表示設定
表示設定
目次 目次




23.宗教施設潜入①

ー/ー




 炊き出しを食べる子供たちの表情には、少しだけ明るさが戻っていた。
 家を出てから食事ができない子もいたらしい。
 さぞかし辛かったことだろう。

 シロー君やカノンさんは、自分の小遣いを使って避難していた子供のために食べ物の買い出しをしてくれていたらしいが、それでも食糧はまったく足りていなかったという。

「ふたりとも、そこまでしてくれていたんだね。キミたちに返すお金は、あとで僕がちゃんと用意するから安心して。本当にありがとう」

「別にイイっスよ。こうやって助けに来てくれたんスから」

 照れ臭そうに笑うシロー君。

 自分よりも年下の男の子が、自分で考え、自分で行動をしているだけでも大変驚きだけど、それに加えてとにかく謙虚。年齢不相応の冷静さと器の大きさを併せ持っている。彼のご両親は、さぞかし立派で優しい方なのだろう。

「僕も腹ごしらえも済ませたし、そろそろ行動開始するよ。今夜は長くなると思うけど、もう少しだけ我慢してほしい。シロー君は、このビルに残ってみんなのことを見守っていてあげてほしい。頼めるかな」

「……そのことなんスけど、オレもトーヤさんと一緒に行動してイイっスか。ここまで首を突っ込んだ以上、見て見ぬふりはできないっス」

「それは……うーん……」

 危険かもしれないので、未成年の子供と一緒に行動するのは避けたい。
 しかし、人手が足りていないのも事実。

 どうしたものかと考えていると―― 

「いいんじゃないか」

「千歳さん……」

 話を聞いていた千歳さんが、僕たちに近付いてくる。

(そういえば、シロー君は呪術師が苦手だって言ってたっけ……)

 こちらに向かって歩いてくる千歳さんに向けて、シロー君は鋭い視線を向ける。

 夜の闇の中で金に光る瞳は、まるで獲物を目の前にしているかのように感じる。
 僕と話しているときの人懐っこい印象がウソのようだった。

「……いいね。さすがは狼魔族、マカミ殿の息子だ」

 魔力とは違う、殺気にも似た狼魔の眼光。隣に座っているだけの僕ですら身震いするというのに、千歳さんは全く動じる様子がない。

「…………」

「そう怖い顔をしないでくれ。たしかに私は呪術師だが、魔族嫌いの連中とは違うよ。中立の呪術師だ」

「……わかりました、すみません」

 謝罪をするシロー君は、千歳さんから一切目線を逸らさない。
 横からその様子を見ている僕は、一触即発の空気に冷や汗を流す。

「キミが私を警戒するのも無理はない。マカミ殿……キミのお父様の目に傷をつけたのは、間違いなくこの私だ。謝って済む問題ではないが、この場で謝罪をさせてほしい。すまなかった」

 シロー君に向けて、深々と頭を下げる千歳さん。
 僕は、その様子を黙って見守るしかなかった。

「……イイっス。そもそも、親父の目が潰されてたのは、オレが生まれる前の戦争中の話っスから。あんたも色々と大変だったんでしょうし……」

「そう言ってもらえると助かる」

 思うところはあるだろうけど、ふたりとも今はお互いを受け入れるということでよさそうだ。

 一安心した一方で、疑問も湧き上がる。

(魔界の戦争に参加していたこと、否定しないんだな……)

 150年以上前にあった魔界の戦争に千歳さんが関わっていたとしたら、間違いなく年齢は100歳を超えている。どういうことなのか気になるけど、今は時間がない。

「……すまないね、トーヤ君。気になるんだろ? あとで話すよ」

「あ、あぁ……いえ、無理に話すことは……」

 僕の顔を見ながら、千歳さんが苦笑いする。
 特別な事情があるのはわかった。
 なんにせよ、今は後回しにするしかない。

「それともうひとつ。トーヤ君と別行動中、ここに来る前にシロー君のお父様と話をしてきた。リモートだったけどね。息子のキミに伝言してほしいと頼まれた」

 千歳さんの言葉を聞いて、シロー君の表情が険しくなる。

「親父は、なんて言ってましたか?」

「……『恥をかくなよ』だそうだ。キミを一人前の戦士として認めているんだろうな。人間に関わるな、とは言っていなかったよ」

「そうっスか。相変わらず、自分じゃ何もしないんスか」

「キミのお父様は賢明だ。難しい立場の中、できることをしてくれているよ」

「そうだといいんスけどね。オレ、みんなの様子を見てくるんで……」

「あぁ、わかった。準備が終わり次第、声をかけるよ」

 不満な様子で去っていくシロー君の背中を見送りながら、千歳さんに質問する。

「彼の父親って、どんな方なんですか?」

「国定魔術師だ」

「……えぇっ!?」
 
 つまりシロー君は、ティセと同じように国に認められた魔術師の家系。
 膨大な魔力を持っているのも不思議ではない。

「『剣狼のマカミ』って呼ばれていてね。昔、魔界の戦争で戦ったことがある。単純な戦闘において、間違いなく現代最強の魔術師だ」

「ティセよりも強いんですか……」

「状況によるな。少なくとも、今の私じゃ勝てない」

「そんな魔術師に傷をつけた千歳さんって、すごいのでは?」

「へへへ、そんなに褒めるなよー。おばさん、照れちゃうじゃん」

 けらけらと笑う千歳さんは、ポケットからタバコを取り出して火を着ける。
 少しの間を置いて、僕に聞いてくる。

「……で、私に聞きたいことがあるんじゃないの?」

 魔界の戦争。
 人魚の肉。

 聞きたいことは山ほどあるけど――

「そうですね。でも、今はいいです」

「どうして?」

「今まで僕に話さなかったのは、千歳さんが話したくないからなんだと思って。だから、いつでもいいです。千歳さんの気が向いたときに聞かせてください」

「……キミは本当に優しいな。ありがとう」

 紫煙を吐き出しながら笑う千歳さん。

 誰にだって、聞かれたくないことや思い出したくないことはある。
 いつか機会があったら話してくれればいいし、その「いつか」が無くてもいい。
 
(魔界の戦争、か……)

 僕の知らない歴史の一幕。
 魔族が人間世界に移住するきっかけとなった出来事でもある。
 
 戦争がもたらしたものは、異種族の共存だけではない。
 150年という月日が流れても、元通りにならないものもあるのだろう。



 ……………



「子供たちの安全を確保する準備ができた。ここからは、シロー君の言っていた宗教組織とコンタクトをとる。役割分担は、さっき説明したとおりだ」

 薄暗い廃ビルの会議室に千歳さんの声が響く。
 会議室に集まったのは、僕と金井さん、そしてシロー君とカノンさん。

「あたしと金井のおにーさんがココに残って、せんせーたちが宗教施設に行くんだよね?」

「そうだ。悪いが、留守番を頼むよ」

「りょーかいです! あたしに任せてー」

 カノンさんは、両手でピースサインを作って満面の笑みを浮かべる。
  
 金井さんとカノンさんは、この廃ビルに残って子供たちの保護を担当する。
 このふたりの魔術は「守ること」に特化している。
 実際、兄弟子にはガーユスとの戦いで命を救われたこともあった。

 そして、カノンさんの役割はかなり重要だ。
 彼女には、このビル全体に「認識阻害の魔術」を展開してもらう。

 子供たちが大人に見つからずに廃ビルに潜伏できていたのは、カノンさんが魔術で結界を作っていたおかげだったのだ。

(ティセに弟子入りしたら、すごい魔術師になるかも……)

 驚くことに、彼女はこの若さでティセと同じレベルの認識阻害魔術を扱える。
 魔術の才能があるとは思っていたけど、正直予想を超えていた。
 もしかしたら由緒正しい魔族の血筋なのかもしれない。

「私とトーヤ君、それとシロー君で宗教施設に向かう」

 正直、心許ない人数だ。
 しかし、それでも動かなくてはいけない理由ができてしまった。

 先程、千歳さんが持っている公安のツテから「自分の子供が行方不明になっている状況で、その親の大半が山奥にある宗教施設に集まっている」という情報が入ったばかり。

 自分の子供が行方不明になっている状況で、集団で移動するなんて不自然極まりない。僕たちの予想を超えた事態が起きていると考えるべきだろう。

「宗教施設の正確な位置は今調べているが、時間を無駄にしないためにシロー君の嗅覚を頼らせてもらうことにした」

 狼魔族の持つ特別な嗅覚は、単純な匂いだけではなく、魔力や呪力などの異能の力を辿ることもできるという。シロー君が持っていた紅い錠剤を元に、宗教施設の場所を特定することになった。

「オレを頼ってもらえるのは嬉しいっスけど、長距離の嗅覚探知はあんまりやったことがないんスよね……」

「おやぁ? 自信がないの? キミのお父様はやれるだろうけどなー……」

「……できないとは言ってないっスけど?」

「お、そうかぁ。じゃあ、よろしく頼んだ!」

 さすがは千歳さん。
 若者の扱い方が上手い。

「……で、トーヤ君の使い魔には空から目視で施設の場所を特定してもらう」

「わかりました。それと、ティスタ先生にも連絡を入れてあります。今夜中の合流は無理かもしれないそうですが……」

「わかった。まぁ、状況的に難しそうだな……」

「……?」

 ティセがこちらに向かえない理由を知っている様子だけど、今話さないのは説明の必要がないのだろう。

 行動開始。
 3人で車に乗り込んで、目的地の宗教施設に向かった。
   


スタンプを贈って作者を応援しよう!

次のエピソードへ進む 24.宗教施設潜入②


みんなのリアクション



おすすめ作品を読み込み中です…




 炊き出しを食べる子供たちの表情には、少しだけ明るさが戻っていた。
 家を出てから食事ができない子もいたらしい。
 さぞかし辛かったことだろう。
 シロー君やカノンさんは、自分の小遣いを使って避難していた子供のために食べ物の買い出しをしてくれていたらしいが、それでも食糧はまったく足りていなかったという。
「ふたりとも、そこまでしてくれていたんだね。キミたちに返すお金は、あとで僕がちゃんと用意するから安心して。本当にありがとう」
「別にイイっスよ。こうやって助けに来てくれたんスから」
 照れ臭そうに笑うシロー君。
 自分よりも年下の男の子が、自分で考え、自分で行動をしているだけでも大変驚きだけど、それに加えてとにかく謙虚。年齢不相応の冷静さと器の大きさを併せ持っている。彼のご両親は、さぞかし立派で優しい方なのだろう。
「僕も腹ごしらえも済ませたし、そろそろ行動開始するよ。今夜は長くなると思うけど、もう少しだけ我慢してほしい。シロー君は、このビルに残ってみんなのことを見守っていてあげてほしい。頼めるかな」
「……そのことなんスけど、オレもトーヤさんと一緒に行動してイイっスか。ここまで首を突っ込んだ以上、見て見ぬふりはできないっス」
「それは……うーん……」
 危険かもしれないので、未成年の子供と一緒に行動するのは避けたい。
 しかし、人手が足りていないのも事実。
 どうしたものかと考えていると―― 
「いいんじゃないか」
「千歳さん……」
 話を聞いていた千歳さんが、僕たちに近付いてくる。
(そういえば、シロー君は呪術師が苦手だって言ってたっけ……)
 こちらに向かって歩いてくる千歳さんに向けて、シロー君は鋭い視線を向ける。
 夜の闇の中で金に光る瞳は、まるで獲物を目の前にしているかのように感じる。
 僕と話しているときの人懐っこい印象がウソのようだった。
「……いいね。さすがは狼魔族、マカミ殿の息子だ」
 魔力とは違う、殺気にも似た狼魔の眼光。隣に座っているだけの僕ですら身震いするというのに、千歳さんは全く動じる様子がない。
「…………」
「そう怖い顔をしないでくれ。たしかに私は呪術師だが、魔族嫌いの連中とは違うよ。中立の呪術師だ」
「……わかりました、すみません」
 謝罪をするシロー君は、千歳さんから一切目線を逸らさない。
 横からその様子を見ている僕は、一触即発の空気に冷や汗を流す。
「キミが私を警戒するのも無理はない。マカミ殿……キミのお父様の目に傷をつけたのは、間違いなくこの私だ。謝って済む問題ではないが、この場で謝罪をさせてほしい。すまなかった」
 シロー君に向けて、深々と頭を下げる千歳さん。
 僕は、その様子を黙って見守るしかなかった。
「……イイっス。そもそも、親父の目が潰されてたのは、オレが生まれる前の戦争中の話っスから。あんたも色々と大変だったんでしょうし……」
「そう言ってもらえると助かる」
 思うところはあるだろうけど、ふたりとも今はお互いを受け入れるということでよさそうだ。
 一安心した一方で、疑問も湧き上がる。
(魔界の戦争に参加していたこと、否定しないんだな……)
 150年以上前にあった魔界の戦争に千歳さんが関わっていたとしたら、間違いなく年齢は100歳を超えている。どういうことなのか気になるけど、今は時間がない。
「……すまないね、トーヤ君。気になるんだろ? あとで話すよ」
「あ、あぁ……いえ、無理に話すことは……」
 僕の顔を見ながら、千歳さんが苦笑いする。
 特別な事情があるのはわかった。
 なんにせよ、今は後回しにするしかない。
「それともうひとつ。トーヤ君と別行動中、ここに来る前にシロー君のお父様と話をしてきた。リモートだったけどね。息子のキミに伝言してほしいと頼まれた」
 千歳さんの言葉を聞いて、シロー君の表情が険しくなる。
「親父は、なんて言ってましたか?」
「……『恥をかくなよ』だそうだ。キミを一人前の戦士として認めているんだろうな。人間に関わるな、とは言っていなかったよ」
「そうっスか。相変わらず、自分じゃ何もしないんスか」
「キミのお父様は賢明だ。難しい立場の中、できることをしてくれているよ」
「そうだといいんスけどね。オレ、みんなの様子を見てくるんで……」
「あぁ、わかった。準備が終わり次第、声をかけるよ」
 不満な様子で去っていくシロー君の背中を見送りながら、千歳さんに質問する。
「彼の父親って、どんな方なんですか?」
「国定魔術師だ」
「……えぇっ!?」
 つまりシロー君は、ティセと同じように国に認められた魔術師の家系。
 膨大な魔力を持っているのも不思議ではない。
「『剣狼のマカミ』って呼ばれていてね。昔、魔界の戦争で戦ったことがある。単純な戦闘において、間違いなく現代最強の魔術師だ」
「ティセよりも強いんですか……」
「状況によるな。少なくとも、今の私じゃ勝てない」
「そんな魔術師に傷をつけた千歳さんって、すごいのでは?」
「へへへ、そんなに褒めるなよー。おばさん、照れちゃうじゃん」
 けらけらと笑う千歳さんは、ポケットからタバコを取り出して火を着ける。
 少しの間を置いて、僕に聞いてくる。
「……で、私に聞きたいことがあるんじゃないの?」
 魔界の戦争。
 人魚の肉。
 聞きたいことは山ほどあるけど――
「そうですね。でも、今はいいです」
「どうして?」
「今まで僕に話さなかったのは、千歳さんが話したくないからなんだと思って。だから、いつでもいいです。千歳さんの気が向いたときに聞かせてください」
「……キミは本当に優しいな。ありがとう」
 紫煙を吐き出しながら笑う千歳さん。
 誰にだって、聞かれたくないことや思い出したくないことはある。
 いつか機会があったら話してくれればいいし、その「いつか」が無くてもいい。
(魔界の戦争、か……)
 僕の知らない歴史の一幕。
 魔族が人間世界に移住するきっかけとなった出来事でもある。
 戦争がもたらしたものは、異種族の共存だけではない。
 150年という月日が流れても、元通りにならないものもあるのだろう。
 ……………
「子供たちの安全を確保する準備ができた。ここからは、シロー君の言っていた宗教組織とコンタクトをとる。役割分担は、さっき説明したとおりだ」
 薄暗い廃ビルの会議室に千歳さんの声が響く。
 会議室に集まったのは、僕と金井さん、そしてシロー君とカノンさん。
「あたしと金井のおにーさんがココに残って、せんせーたちが宗教施設に行くんだよね?」
「そうだ。悪いが、留守番を頼むよ」
「りょーかいです! あたしに任せてー」
 カノンさんは、両手でピースサインを作って満面の笑みを浮かべる。
 金井さんとカノンさんは、この廃ビルに残って子供たちの保護を担当する。
 このふたりの魔術は「守ること」に特化している。
 実際、兄弟子にはガーユスとの戦いで命を救われたこともあった。
 そして、カノンさんの役割はかなり重要だ。
 彼女には、このビル全体に「認識阻害の魔術」を展開してもらう。
 子供たちが大人に見つからずに廃ビルに潜伏できていたのは、カノンさんが魔術で結界を作っていたおかげだったのだ。
(ティセに弟子入りしたら、すごい魔術師になるかも……)
 驚くことに、彼女はこの若さでティセと同じレベルの認識阻害魔術を扱える。
 魔術の才能があるとは思っていたけど、正直予想を超えていた。
 もしかしたら由緒正しい魔族の血筋なのかもしれない。
「私とトーヤ君、それとシロー君で宗教施設に向かう」
 正直、心許ない人数だ。
 しかし、それでも動かなくてはいけない理由ができてしまった。
 先程、千歳さんが持っている公安のツテから「自分の子供が行方不明になっている状況で、その親の大半が山奥にある宗教施設に集まっている」という情報が入ったばかり。
 自分の子供が行方不明になっている状況で、集団で移動するなんて不自然極まりない。僕たちの予想を超えた事態が起きていると考えるべきだろう。
「宗教施設の正確な位置は今調べているが、時間を無駄にしないためにシロー君の嗅覚を頼らせてもらうことにした」
 狼魔族の持つ特別な嗅覚は、単純な匂いだけではなく、魔力や呪力などの異能の力を辿ることもできるという。シロー君が持っていた紅い錠剤を元に、宗教施設の場所を特定することになった。
「オレを頼ってもらえるのは嬉しいっスけど、長距離の嗅覚探知はあんまりやったことがないんスよね……」
「おやぁ? 自信がないの? キミのお父様はやれるだろうけどなー……」
「……できないとは言ってないっスけど?」
「お、そうかぁ。じゃあ、よろしく頼んだ!」
 さすがは千歳さん。
 若者の扱い方が上手い。
「……で、トーヤ君の使い魔には空から目視で施設の場所を特定してもらう」
「わかりました。それと、ティスタ先生にも連絡を入れてあります。今夜中の合流は無理かもしれないそうですが……」
「わかった。まぁ、状況的に難しそうだな……」
「……?」
 ティセがこちらに向かえない理由を知っている様子だけど、今話さないのは説明の必要がないのだろう。
 行動開始。
 3人で車に乗り込んで、目的地の宗教施設に向かった。