第42話

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朋恵「マナ、さっき振り。やっとテストが終わったね~」

愛未「うん。今日は軽めの調整ながら体を動かすことが出来たし、e-Sports愛好会の先輩達とカラオケに行けたし、本当に楽しい一日だったな」

朋恵「明日はアタシとマナ、ヤスの三人で答え合わせだね。今回のテストだけどヤス、大丈夫だったかな」

愛未「ヤス君からはさっきLINEが来たよ。今回は順位が上がりそうだって話していたよ」

朋恵「そうだね。アタシも三人で勉強していて楽しかったもん」

愛未「それに、部長たちとカラオケも出来たからね」

朋恵「ただ、あのラップはきつかった~!」

愛未「トモが物真似したキャラやっている声優さんはライブじゃ暴れ馬だから、並大抵の事では真似出来ないよ」

朋恵「良く分かっているじゃない」

愛未「父さんがたまたまアニメや声優さんのライブを見ていたからね、自然にそうなってしまうんだよ」

朋恵「いいなぁ。私のパパなんて、たまの休日に近所のジムでトレーニングだよ。今日行ったところだけど、スポーツジムも併設されているんだよね」

愛未「そうだったね。私も通おうと思ったけど、父さんが面倒くさがって入らなかったよ」

朋恵「それなのに、妹さんはどうしてダンスをやるようになったのか不思議だよね」

愛未「それは私が小学校の頃……、だったかな。実家で倉庫の片付けをしていた時に、ビデオテープを見つけてね……」

朋恵「それでどうしたの?」

愛未「パソコンに残したんだ。そうしたら妹がハマってね、それ以来ダンスに夢中になったってわけさ」

朋恵「それで今ではローカル局で注目されるようになった、と」

愛未「うん。YouTubeを見ながら独学でダンスをやって中学校の文化祭でも評判だったからね。香澄は高校受験が終わったら新しいことを始めたいって思っているけど……、一緒になってチアは勘弁してほしいな」

朋恵「良いじゃん、姉妹一緒になってチアをやるのも」

愛未「わ、私はちょっと嫌なんだよ。妹に比べるとダンスが下手だし、それに……、上手く笑えないんだよ」

朋恵「そんなことないじゃん、マナの笑顔も素敵だよ」

愛未「と、トモにそう言われても……。そうだ! 話題を変えないか?」

朋恵「うん、いいよ」

愛未「御堂平高校って分かるか?」

朋恵「分かるよ。病院が近くにあるんだよね」

愛未「そうだね。風紀委員に居る先輩から聞いたんだけど、そこの高校にとんでもない生徒が居るそうだ」

朋恵「どんな子なのかな?」

愛未「一言で言い表すと……、失恋の傷を抉る女と言っても過言ではないだろうね。それに、私達より一つ上だ」

朋恵「ま、マジ……?」

愛未「ああ、マジだ。何やらそいつは同じ高校の男子生徒や大学に通っている男子学生を何人も……」

朋恵「……(ゴクリ)」

愛未「そういう訳だから、私達二人……、否、チア部とe-Sports愛好会の女子で彼を守らなければならなくなりそうだ」

朋恵「それに、愛未の所属している風紀委員もセットでね」

愛未「そういうことだ。しかも彼女が住んでいるところは大学の近辺だと聞いているから……」

朋恵「ひょっとしたら、ということもありそうだね。折角ヤスが立ち直ってきているのに、傷を抉ることになったら最悪だよね」

愛未「そのとおりだ。それで明日のことだけど、場所はどうする?」

朋恵「アタシのマンションでいいや。午前九時半で問題ない?」

愛未「大丈夫だね。それじゃ、おやすみ」

朋恵「おやすみ~」



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みんなのリアクション

朋恵「マナ、さっき振り。やっとテストが終わったね~」
愛未「うん。今日は軽めの調整ながら体を動かすことが出来たし、e-Sports愛好会の先輩達とカラオケに行けたし、本当に楽しい一日だったな」
朋恵「明日はアタシとマナ、ヤスの三人で答え合わせだね。今回のテストだけどヤス、大丈夫だったかな」
愛未「ヤス君からはさっきLINEが来たよ。今回は順位が上がりそうだって話していたよ」
朋恵「そうだね。アタシも三人で勉強していて楽しかったもん」
愛未「それに、部長たちとカラオケも出来たからね」
朋恵「ただ、あのラップはきつかった~!」
愛未「トモが物真似したキャラやっている声優さんはライブじゃ暴れ馬だから、並大抵の事では真似出来ないよ」
朋恵「良く分かっているじゃない」
愛未「父さんがたまたまアニメや声優さんのライブを見ていたからね、自然にそうなってしまうんだよ」
朋恵「いいなぁ。私のパパなんて、たまの休日に近所のジムでトレーニングだよ。今日行ったところだけど、スポーツジムも併設されているんだよね」
愛未「そうだったね。私も通おうと思ったけど、父さんが面倒くさがって入らなかったよ」
朋恵「それなのに、妹さんはどうしてダンスをやるようになったのか不思議だよね」
愛未「それは私が小学校の頃……、だったかな。実家で倉庫の片付けをしていた時に、ビデオテープを見つけてね……」
朋恵「それでどうしたの?」
愛未「パソコンに残したんだ。そうしたら妹がハマってね、それ以来ダンスに夢中になったってわけさ」
朋恵「それで今ではローカル局で注目されるようになった、と」
愛未「うん。YouTubeを見ながら独学でダンスをやって中学校の文化祭でも評判だったからね。香澄は高校受験が終わったら新しいことを始めたいって思っているけど……、一緒になってチアは勘弁してほしいな」
朋恵「良いじゃん、姉妹一緒になってチアをやるのも」
愛未「わ、私はちょっと嫌なんだよ。妹に比べるとダンスが下手だし、それに……、上手く笑えないんだよ」
朋恵「そんなことないじゃん、マナの笑顔も素敵だよ」
愛未「と、トモにそう言われても……。そうだ! 話題を変えないか?」
朋恵「うん、いいよ」
愛未「御堂平高校って分かるか?」
朋恵「分かるよ。病院が近くにあるんだよね」
愛未「そうだね。風紀委員に居る先輩から聞いたんだけど、そこの高校にとんでもない生徒が居るそうだ」
朋恵「どんな子なのかな?」
愛未「一言で言い表すと……、失恋の傷を抉る女と言っても過言ではないだろうね。それに、私達より一つ上だ」
朋恵「ま、マジ……?」
愛未「ああ、マジだ。何やらそいつは同じ高校の男子生徒や大学に通っている男子学生を何人も……」
朋恵「……(ゴクリ)」
愛未「そういう訳だから、私達二人……、否、チア部とe-Sports愛好会の女子で彼を守らなければならなくなりそうだ」
朋恵「それに、愛未の所属している風紀委員もセットでね」
愛未「そういうことだ。しかも彼女が住んでいるところは大学の近辺だと聞いているから……」
朋恵「ひょっとしたら、ということもありそうだね。折角ヤスが立ち直ってきているのに、傷を抉ることになったら最悪だよね」
愛未「そのとおりだ。それで明日のことだけど、場所はどうする?」
朋恵「アタシのマンションでいいや。午前九時半で問題ない?」
愛未「大丈夫だね。それじゃ、おやすみ」
朋恵「おやすみ~」