初号機ですわ……」
ゾンビが突然大声を出す。
「ぎょぱあああああぁ!(家で描けや!)」
——シーン……
会場全体が静まり返り、エリシアがそっと顔を手で覆った。
「もう……相方を探すのが一番のネタですわね……」
次の相方は、全身がメタリックシルバーで革ジャンを着たサングラスの男、ヴァイ。
舞台に登場するや否や、やる気のなさ全開で棒読み。
「こーえん……きょーは天気が良くて気持ちいいなー」
エリシアは座ったまま絵を描いているが、視線だけで鋭く睨む。
「……油絵ですか……でよかったよナァ!?」
「ええ、まあ……」
ヴァイはスケッチブックを指差し、セリフを確認するかのように言う。
「この……紫と緑と黒のはなんですか」
エリシアが答えようと口を開いたその瞬間、ヴァイが叫んだ。
「初号機デエエええす!げヒャヒャヒャヒャ!」
観客、静まり返る。
エリシアはそっと筆を置き、ため息をついた。
「……ダメだこりゃ」
ヴァイは意に介さず観客に手を振りながら舞台袖に消えていく。
まだリアクションはありません。最初の一歩を踏み出しましょう!
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相方が登場し、軽やかに言った。
「公園!」
「今日は天気が良くて気持ちいいな!」
——スッスッと筆を動かすエリシア。相方が近づいて声をかける。
「お?油絵ですか?」
エリシアがにっこり微笑む。
「ええ、そうですわ。」
相方がスケッチブックを覗き込み、眉をひそめた。
「この紫と緑と黒……なんですか?」
エリシアが得意げに答える。
「初号機ですわ。」
相方が一瞬間を置いて叫んだ。
「家で描けよ!」
——ハッハッハッハッハ!
だが相方は収入が不安定な芸人は辞めると宣言し、相方を探すことに——。
エリシアは新しい相方と漫才をしていた。
舞台のセットは再び公園。エリシアがスケッチブックを手に描いている。
新しい相方は緊張した様子で、セリフを何とか絞り出す。
「こっ↑こう……ここ!公園ぇ↑ん!」
——ドス……ドス……。
相方が手と足を同じ側で動かしながら歩く。
「キョオオォーは天気がよよ、良くて気持ちいいなぁ!」
——場内がざわつく。
「油絵ですか!?」
「え、ええ……」
「この紫の初号機!」
「ちょ!セリフちがいますわよ!」
エリシアがスケッチブックを抱えたまま立ち上がり、額に手を当てて嘆く。
エリシアの次の相方は……ゾンビ。
舞台のセットは再び公園。
エリシアがスケッチブックを手に描いている。
ゾンビ相方がヨロヨロと登場。
「うゔぉぁ……(公園……)」
観客がざわつく。エリシアは「またか」と呆れた顔を見せる。
ゾンビがさらに声を絞り出す。
「げろちょばぁ〜……(今日は天気が良くて気持ちいいな……)」
——ズサ……ズサ……
足を引きずりながらエリシアに近づく。
「……あぶらぶらぼら……(油絵ですか?)」
エリシアは一瞬怯みながらも答える。
「え、ええ……」
ゾンビ相方がスケッチブックを覗き込む。
「ヴァああぁゔぉあああぎょええ……(この紫と緑と黒はなんですか?)」
エリシアが小さく言う。
「しょ、初号機ですわ……」
ゾンビが突然大声を出す。
「ぎょぱあああああぁ!(家で描けや!)」
——シーン……
会場全体が静まり返り、エリシアがそっと顔を手で覆った。
「もう……相方を探すのが一番のネタですわね……」
次の相方は、全身がメタリックシルバーで革ジャンを着たサングラスの男、ヴァイ。
舞台に登場するや否や、やる気のなさ全開で棒読み。
「こーえん……きょーは天気が良くて気持ちいいなー」
エリシアは座ったまま絵を描いているが、視線だけで鋭く睨む。
「……油絵ですか……でよかったよナァ!?」
「ええ、まあ……」
ヴァイはスケッチブックを指差し、セリフを確認するかのように言う。
「この……紫と緑と黒のはなんですか」
エリシアが答えようと口を開いたその瞬間、ヴァイが叫んだ。
「初号機デエエええす!げヒャヒャヒャヒャ!」
観客、静まり返る。
エリシアはそっと筆を置き、ため息をついた。
「……ダメだこりゃ」
ヴァイは意に介さず観客に手を振りながら舞台袖に消えていく。