アニオリをこれは許してはいけない
ー/ー 深夜アニメと言われたらみなさんは何を思うだろうか?
オタク?
なろう小説のアニメ化?
萌え?
その3択が多いだろう。確かにその要素が強くある作品もたくさんある。深夜アニメにあるのは原作者および関係者の魂だ。それは深夜アニメに限らない。もちろん、キッズアニメもそうだしドラマ、バラエティなどもそうだろう。
原作ガン無視の映像化はこれを許してはいけない。特に実写化。
そんなことを考えながら通勤するのは私だ。
「今から乗り換えまで35分あるな」
乗り換えを3度して職場の最寄り駅につく。1回電車に乗れば各30分は電車に乗る。つまり、電車に乗っている間に深夜アニメをだいたい3話分も見ることができる。
その後、カフェでアイスカフェモカを飲みつつ4話目を見終えてから会社でバリバリ働き出す。帰りも同じことをするので8話は1日に見るのだ。残り4話は夜にネットサーフィンをしながら大画面のチューナーレステレビで見る。だから1日でワンクールのアニメを見終える。
「さて、どのアニメを見ようか……」
アプリを開いてマイリストを開いた。1番上にあるのは『異世界を転々としてるうちに地球が滅びました』だ。
これは名作だ。このアニメは1話ごとに世界が変わるが、ひとつひとつの世界の設定の作り込みがエグい。それこそ、その設定だけで1クールのアニメができると言われてるほどだ。残念なことに原作者が過労で亡くなって未完結で終わってしまった。アニメの2期の最終話が公式の最終話扱いされている。
「今日の気分には少し重いな」
今日の気分は何も考えないで見れる日常ほのぼの系がいい。いわゆる萌えアニメだ。
「ふむ」
頭の中で日常系萌えアニメを考えた。
「あれは……だめだ、日常ゆるふわに見えるアニメだがクソ鬱展開、胸糞展開が中盤以降押しかけてきて脱落者続出した作品だ」
あとは……2期まで見て3期以降まだ見ていない作品がある。確か……これは来年の夏アニメに6期が放送予定のはずだ。放送予定というものはよく狂うものだということを忘れてはいけない。予習がてら3期から5期までをゆるりと見るのもいいものだ。
『ひなたぼっこ』
これは日向家の日常をゆるゆると描かれてるマンガ原作のアニメだ。原作は古くガラケー全盛期の頃のマンガだ。6期目では主人公たちがガラケーからスマホに移行するかの予想でSNSが盛り上がっている。
「ひなたぼっこの3期にするか」
アプリでひなたぼっこを検索した。これはナンバリングタイトルではなく、1期は『ひなたぼっこ』2期は『おはよう』3期は『こんにちは』とあいさつでナンバリングされている。ちなみに4期は『こんばんは』、5期が『ぐっもん』というナンバリングだ。6期は事前情報だと『ぬーん』だ。
ひなたぼっこの3期には賛否両論のレビューを聞く。他者のレビューは作品を見終えてから自身の評価と重ねて世間と自身のズレを確認する。
それが私のオタク道だ。
目の前に電車が止まった。私の会社はフレックス制度を導入している。10時30分からの勤務で残業を除いて最後の最後に帰れるよう計算して働いている。
通勤の時間含めると8時30分の電車に乗る。今日は5分遅延して電車がついた。おそらく、始発駅付近の強風の影響だろう。
この時間は電車も人は多いが確率として80%は座れる。
優先座席は優先されるべき人が座るべきだ。座ってアニメを見るオタクは優先される人ではない。高齢者や妊婦、体のどこかに障害を持ってる人たちだ。難しい話だが精神障害は脳の病気も含まれるので身体障害の一種というのが私の独自の解釈だ。
私は寝る前に必ずSNSを見る。かつて、ヘルプマークは身体障害者と精神障害者で区別して色分けをすべきだ論争が起きた。
「そういえば……ひなたぼっこの3期の話を持ち出してその論争をしている人がいたな」
その論争は収束することなく、気がつけば他の論争になった。
「しかし、ひなたぼっことヘルプマーク……か」
思わずぼそっとつぶやいた。
「でゅふ、でゅふ。お兄さん、ひなたぼっこの3期をみるでごぜぇやすか?」
電車の横の席のいかにもオタクな風貌の大学生に急に声をかけられた。
「えぇ、まぁ」
私の返事を聞いたあと、大学生は横でイヤホンをして60年代のロボットアニメを見始めた。
「私も見始めるか」
この駅では快速待ちをするため待ち時間が長い。ひなたぼっこの3期を見始めた。1期2期と同じフレーズの注意書きを長女が読み上げ、次女と三女が同意する。ここまでは始まり方が同じだが、どこか……変だ。1期2期と雰囲気がどこか違う。
オタク的な解釈だが、背景やキャラクターなどが言われてみたら違うなというレベルの変化がある作品もある。このひなたぼっこ3期は明確に違う点があった。キャラデザが原作マンガとは雰囲気が全然違うことになっていた。
「ふむ、こういうところが炎上の原因か……?」
道中、横に座っていたオタク大学生は電車から降りたが、私はひなたぼっこの3期1話を見終えた。
イラスト以外は大きな変化はないような気がする。
「これだけで……?」
2話のOPが始まった。1期2話は電波曲丸出しの出だしだった。3期のOPはガンガンにJ-POP寄りになっている。
1度停止して評価を星4にした。2話がどんどん進んでいく。1期2期になかったシリアスな展開が満載だった。
「ひなたぼっこに望んいるのはこんなシリアス展開じゃない……」
私は何かを忘れている気がする。2話の最後はお隣さんが引っ越してきたところで終わった。3話の次回予告で三女が『お隣さんにあいさつすべき』かどうか問いかけてきたところで終わった。
ワクワクする展開ではない。ただ、この3姉妹が心配になる。
3話が始まった。今回は三女がこのアニメは日常ものであることを強調している。そして、お隣さんが現れた。
メガネをしている丸坊主の小学生だ。そして、なぜか、日向家にあがり、組長というあだ名がついているサッカー部のレギュラーキャラとケンカしている。
そのまま3話は終わった。モヤモヤする。これは日向家ではなく『お隣さんvs組長』ではないか……。
あまりにひどい、作画崩壊こそないものの、ひなたぼっこらしさが1ミリもない。
4話は軌道修正してくれて……。4話はお隣さんがタイトルコールをしている。そして、5話は組長、6話からはタイトルコールすらなく永遠とお隣さんと組長がケンカしている。
気がつけば3期全て見終えた。結局オチはお隣さんは3姉妹にガチ恋していて全員といい雰囲気の組長に嫉妬していた。そして、順番に告白してお隣さんがふられるという終わりだった。
ひなたぼっこに求めていたものはこういうものではない。ゆるゆる日常ものだ。
そして、4期が自動再生され始めた。
4期が始まるなり、メインキャラが謝罪会見をはじめた。
「『こんにちは』はパラレルワールドと思って、『うるせぇー本編始まるぞー』」
三女が真面目に謝罪しているとこに次女が三女を蹴飛ばして長女に怒られるシーンになった。この4期からすで10年以上経っている。4期の頃は1期から3期の次女役の声優は出産直後で産休シーズンだったので代理役の声優だか、違和感なく4期で次女らしさを取り戻して安心した。
調べてみれば3期は12話すべてアニオリだったのだ。
「お客さん、終点ですよ」
私は現実で電車の車掌さんに話しかけられた。
ここは……?
他都道府県!?
その前に仕事は!?
急いで電話をかけた。電話したきたのが私だとわかるなり社長に取り次がれた。
「電車でアニメを見ていまして……」
「キミ、その理由で無断欠勤何回目?」
オタク?
なろう小説のアニメ化?
萌え?
その3択が多いだろう。確かにその要素が強くある作品もたくさんある。深夜アニメにあるのは原作者および関係者の魂だ。それは深夜アニメに限らない。もちろん、キッズアニメもそうだしドラマ、バラエティなどもそうだろう。
原作ガン無視の映像化はこれを許してはいけない。特に実写化。
そんなことを考えながら通勤するのは私だ。
「今から乗り換えまで35分あるな」
乗り換えを3度して職場の最寄り駅につく。1回電車に乗れば各30分は電車に乗る。つまり、電車に乗っている間に深夜アニメをだいたい3話分も見ることができる。
その後、カフェでアイスカフェモカを飲みつつ4話目を見終えてから会社でバリバリ働き出す。帰りも同じことをするので8話は1日に見るのだ。残り4話は夜にネットサーフィンをしながら大画面のチューナーレステレビで見る。だから1日でワンクールのアニメを見終える。
「さて、どのアニメを見ようか……」
アプリを開いてマイリストを開いた。1番上にあるのは『異世界を転々としてるうちに地球が滅びました』だ。
これは名作だ。このアニメは1話ごとに世界が変わるが、ひとつひとつの世界の設定の作り込みがエグい。それこそ、その設定だけで1クールのアニメができると言われてるほどだ。残念なことに原作者が過労で亡くなって未完結で終わってしまった。アニメの2期の最終話が公式の最終話扱いされている。
「今日の気分には少し重いな」
今日の気分は何も考えないで見れる日常ほのぼの系がいい。いわゆる萌えアニメだ。
「ふむ」
頭の中で日常系萌えアニメを考えた。
「あれは……だめだ、日常ゆるふわに見えるアニメだがクソ鬱展開、胸糞展開が中盤以降押しかけてきて脱落者続出した作品だ」
あとは……2期まで見て3期以降まだ見ていない作品がある。確か……これは来年の夏アニメに6期が放送予定のはずだ。放送予定というものはよく狂うものだということを忘れてはいけない。予習がてら3期から5期までをゆるりと見るのもいいものだ。
『ひなたぼっこ』
これは日向家の日常をゆるゆると描かれてるマンガ原作のアニメだ。原作は古くガラケー全盛期の頃のマンガだ。6期目では主人公たちがガラケーからスマホに移行するかの予想でSNSが盛り上がっている。
「ひなたぼっこの3期にするか」
アプリでひなたぼっこを検索した。これはナンバリングタイトルではなく、1期は『ひなたぼっこ』2期は『おはよう』3期は『こんにちは』とあいさつでナンバリングされている。ちなみに4期は『こんばんは』、5期が『ぐっもん』というナンバリングだ。6期は事前情報だと『ぬーん』だ。
ひなたぼっこの3期には賛否両論のレビューを聞く。他者のレビューは作品を見終えてから自身の評価と重ねて世間と自身のズレを確認する。
それが私のオタク道だ。
目の前に電車が止まった。私の会社はフレックス制度を導入している。10時30分からの勤務で残業を除いて最後の最後に帰れるよう計算して働いている。
通勤の時間含めると8時30分の電車に乗る。今日は5分遅延して電車がついた。おそらく、始発駅付近の強風の影響だろう。
この時間は電車も人は多いが確率として80%は座れる。
優先座席は優先されるべき人が座るべきだ。座ってアニメを見るオタクは優先される人ではない。高齢者や妊婦、体のどこかに障害を持ってる人たちだ。難しい話だが精神障害は脳の病気も含まれるので身体障害の一種というのが私の独自の解釈だ。
私は寝る前に必ずSNSを見る。かつて、ヘルプマークは身体障害者と精神障害者で区別して色分けをすべきだ論争が起きた。
「そういえば……ひなたぼっこの3期の話を持ち出してその論争をしている人がいたな」
その論争は収束することなく、気がつけば他の論争になった。
「しかし、ひなたぼっことヘルプマーク……か」
思わずぼそっとつぶやいた。
「でゅふ、でゅふ。お兄さん、ひなたぼっこの3期をみるでごぜぇやすか?」
電車の横の席のいかにもオタクな風貌の大学生に急に声をかけられた。
「えぇ、まぁ」
私の返事を聞いたあと、大学生は横でイヤホンをして60年代のロボットアニメを見始めた。
「私も見始めるか」
この駅では快速待ちをするため待ち時間が長い。ひなたぼっこの3期を見始めた。1期2期と同じフレーズの注意書きを長女が読み上げ、次女と三女が同意する。ここまでは始まり方が同じだが、どこか……変だ。1期2期と雰囲気がどこか違う。
オタク的な解釈だが、背景やキャラクターなどが言われてみたら違うなというレベルの変化がある作品もある。このひなたぼっこ3期は明確に違う点があった。キャラデザが原作マンガとは雰囲気が全然違うことになっていた。
「ふむ、こういうところが炎上の原因か……?」
道中、横に座っていたオタク大学生は電車から降りたが、私はひなたぼっこの3期1話を見終えた。
イラスト以外は大きな変化はないような気がする。
「これだけで……?」
2話のOPが始まった。1期2話は電波曲丸出しの出だしだった。3期のOPはガンガンにJ-POP寄りになっている。
1度停止して評価を星4にした。2話がどんどん進んでいく。1期2期になかったシリアスな展開が満載だった。
「ひなたぼっこに望んいるのはこんなシリアス展開じゃない……」
私は何かを忘れている気がする。2話の最後はお隣さんが引っ越してきたところで終わった。3話の次回予告で三女が『お隣さんにあいさつすべき』かどうか問いかけてきたところで終わった。
ワクワクする展開ではない。ただ、この3姉妹が心配になる。
3話が始まった。今回は三女がこのアニメは日常ものであることを強調している。そして、お隣さんが現れた。
メガネをしている丸坊主の小学生だ。そして、なぜか、日向家にあがり、組長というあだ名がついているサッカー部のレギュラーキャラとケンカしている。
そのまま3話は終わった。モヤモヤする。これは日向家ではなく『お隣さんvs組長』ではないか……。
あまりにひどい、作画崩壊こそないものの、ひなたぼっこらしさが1ミリもない。
4話は軌道修正してくれて……。4話はお隣さんがタイトルコールをしている。そして、5話は組長、6話からはタイトルコールすらなく永遠とお隣さんと組長がケンカしている。
気がつけば3期全て見終えた。結局オチはお隣さんは3姉妹にガチ恋していて全員といい雰囲気の組長に嫉妬していた。そして、順番に告白してお隣さんがふられるという終わりだった。
ひなたぼっこに求めていたものはこういうものではない。ゆるゆる日常ものだ。
そして、4期が自動再生され始めた。
4期が始まるなり、メインキャラが謝罪会見をはじめた。
「『こんにちは』はパラレルワールドと思って、『うるせぇー本編始まるぞー』」
三女が真面目に謝罪しているとこに次女が三女を蹴飛ばして長女に怒られるシーンになった。この4期からすで10年以上経っている。4期の頃は1期から3期の次女役の声優は出産直後で産休シーズンだったので代理役の声優だか、違和感なく4期で次女らしさを取り戻して安心した。
調べてみれば3期は12話すべてアニオリだったのだ。
「お客さん、終点ですよ」
私は現実で電車の車掌さんに話しかけられた。
ここは……?
他都道府県!?
その前に仕事は!?
急いで電話をかけた。電話したきたのが私だとわかるなり社長に取り次がれた。
「電車でアニメを見ていまして……」
「キミ、その理由で無断欠勤何回目?」
みんなのリアクション
まだリアクションはありません。最初の一歩を踏み出しましょう!
深夜アニメと言われたらみなさんは何を思うだろうか?
オタク?
なろう小説のアニメ化?
萌え?
なろう小説のアニメ化?
萌え?
その3択が多いだろう。確かにその要素が強くある作品もたくさんある。深夜アニメにあるのは原作者および関係者の魂だ。それは深夜アニメに限らない。もちろん、キッズアニメもそうだしドラマ、バラエティなどもそうだろう。
原作ガン無視の映像化はこれを許してはいけない。特に実写化。
そんなことを考えながら通勤するのは私だ。
「今から乗り換えまで35分あるな」
乗り換えを3度して職場の最寄り駅につく。1回電車に乗れば各30分は電車に乗る。つまり、電車に乗っている間に深夜アニメをだいたい3話分も見ることができる。
その後、カフェでアイスカフェモカを飲みつつ4話目を見終えてから会社でバリバリ働き出す。帰りも同じことをするので8話は1日に見るのだ。残り4話は夜にネットサーフィンをしながら大画面のチューナーレステレビで見る。だから1日でワンクールのアニメを見終える。
「さて、どのアニメを見ようか……」
アプリを開いてマイリストを開いた。1番上にあるのは『異世界を転々としてるうちに地球が滅びました』だ。
これは名作だ。このアニメは1話ごとに世界が変わるが、ひとつひとつの世界の設定の作り込みがエグい。それこそ、その設定だけで1クールのアニメができると言われてるほどだ。残念なことに原作者が過労で亡くなって未完結で終わってしまった。アニメの2期の最終話が公式の最終話扱いされている。
「今日の気分には少し重いな」
今日の気分は何も考えないで見れる日常ほのぼの系がいい。いわゆる萌えアニメだ。
「ふむ」
頭の中で日常系萌えアニメを考えた。
「あれは……だめだ、日常ゆるふわに見えるアニメだがクソ鬱展開、胸糞展開が中盤以降押しかけてきて脱落者続出した作品だ」
あとは……2期まで見て3期以降まだ見ていない作品がある。確か……これは来年の夏アニメに6期が放送予定のはずだ。放送予定というものはよく狂うものだということを忘れてはいけない。予習がてら3期から5期までをゆるりと見るのもいいものだ。
『ひなたぼっこ』
これは日向家の日常をゆるゆると描かれてるマンガ原作のアニメだ。原作は古くガラケー全盛期の頃のマンガだ。6期目では主人公たちがガラケーからスマホに移行するかの予想でSNSが盛り上がっている。
「ひなたぼっこの3期にするか」
アプリでひなたぼっこを検索した。これはナンバリングタイトルではなく、1期は『ひなたぼっこ』2期は『おはよう』3期は『こんにちは』とあいさつでナンバリングされている。ちなみに4期は『こんばんは』、5期が『ぐっもん』というナンバリングだ。6期は事前情報だと『ぬーん』だ。
ひなたぼっこの3期には賛否両論のレビューを聞く。他者のレビューは作品を見終えてから自身の評価と重ねて世間と自身のズレを確認する。
それが私のオタク道だ。
目の前に電車が止まった。私の会社はフレックス制度を導入している。10時30分からの勤務で残業を除いて最後の最後に帰れるよう計算して働いている。
通勤の時間含めると8時30分の電車に乗る。今日は5分遅延して電車がついた。おそらく、始発駅付近の強風の影響だろう。
この時間は電車も人は多いが確率として80%は座れる。
優先座席は優先されるべき人が座るべきだ。座ってアニメを見るオタクは優先される人ではない。高齢者や妊婦、体のどこかに障害を持ってる人たちだ。難しい話だが精神障害は脳の病気も含まれるので身体障害の一種というのが私の独自の解釈だ。
私は寝る前に必ずSNSを見る。かつて、ヘルプマークは身体障害者と精神障害者で区別して色分けをすべきだ論争が起きた。
「そういえば……ひなたぼっこの3期の話を持ち出してその論争をしている人がいたな」
その論争は収束することなく、気がつけば他の論争になった。
「しかし、ひなたぼっことヘルプマーク……か」
思わずぼそっとつぶやいた。
「でゅふ、でゅふ。お兄さん、ひなたぼっこの3期をみるでごぜぇやすか?」
電車の横の席のいかにもオタクな風貌の大学生に急に声をかけられた。
「えぇ、まぁ」
私の返事を聞いたあと、大学生は横でイヤホンをして60年代のロボットアニメを見始めた。
「私も見始めるか」
この駅では快速待ちをするため待ち時間が長い。ひなたぼっこの3期を見始めた。1期2期と同じフレーズの注意書きを長女が読み上げ、次女と三女が同意する。ここまでは始まり方が同じだが、どこか……変だ。1期2期と雰囲気がどこか違う。
オタク的な解釈だが、背景やキャラクターなどが言われてみたら違うなというレベルの変化がある作品もある。このひなたぼっこ3期は明確に違う点があった。キャラデザが原作マンガとは雰囲気が全然違うことになっていた。
「ふむ、こういうところが炎上の原因か……?」
道中、横に座っていたオタク大学生は電車から降りたが、私はひなたぼっこの3期1話を見終えた。
イラスト以外は大きな変化はないような気がする。
「これだけで……?」
2話のOPが始まった。1期2話は電波曲丸出しの出だしだった。3期のOPはガンガンにJ-POP寄りになっている。
1度停止して評価を星4にした。2話がどんどん進んでいく。1期2期になかったシリアスな展開が満載だった。
「ひなたぼっこに望んいるのはこんなシリアス展開じゃない……」
私は何かを忘れている気がする。2話の最後はお隣さんが引っ越してきたところで終わった。3話の次回予告で三女が『お隣さんにあいさつすべき』かどうか問いかけてきたところで終わった。
ワクワクする展開ではない。ただ、この3姉妹が心配になる。
3話が始まった。今回は三女がこのアニメは日常ものであることを強調している。そして、お隣さんが現れた。
メガネをしている丸坊主の小学生だ。そして、なぜか、日向家にあがり、組長というあだ名がついているサッカー部のレギュラーキャラとケンカしている。
そのまま3話は終わった。モヤモヤする。これは日向家ではなく『お隣さんvs組長』ではないか……。
あまりにひどい、作画崩壊こそないものの、ひなたぼっこらしさが1ミリもない。
4話は軌道修正してくれて……。4話はお隣さんがタイトルコールをしている。そして、5話は組長、6話からはタイトルコールすらなく永遠とお隣さんと組長がケンカしている。
気がつけば3期全て見終えた。結局オチはお隣さんは3姉妹にガチ恋していて全員といい雰囲気の組長に嫉妬していた。そして、順番に告白してお隣さんがふられるという終わりだった。
ひなたぼっこに求めていたものはこういうものではない。ゆるゆる日常ものだ。
そして、4期が自動再生され始めた。
4期が始まるなり、メインキャラが謝罪会見をはじめた。
「『こんにちは』はパラレルワールドと思って、『うるせぇー本編始まるぞー』」
三女が真面目に謝罪しているとこに次女が三女を蹴飛ばして長女に怒られるシーンになった。この4期からすで10年以上経っている。4期の頃は1期から3期の次女役の声優は出産直後で産休シーズンだったので代理役の声優だか、違和感なく4期で次女らしさを取り戻して安心した。
調べてみれば3期は12話すべてアニオリだったのだ。
「お客さん、終点ですよ」
私は現実で電車の車掌さんに話しかけられた。
ここは……?
他都道府県!?
その前に仕事は!?
急いで電話をかけた。電話したきたのが私だとわかるなり社長に取り次がれた。
「電車でアニメを見ていまして……」
「キミ、その理由で無断欠勤何回目?」
「キミ、その理由で無断欠勤何回目?」