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今ではない今

ー/ー





      ー*ー*ー*ー


冷めた湯に 手を入れたまま 立ち尽くす
まだ来ていない はずの記憶


      ー*ー*ー*ー




冷めた湯の入ったカップに手を浸したまま、僕は立ち尽くした。

手の感触は確かに冷たい。けれど脳裏に浮かぶのは、まだ来ていないはずの出来事の断片だった。

昨日のはずの会話が、微かに未来の匂いを帯びていて、どこか見覚えのあるはずの風景と重なる。

時計を見ても、針はいつも通りに回っている。なのに、目の前の世界は少しだけ遅れて、あるいは早すぎて、僕の感覚だけが置き去りにされている。

湯の中の手に伝わる冷たさは、現実の確かさを示す指標なのか、それとも錯覚なのか。

そのまま手を引き上げると、指先に微かな残像が残った──まだ来ていないはずの記憶の余白のように。


     ー*ー*ー*ー



*日記風雑感*

日常SF、というのがどうやら私が書こうとしてるものらしい。
らしい、とあやふやなのは、自信なくオロオロしながら書き連ねているから。
SFと、言ってしまえばそれはSF。

日々の暮らしのなかにこっそり紛れ込むSF的な「何か」で出来上がるものを日常SFと呼ぶのだろう(だろうという曖昧さ)と、今日もまた書いていく。

そういえば、ショートショートというジャンルも、今ではさらに短くなってるのでは……3000文字ですら、長い文章、という印象に。

なかなか、文字を読む時間がとれない人が増えたことと、紙媒体からスマホに読む行為が移ったせいもあるだろう。

長い文章は、疲れるの早いし。横書きなら尚更。


短歌は無理をせず、一日一首。

うっかり、一日一本ショートショート、とか数日前に思ったけど、もう挫折してる。無理は良くない……

それにしても寒い。
さて、コーヒーでも。
やけどしちゃ駄目だから、カップに手は浸さない。





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      ー*ー*ー*ー
冷めた湯に 手を入れたまま 立ち尽くす
まだ来ていない はずの記憶
      ー*ー*ー*ー
冷めた湯の入ったカップに手を浸したまま、僕は立ち尽くした。
手の感触は確かに冷たい。けれど脳裏に浮かぶのは、まだ来ていないはずの出来事の断片だった。
昨日のはずの会話が、微かに未来の匂いを帯びていて、どこか見覚えのあるはずの風景と重なる。
時計を見ても、針はいつも通りに回っている。なのに、目の前の世界は少しだけ遅れて、あるいは早すぎて、僕の感覚だけが置き去りにされている。
湯の中の手に伝わる冷たさは、現実の確かさを示す指標なのか、それとも錯覚なのか。
そのまま手を引き上げると、指先に微かな残像が残った──まだ来ていないはずの記憶の余白のように。
     ー*ー*ー*ー
*日記風雑感*
日常SF、というのがどうやら私が書こうとしてるものらしい。
らしい、とあやふやなのは、自信なくオロオロしながら書き連ねているから。
SFと、言ってしまえばそれはSF。
日々の暮らしのなかにこっそり紛れ込むSF的な「何か」で出来上がるものを日常SFと呼ぶのだろう(だろうという曖昧さ)と、今日もまた書いていく。
そういえば、ショートショートというジャンルも、今ではさらに短くなってるのでは……3000文字ですら、長い文章、という印象に。
なかなか、文字を読む時間がとれない人が増えたことと、紙媒体からスマホに読む行為が移ったせいもあるだろう。
長い文章は、疲れるの早いし。横書きなら尚更。
短歌は無理をせず、一日一首。
うっかり、一日一本ショートショート、とか数日前に思ったけど、もう挫折してる。無理は良くない……
それにしても寒い。
さて、コーヒーでも。
やけどしちゃ駄目だから、カップに手は浸さない。